薬剤部 調剤・注射

調剤・注射

処方オーダリングシステム

処方オーダと検査データを利用した調剤支援システムを構築しました。その仕組みについて説明します。

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【結果】
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この検査値を利用した調剤支援システムは,平成27年5月15日に導入し、その効果を調査した。調査期間は短く、新システムはまだ不完全なところがあり改善の余地があるが、2週間の検査値に関する疑義照会が5件あり、その3件が変更されたことは、病態の変化に応じた医薬品の適正使用に関与できた大きな一歩となった。今後は、de-novo B型肝炎発症を未然に防ぎ、副作用の重篤化を回避するために、この検査値を利用した調剤支援システムをより良いものにしていきたいと考える。

錠剤自動分包機

錠剤520品目を収載し、錠剤を半錠に分割して包装する優れものです。処方オーダ情報にて自動で分包します。

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散剤監査システム

 薬袋のバーコードを読むことにより、計量する薬品を表示させます。混和する乳鉢のバーコードを読み、そのバーコードにRp情報を登録します。画面を見ながら、散剤薬瓶のバーコードを読み散剤を確認し、正確に計量します。誤差があれば調剤終了とはならないシステムです。調剤終了後、計量した散剤の重量と分包後の予測総量が印字されます。印字された紙は、分包された散剤の総量と薬剤鑑査時において確認します。

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散剤自動分包機

散剤を調剤した乳鉢のバーコードを読むことで、Rp情報を散剤自動分包機に登録します。自動的に分包され、患者名、オーダ番号、薬品名、用法が分包紙に印字されます。このシステムを導入してから、ミスはありません。

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水剤・軟膏ラベル作成システム

当院独自で作成した水剤・軟膏ラベル作成システムです。テプラを利用し、調剤する薬剤のバーコードを読むことで、薬品名、調剤日をテープに印字します。

①医薬品容器のバーコード(JANコード、GS1コードどちらでも可)を読み取ると医薬品名が表示されます。(4種類の医薬品まで対応可。)

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②軟膏容器の規格または水剤瓶のバーコードを読み取ると、テープが印刷される。

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印刷されるテープの例:①で表示させた医薬品数に応じて下記のようなテープが印刷されます。

1種類の場合

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2種類の場合

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3種類の場合

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4種類の場合

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③軟膏の場合は、印刷されたテープを軟膏容器の蓋に貼付し、水剤の場合は、処方箋に貼付します。

yaku-bumon-suizai201712-01.jpg ラベルは容器に合わせて調整できます。

軟膏に関しては、軟膏容器にテープを貼付することで、鑑査者や他の医療関係者、患者さんが調剤された軟膏を識別することができます。
日付も印字されるようになっているため、薬袋から出されてしまっても、軟膏容器を見れば調剤日が判別可能です。

バーコード認証を用いた調剤システム

平成29年1月に、バーコード認証のために計数調剤支援システムF-WAVE(図1)と画像を保存するためにPTP監査支援システムPeech(図2)を導入した。
そのため、システム導入前(以下導入前)の平成28年2月~4月とシステム導入後(以下導入後)の平成29年2月~4月の各3か月間の調剤した処方せん枚数とインシデント件数と薬剤鑑査時のヒヤリハット件数を項目別に比較検討した。その結果、医薬品間違い、規格間違い、数量間違いの項目において有意差があった。(図3)

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図1 iPod touchで薬袋のバーコードを読み、その後、錠剤シートのバーコード認証
を行うと薬品名と数量がアナウンスされる
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図2 PTP監査支援システムPeech

図3 導入前後のインシデントと
   ヒヤリハット件数

調剤進捗状況管理システム

平成25年5月20日に調剤進捗状況管理システムを導入しました。調剤室においては、以前から内服薬の調剤済みについての問い合わせが多く、その問い合わせのほとんどが、病棟名と患者名のみで処方内容の情報がないために、電子カルテで処方内容とオーダ番号を確認し処方箋を探していました。そのため、その回答に時間を多く要していました。新規導入したシステムでは、病棟名、患者名、オーダ番号、処方オーダ日時、調剤終了日時、そして処方内容が閲覧できるようになりました。
このシステム導入後、病棟からの内服薬の調剤済みの問い合わせが激減し、調剤室において、1日延べ約113分の内服薬の調剤済みの問い合わせによる労働時間が短縮でき、調剤業務の効率化ができました。処方オーダ日時、調剤終了日時がわかることで病棟からの問い合わせが、早く調剤するようにと変化しました。

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注射室部門

「注射」では入院定期注射薬オーダの患者別一施行毎の払い出しと臨時使用注射薬の払い出しを主な業務としています。
患者別かつ、一施行毎に袋詰めの作業にはユニプルと呼ばれるアンプルやバイアルを自動的に取り揃える機器を用いています。補液や冷所薬剤などのユニプルに充填出来ない薬剤は、注射棚より手作業で集めてiPod touchを用いてバーコード認証を行っています。医薬品の間違いは、ほとんどなくなりました。

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麻薬管理システム

バーコードを利用した麻薬管理システムを平成26年5月30日に導入しました。導入前は、患者の間違い、投薬日の間違いにより、麻薬帳簿を訂正することがあり、麻薬注射箋と麻薬帳簿を1枚1枚確認する事が多くありました。また、麻薬を施用入力する場合は、投与日と麻薬名を指定し、表示された患者一覧から選択し返却処理画面を表示しました。そのため、麻薬の処理に多大な時間を要していました。導入したシステムにより、麻薬施用伝票にオーダ番号のバーコードを印字することで麻薬の返却処理作業を効率化できました。

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麻薬処方箋
麻薬払出時に使用

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麻薬施用伝票
麻薬返却時に使用

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麻薬施用伝票
医事課用に使用
麻薬受払手順

①看護師が持参した麻薬注射箋を受け取り、バーコードを印字した麻薬施用伝票と麻薬を払い出します。

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②返却時は、麻薬施用伝票に使用した数量と残液等を確認の上、空アンプルと残液、未使用の麻薬を受け取ります。

③麻薬管理システムに麻薬施用伝票のバーコードを読み込むことで該当患者の返却処理画面が表示され、使用数量と残液を入力し在庫を確認します。

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導入した麻薬管理システムにおいて、バーコードの利用により、該当患者の投与日の画面が簡単に表示され、使用数量と残液を入力するのみの作業となり、業務が簡素化でき、作業時間の短縮と作業の効率化が図れました。

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