初期臨床研修室
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各診療科研修プログラム
腎臓内科
岐阜市民病院では腎臓内科(腎臓・膠原病内科)に興味のある初期研修医・専攻医(後期研修医)を募集しています。詳しくは内科専攻医募集のご案内をご参照ください。
病院見学や研修のご相談も随時受け付けています。 病院見学のご案内をご参照ください。
岐阜市民病院での内科専攻医(後期研修)をお考えの方へ
※腎臓内科(腎臓・膠原病内科)重点研修について説明をさせていただきます。
腎疾患の内科的診療を受け持ち、急性・慢性腎疾患、保存期・末期腎不全の診断と治療を行います。
他の内科部門と協力しつつ診療にあたります。腎移植については腎代替療法の1つと理解し、適切に患者とその家族に情報提供を行い療法選択のうえで連携施設へ紹介することとなります。
腎臓内科の枠にとらわれず、総合的な内科診療能力を備えた医師の育成を目標にしています。
主な診療・研修内容
- 腎炎・ネフローゼ症候群の診断治療
- 急性腎障害の診断治療
- 膠原病などに伴う腎障害の診断治療
- 保存期腎不全の診断・管理と腎代替療法への療法選択までの関与
- 急性血液浄化療法や血漿交換・吸着療法などの血液浄化療法の適応判断
研修プログラムと達成目標
上記診療経験を通じて、
- 外来および入院の腎臓内科診療、診断・治療方針決定を行う
- 専門医収得に十分な内科全般の症例を経験する
- 積極的な学会発表を行う
ことが目標となります。
岐阜市民病院腎臓内科の特徴
日本腎臓学会研修施設、日本透析医学会認定施設
腎臓専門医3名(うち指導医1名)、透析専門医3名(うち指導医1名)が常勤で在籍し、症例毎に十分な指導体制をとれるようにしています。
日本リウマチ学会専門研修認定教育施設(新専門医制度)
2019年度に認定されたのは全国で268施設、岐阜県内では4施設のみです。総合診療・リウマチ膠原病センターと協同して診療しています。リウマチ専門医は4名(うち指導医3名)が在籍しています。
積極的な学会発表
経験症例を丹念に評価することで、多くの学会発表につなげています。
内科学会・腎臓学会・透析医学会・リウマチ学会のほか、腹膜透析医学会・アクセス研究会・サイコネフロロジー研究会・腎臓リハビリテーション学会・アフェレーシス学会、感染症学会などで筆頭演者を務めることができ、発表は十分な指導を受けながら行うことが可能です。
日本内科学会東海地方会においては、2013年~2018年の間に6題の優秀演題賞の表彰を受けており、若手医師の指導に努めています。
腎臓内科としての膠原病や移植療法への関与
膠原病性腎疾患が腎障害の原因となることも多く、膠原病内科医(リウマチ医)としての経験を得ることが重要です。専門医取得が目標となります。
腎移植については腎代替療法の1つであり、腎臓診療に携わる上で十分な理解が必要です。連携施設での研修にも対応しています。
おわりに
腎障害は他の臓器障害の原因となります。
逆に循環器・呼吸器・消化器など重要臓器の機能異常はしばしば腎不全を続発させたり、多臓器障害の一部として腎不全を生じることもよく経験します。
これらの病態に適切に対応するため、内科医として幅広く症例を経験する過程で、他科・他院との連携をとりつつ診療できるコミュニケーション能力も習得できます。
また働き方改革の一環として、医師としての研鑽と、プライベートな時間を両立する勤務体制の構築を模索し、段階的に整備してきています。
総合的な内科診療能力を備えた腎臓内科医を目指し、一緒に勉強しようとされる方をお待ちしています。