第242回岐阜外科集談会・日本臨床外科学会岐阜支部会(令和6年11月9日開催)において、当院の初期研修医の橋爪里英 医師が若手奨励賞に選ばれましたので、お話を伺いました。

初期臨床研修室
研修医インタビュー
第242回岐阜外科集談会・日本臨床外科学会岐阜支部会 若手奨励賞
受賞者インタビュー

受賞の感想をお聞かせください。
貴重な発表の機会だけでなくこのような賞をいただけて大変光栄です。今井先生をはじめ、お忙しい中ご指導くださった外科の先生方に改めて感謝申し上げます。
この演題を選んだ理由を教えてください。
入院から退院まで私が主治医として診ていた症例である点が大きいです。今井先生に本症例での発表をご提案いただきました。治療中に悩んだことや疑問に思ったことを、文献を踏まえて再考できるという意味でも良い機会になると思いました。
苦労した点を教えてください。
数々の症例報告を見やすくまとめなければいけない点が苦労しました。調べた情報を過不足なく、伝えたいことが伝わるようにプレゼンテーションを作るのが難しかったです。外科の先生方が優しく的確なアドバイスを下さり、より良い発表を作ることが出来ました。
今後の目標などありましたら教えてください。
今回はたくさんの先生方に助言をいただける恵まれた環境での発表でした。今回学んだことを生かし、日々の診療だけでなく発表・研究などにも努力を惜しまず励み続ける医師になりたいです。
指導医 今井 健晴 医師(外科)
受賞の感想をお聞かせください。
若手奨励賞の受賞をおめでとうございます!
この奨励賞は、年に2回開催される岐阜県の若手外科医の登竜門とでもいうべき学術集会にて研修医と専攻医が受賞の対象となります。発表当日には県内の各病院の若手のみなさんが、それぞれレベルの高いプレゼンテーションをされた中で、優秀賞に選出されたことはとても素晴らしいことです。
橋爪先生は該当の患者さんの入院中の主治医として術前・術後管理や手術などを全て経験し、自らの臨床経験をもとに発表されました。質疑応答ではその経験をもとに堂々と応答されていました。考察では100件近い過去の報告を引用し、経験症例の特徴と比較してうまくまとめられていました。さらに研修医期間でありながら、なんと学術雑誌への論文も作成されました。橋爪先生の積極的な初期臨床研修への参加姿勢と、発表に対する努力が受賞に結びついたのであろうと思います。
指導医としても研修医の積極性に応えられる診療・教育体制を継続していきたいと改めて感じました。今後の益々の活躍を期待しています!
