造血器悪性腫瘍

白血病、悪性リンパ腫などを造血器悪性腫瘍といい、岐阜市民病院では血液内科が治療を担当しています。当科の初回治療目的入院患者さんの80%以上(約100人)が造血器悪性腫瘍であります。白血病の入院は30~40人、悪性リンパ腫は約50人、多発性骨髄腫が10~15人です。
治療としては、日本血液学会から2013年10月に発行された「造血器腫瘍診療ガイドライン」を参考とし、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫に対しては化学療法を中心に行い、適宜放射線治療など併用します。また先進的医療をご提供するために、多施設共同臨床研究に積極的に参加し、最良の医療をご提供する努力をしています。造血幹細胞移植の適応患者に対しては、自己末梢血幹細胞移植、同種幹細胞移植(末梢血、骨髄、さい帯血)を行っています。
血液腫瘍センターとして血液内科と小児科は院内連携を密にして移植治療を行っており、薬剤部、中央検査部、輸血部、リハビリテーション科、放射線科、栄養科、口腔外科、臨床工学士、緩和ケアチーム、事務部門および移植病棟の各スタッフと協力体制を整え、、多職種合同移植カンファレンスを定期に行い、より高度な移植を安全に施行できるよう努力しています。
当科入院患者さんのうち、初回治療目的入院は60~70%、約40%が再発などによる再入院です。治癒をめざす治療とともに、再発、不応の患者に対しては、緩和ケアチームと協力し病態に応じて治療目標を治癒から共存、QOL維持、緩和などに変更しつつ、患者さんごとに最適の治療を行うことに心がけています。終末期医療においては特に、患者および家族に対する身体的および精神的援助に努めています。ホスピス、あるいは在宅医療をご希望される患者さんについては、病診・病病連携を重視しております。患者さん、ご家族が安心して療養を継続できるよう、入院の患者さんについては可能な限り退院調整会議(患者さん、ご家族、在宅担当医、訪問看護師、介護支援専門員、当院地域連携部担当者、当院担当医、当院担当看護師など参加)を開催し、各施設、病院、診療所にご紹介させていただいております。

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