「胃癌による胃出口狭窄症に対する治療法の実態調査」について

研究の概要

胃癌により胃の出口をふさがれた患者さんでは、食物が胃から腸に流れることができず、食事をとることができません。このような状態を胃出口狭窄症と言います。胃出口狭窄症の患者さんには、食事が食べれるように胃と腸を縫い合わせて食べ物の出口を新たに造る手術(バイパス手術)と胃カメラで癌によりふさがれた通り道にステントというパイプのような器具を入れて、食べ物の通り道を広げる手術(ステント挿入術)があります。本研究は、日本胃癌学会でデータの登録事業を行っている全国の病院で、2015年1月から2015年12月までに胃癌により胃の出口をふさがれた患者さんでバイパス手術またはステント挿入術を受けた方を対象に、患者さんの状態や検査所見、治療法、合併症、治療効果、予後を調査します。

研究の目的

現在、バイパス手術およびステント術がどのような患者に行われ、どの程度の効果と安全性があるのかよく分かっていない状況です。本研究では、胃癌による胃出口狭窄症の患者さんに行われているこれらの治療の有効性、安全性及び治療予後の実情を把握するとともに、治療成績に影響を与える因子を検討することにあります。これにより、今後同じような症状を持つ患者さんに対して、より安全で効果的な治療が選択されようになり、治療成績の向上が期待されます。

本研究への参加について

本研究への参加は、患者さんの自由な意思に基づくものであり、参加されたくない場合は、データ登録を拒否して頂くことができます。その場合は、病院の担当医または下記問合せ先にご連絡ください。なお、登録を拒否されたことで、日常の診療等において患者さんが不利益を被ることは一切ございません。

調査する内容

患者さんの年齢や持病の有無・検査データと手術後の状態を調査します。患者さんの氏名・住所・生年月日など個人を特定する情報は収集しません。

対象となる患者さんの利益・不利益

この研究は、患者さんのデータをカルテなどから調べるだけですので、対象となる患者さんに利益及び不利益はありません。また、本研究で得られた病歴や検査所見などの情報は遺漏がないよう十分注意して取り扱います。

調査期間

2017年10月から2018年6月にかけて、参加病院の医師がカルテを調査します。

研究成果の発表

調査した患者さんのデータは、集団として分析し、学会や論文で発表します。また、個々の患者さんのデータを発表するときも、個人が特定されることはありません。

研究代表者

岐阜大学医学部腫瘍外科 吉田 和弘 (よしだ かずひろ)

当院における研究責任者

岐阜市民病院 外科 山田 誠(やまだ まこと)

問い合わせ先

国立病院機構熊本医療センター 治験センター 高武 嘉道 (こうたけ よしみち)
電話: 096-353-6501

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