中央検査部 心臓の検査

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《CK(CPK):クレアチンキナーゼ》

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骨格筋、脳、心筋などの障害で高くなります。また運動後にも上昇します。心筋梗塞の早期診断に用いられ、発症5~6時間後から上昇し、20~24時間でピークになります。急性心筋梗塞、進行性筋ジストロフィー症、甲状腺機能低下症などで高くなり、甲状腺機能亢進症などで低くなります。

《MYO:ミオグロビン》

骨格筋や心筋に存在し、筋細胞が破壊されると血中に流入します。心筋梗塞では発症1~3時間後から上昇し、7~10時間でピークになります。心筋梗塞だけでなく挫滅症候群や筋ジストロフィー、多発性筋炎などでも高くなります。

《TnT:トロポニンT》

心筋を構成する成分の一部で、心筋が破壊されることで高くなります。心筋梗塞では発症3~6時間後から上昇し、8~18時間後にピークになります。急性心筋梗塞の診断に用いられます。

《BNP:脳性ナトリウム利尿ペプチド》

主に心室でつくられ、心室負荷や心筋肥大、心筋虚血によってより多く分泌されます。うっ血性心不全や心肥大、心筋障害、慢性腎不全などで高くなります。

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