歯科・口腔外科 お口の健康

お口の健康 (第一話:妊娠中のお口)

妊娠中のお口

乳歯の歯胚(歯の芽)は、胎生7週目頃から作られお母さんのお腹の中で完成します。
永久歯は、胎生14週目頃から歯胚が作られはじめ、出生時には石灰化が始まる歯もあるのです。
歯の形成には、蛋白質・カルシウム・ビタミンが必要です、そのため、妊娠中のバランスのとれた食事は、母体のみならず胎児の歯の形成にも大きな影響をあたえると言われています。
妊娠中は、ホルモンバランスの変化や、つわりによる歯口清掃の怠りなどにより、口腔内を清潔に保つ事が困難となることが原因で、歯肉に炎症をおこしやすい状態になると言われています。そのため、普段以上に口腔内を清潔にするようにこころがけ、歯肉炎の予防の努めることが大切です。
妊娠中の歯科治療は、安定期(16週~28週)に処置を完了する事が望ましいと言われています。しかし、歯科治療の内容によっては、薬物の使用やX線撮影が必要となり十分な治療が行えない場合があります。そのため、妊娠可能な状態にある女性は、妊娠前に歯科治療を完了しておくことをおすすめします。
当病院でも妊娠中に親知らずが痛くなり来院されますが、十分な処置のできないケースが時折あります。その様なケースを避けるためにも、親知らずの抜歯などは、かかりつけの歯科医に相談し、抜歯が必要であれば口腔外科での処置をお勧めします。
当科では、外来での親知らずの抜歯はもちろんですが、最近は入院して一度に数本の親知らずを抜歯される方も増えています。
普段から、かかりつけ歯科医院をつくり、口腔管理をすることはとても重要です。

▲ページの先頭へ

お口の健康 (第二話:乳幼児期のお口)

乳幼児期のお口

乳歯は生後6ヶ月頃から生えはじめ3歳頃までに生え揃うといわれています。
乳幼児期は、授乳・離乳食の開始から完了・はみがきの習慣化など、生活のリズムが作られる大切な時期です。食習慣や食形態は、むし歯の発生に大きくかかわってきます。
乳歯が生えはじめたばかりの頃は、上の前歯の裏側にむし歯をつくってしまう場合が多く、このようなむし歯の原因として、夜間の授乳や哺乳瓶に甘い飲み物を入れて使用する事などがあげられます。
離乳食が進み生活のリズムを作っていく時期は、規則正しい食のリズムを作ることが、むし歯予防に大きく影響します。例えば、ダラダラといつもお口の中が汚れているような食べ方は、むし歯をつくりやすい環境といえます。また、いろいろな味を覚えるこの時期は、甘味の強い食べ物や飲み物を覚えないこともむし歯予防には大切なことす。
3歳頃までのむし歯の治療は、本人の治療への協力を得ることが難しいため、大変困難です。そのため、普段からのむし歯予防がとても重要となります。残念ながらむし歯になってしまった場合は、子供の治療に慣れている小児歯科での治療をお勧めします。

▲ページの先頭へ


ページの先頭へ