日本内科学会 第233回東海地方会 優秀演題賞受賞者 インタビュー

平成29年10月29日に行われました、日本内科学会の第233回東海地方会 優秀演題賞に当院の研修医 上村 小雪医師、小木曽 美紀医師と下澤 諒大医師が選ばれましたのでお話しをお伺いしました。

日本内科学会HP 東海地方会 優秀演題賞受賞者一覧

http://www.naika.or.jp/meeting/tokai/tokai_yialist/tokai_yialist_archives/06233_yialist/

■ 研修医 上村 小雪医師

受賞の感想をお聞かせください。
interview20180215-01.jpg

今回初めての地方会発表でこのような賞を受賞することができ、とても嬉しく思います。
消化器内科の林秀樹先生をはじめ、消化器内科、外科など多くの先生方のお力添えのおかげと大変感謝しております。

この演題を選んだ理由を教えてください。

消化器内科のローテート中に林先生から症例発表のお話を頂き、症例ごとの背景や、それに関する文献等を検索する中で興味を持つようになり、演題として選択させて頂きました。

苦労した点を教えてください。

初めての学会発表ということもあり、データの整理や文献検索などに時間がかかりました。また、雛型を使用せず一からスライドを作成したため、学会発表時のスライドの定型に合わせていくのに苦労しました。
発表当日は予期していなかった質問があり、非常に焦ったのを覚えています。
しかし、症例に関して林先生と相談した事を思い出し、何とか答えることができました。

今後の目標などありましたら教えてください。

今後も学会発表の機会が頂ける場面があれば、今回の経験を踏まえ、よりよい発表を目指したいと思います。また、自分が気になった症例に関しては、自ら論文等で知識をつけ、いずれは主治医として学会発表や論文執筆に臨みたいと考えております。

■ 指導医 林 秀樹医師(がん診療支援部)

受賞の感想をお聞かせください。

内科学会優秀演題賞の受賞、まことにおめでとうございます。このような賞は自分自身、これまでいただいたことがありませんので、指導医としてかかわらせていただき、上村先生が受賞されたことは自分のことのようにうれしく思っています。
今回、上村先生には当科では代表的な治療手技のひとつであるラジオ波焼灼療法関連の演題で発表していただきました。このような学会発表は上村先生としては初めてということでしたので、学会発表の「いろは」を学んでもらいたいと思い、文献考察からスライド作成まで、基本的にすべて自分でやってもらう方針としました。当初は、なかなか最初のスライドができず、正直どうなることかと危惧しましたが、草稿が完成してからは、どんどんペースアップし、発表直前には「このような内容にしたい」と積極的な意見が持てるようになりました。本番の発表の時も落ち着いた話しぶりで、会場からの難しい質問にも堂々とした受け答えができて大変頼もしく感じたのを覚えています。
今後もこの賞を糧としてますます活躍されることを期待しています。

■ 研修医 小木曽 美紀医師

受賞の感想をお聞かせください。
interview20180215-02.jpg

優秀演題賞という名誉ある賞を頂き、驚いたと同時に大変嬉しく思いました。
初めての発表であり緊張もしましたが、発表までご指導してくださった腎臓内科の木村先生のおかげです。ありがとうございました。

この演題を選んだ理由を教えてください。

腎臓内科ローテーション中に担当医として紹介受診時から診させて頂いた患者さんでした。疾患は国家試験勉強では聞いたこともなく、初めてみたものであったため興味を持ちました。

苦労した点を教えてください。

症例数が少なく文献が少なかったので、集めるのが大変でした。また初めての学会発表であり、わからない事が多く、先輩先生方の過去のプレゼンがとても参考になりました。

今後の目標などありましたら教えてください。

これをきっかけに、今後も積極的に文献検索をしたり、学会発表をしたりして自分の知識・経験を増やしていきたいと思います。

■ 指導医 木村 行宏医師(第一内科部 兼 腎臓内科部)

受賞の感想をお聞かせください。

優秀演題賞受賞、おめでとうございます。
まれではありますが救急外来で遭遇する可能性のある疾患として、よくまとめていただけたかと思います。
指導医の立場としては、将来的な志望とは関係なく、発表を通じ初期臨床研修医の知識と技術の向上につなげることで、患者さんへの診療レベル向上に結び付けたいと考えています。引き続き研鑽に努めていただき、成長していくことを期待しています。

■ 研修医 下澤 諒大医師

受賞の感想をお聞かせください。
interview20180215-03.jpg

素直にうれしいです。いい症例に恵まれ、先生方に手厚くご指導頂いた結果だと思います。自分自身も発表資料を作成しながら、今までより深く本症例の疾患に関して勉強することができました。先生方のおかげでその内容をうまくまとめて発表することができたと思います。

この演題を選んだ理由を教えてください。

研修中に担当させて頂いた患者さんで、石塚先生に「珍しい症例だから発表してみたら」といわれました。自分自身もIgG4関連疾患に関して勉強する良い機会だと思い、この症例で発表させていただくことに決めました。

苦労した点を教えてください。

本症例は年齢、部位などから生検や手術が難しく、肺腫瘤自体の組織が取れなかったため、病理診断が出来ませんでした。診断基準には"病理の所見"が含まれているため、本症例は単純に診断基準に照らし合わせることが出来ず、診断に苦慮しました。最終的には他部位の病理結果や血液検査、ステロイドの反応性などを総合的に判断して、IgG4関連肺腫瘤と診断しました。また、IgG4関連肺疾患で腫瘤を形成するという報告が少なく、参考文献を集めるのも大変でした。

今後の目標などありましたら教えてください。

今回地方会で賞を頂けたことは、自分にとってとても励みになりました。今回の発表で、資料の作成から発表の仕方などいろいろな事を教えて頂きました。
今後も発表の機会はあると思うので、今回の経験を活かしていきたいと思います。

■ 指導医 竹田 具史医師
(総合内科部 兼 糖尿病・内分泌内科部 兼総合診療・リウマチ膠原病センター)

受賞の感想をお聞かせください。

日本内科学会 第233回東海地方会 優秀演題賞受賞おめでとうございます。
IgG4関連疾患という珍しい症例の中でも特に珍しい肺腫瘤を伴った症例について、素晴らしい発表を行い評価されたことを大変嬉しく思います。
医師になって初めて経験した疾患にも関わらず教科書、文献などで自主的に勉強したこともあり演題発表時のいくつかの質問に対して迷うことなく的確に回答していた姿は1年目の研修医とは思えないほど落ち着いていました。
この経験を今後の診療、研究、学会活動などに活かして頑張っていただきたいと思います。

▲ページの先頭へ


ページの先頭へ