中央検査部 胆嚢の検査

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《ALP:アルカリフォスファターゼ》

肝、骨、胎盤、小腸に由来する酵素です。肝、胆道疾患、特に胆汁流出障害のある時、骨疾患、妊娠、悪性腫瘍などで高くなります。また、成長期にも高くなります。

《γ-GTP:ガンマ‐グルタミルトランスペプチダーゼ》

肝臓、腎臓、肝臓、膵臓などに含まれる酵素です。アルコール性肝障害、薬剤性肝障害、脂肪肝、肝炎、肝がん、肝硬変、胆道疾患などで高くなります。

《T-BIL:総ビリルビン D-BIL:直接ビリルビン I-BIL:間接ビリルビン》

古くなった赤血球が破壊されると間接ビリルビンが生成されます。これが肝臓で処理されると直接ビリルビンに変化し、胆汁に排泄されます。間接ビリルビンと直接ビリルビンをあわせて総ビリルビンといいます。溶血性貧血などで過剰に赤血球が破壊されると間接ビリルビンが高くなります。肝硬変などの肝細胞障害や、胆汁うっ滞などの胆汁排泄障害では直接ビリルビンが血中に流れ込むことで、直接ビリルビンが高くなります。またビリルビンは黄色い色素で、黄疸の原因になります。

《LAP:ロイシンアミノペプチダーゼ》

肝、胆道系閉塞状態を推測するのに用いられます。閉塞性黄疸などの胆道疾患で高くなります。

《CA19-9》

胆道系や膵臓がんで高くなります。良性の膵炎や肝炎、糖尿病でも高くなることがあります。

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