先輩職員インタビュー(看護師)

Q.岐阜市民病院を選んだ理由を教えてください。

学生の頃、岐阜市民病院で実習をさせていただき、どの実習先でも学生である私たちに対して丁寧に指導をして下さり、とても勉強になることばかりでした。そんな看護師のみなさんと一緒に働きたいと思ったからです。

Q.一日のタイムスケジュールを教えてください。

出勤したら、電子カルテ等で患者さんの情報収集と、担当患者さんの朝の点滴の準備をします。8時30分からは患者さんへ挨拶回りをし、挨拶回りの後は医師達のカンファレンス(患者さんの治療や看護方針についての打ち合わせ)に参加します。医師達から見た患者さんの情報と、看護師から見た患者さんの情報を共有できる貴重な時間です。
その後は、さらに看護師だけでカンファレンスを行い情報共有を徹底します。

PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)にて、ペア間でも担当者さんの情報を共有し、一日の業務内容を確認し合います。その後点滴を患者さんに実施に廻りますが、私が担当している病棟は小児科病棟なので、患者さんも子供達となります。 その時間は、小学生や中学生達は院内に併設されている「ひばり学級」で勉強中ですので、主として幼児達に点滴をします。 院内学級が終わって小学生や中学生達が帰ってきたら、残りの点滴を付けて廻ります。

午後からは、子供達の検温に廻り、お風呂の準備をします。16時頃に点滴の積算、尿量、便回数、飲水量、ご飯の量を確認して、電子カルテに入力して1日が終わります。 1日の流れはこの通りですが、他にも月曜日は体重測定、火曜日は小児病棟では特徴的なPICC(腕から挿入する中心静脈カテーテル 子供達に負担が少ない。)の刺入部の消毒、PICCのルート充填は水曜日と土曜日等、曜日ごとに決まっていることもあります。

Q.看護師を志したきっかけを教えてください。

きっかけは親の勧めです。小学生の頃は小さい子が好きで保育士になりたかったんですが、親に勧められて病院へインターンシップに行くようになり、高校2年生からは看護師の道一本に決めました。

Q.仕事のやりがいを教えてください。

今は入院が長い子供達を主に看護していますが、長いと1年程になることもあります。そんな中、頑張って治療を終え、子供達が元気な姿で退院してくれることが何より嬉しいですね。長い付き合いだからこそ患者さんと色々な話ができ、入院が短い患者さんとは築けないような信頼関係を築けることもやりがいとなっています。

Q.仕事で嬉しかった経験を教えてください。

「看護師さん、ありがとう!」と言われたり、お手紙をもらったりすることはもちろん、退院後の外来診察の時に病棟に遊びに来て、私達に元気な姿を見せてくれることがとても嬉しいです。また、退院時の色紙の寄せ書きをお渡しする時やお見送りの時、誕生日のお祝いの時など、みんなが笑顔になってくれることがとても嬉しいです。

Q.仕事をする上で、心がけていることを教えてください。

患者さんだけでなく、ご家族の方に対しても丁寧で分り易い説明をするように心がけています。新しく入院された方や不安に思っている方に「私達にできることがあったら言ってください。」と声をかけるようにしています。 また、入院が長い患者さんのご家族は1日の流れを分かってらっしゃいますが、初めての方は分からないので「なぜ検温をするのか?」等、1つ1つの理由を説明するように心がけています。

Q.職場の雰囲気を教えてください。

相談をしやすい雰囲気です。迷った時はすぐに先輩方が教えてくださいますし、患者さんのためにみんなで助け合い頑張っていこうという一体感があります。

Q.岐阜市民病院に就職して、想像と違った点はありましたか。

看護学生の時は、医師と話すときにとても緊張していたのですが、看護師として働き始めて1年半が経ち、自分の意見を言えるようになってきました。
また、学生の時は患者さんのご家族とうまく話せなかったのですが、自分から積極的に会話ができるようになりました。この病棟だからかもしれないですね。
診療現場では治療のため色々な薬剤を使いますし、患者さんの容態が急変するということもあるので、かなり大変な環境を想像していました。しかし、小児病棟ということもあり子供達の笑顔が多くみられる現場でした。

Q.岐阜市民病院に就職を目指す人に一言お願いします。

大変なこともあるけれど、良い先輩に助けられながら成長できる職場です。院内の勉強会では学生の時には理解できなかったことも理解できるので、向上心のある方には最適な職場だと思いますよ。


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