初期臨床研修室

研修風景・研修医の声

岐阜市民病院の研修風景 先輩研修医の声

令和6年度採用研修医(3年目)坂井田 有哉先生

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初期臨床研修を終えて

 2年前の4月1日、岐阜市民病院で勤務を始めた時のことを今でも覚えています。新生活への期待よりも、果たしてこれからの仕事に、今の自分の力量でどれだけ太刀打ちできるのだろうかという不安を抱いていました。
 実際に研修が始まると、想像以上に分からないこと、できないことばかりでした。救急外来では、検査をしようにも、何の検査をすればよいのか。手技をするにも、どのようにするのか。処方をするにも、何をどれだけすればよいのか。切迫した現場で何もすることができず、不甲斐なさから当直中に涙したこともありました。テキパキ仕事をする1学年上の先輩方がとてもかっこよく、遠い存在に見えました。また、各診療科でのローテーションでも、日々変わる現場の知識に対応されている先生方に感銘を受けました。「自分にこの職務を全うできるのだろうか」と思ったこともありました。
 しかし、岐阜市民病院の先生方、看護師をはじめとしたコメディカルの皆様に支えられ、研修生活が終わろうとしています。特に先生方はどの診療科でも、知識や経験を惜しみなく教えてくださいました。また、救急外来や病棟の看護師さんには、困っていることの相談にたくさん乗っていただきました。皆様がいなければ、これだけ充実した研修は受けられなかったと思います。今でも反省することは多々ありますが、それでも就職直後と比べると仕事にも慣れ、ある程度の自信がつきました。
 先日、1年目の時以来、約1年ぶりにお目にかかった先生に、「久しぶりに会ったら堂々として、自信がついたように見える」と声をかけていただきました。先生の言葉から成長を実感でき、とても嬉しかったのを覚えています。今の自分がいるのは、岐阜市民病院で研修を受けることができたからです。この場を借りて、すべての職員の皆様に御礼を申し上げます。
 岐阜市民病院は、研修医としてスタートを切るには最高の場だと、自信を持って言うことができます。この拙文を読んでくださった皆様、ぜひ当院での研修をご検討ください。

令和6年度採用研修医(3年目)郷 直樹先生

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初期臨床研修を終えて

 2年間の初期臨床研修を終えるにあたり、これまでご指導くださった上級医の先生方、温かく支えてくださった看護師をはじめとするメディカルスタッフの皆様、そして共に研修を乗り越えた同期の仲間に心より感謝申し上げる。
 医師国家試験を終え、研修医として働き始めた当初は、学生時代に学んできた知識と実際の臨床との違いに戸惑うことばかりであった。日々の診療や当直の中で、自分の判断に自信が持てず、不安を感じながら上級医の先生方に相談する日々が続いていた。そのような中で、特に印象に残っているのは救急外来での経験である。目の前の患者が突然CPAとなり、緊迫した状況の中で対応にあたる場面があった。上級医の指導のもとではあったが、その場で自ら状況を整理し、何を優先すべきかを考えなければならず、医師として判断を担うことの重みを強く実感した。教科書的に何をすべきか理解していても、実際の臨床の現場で責任を持って判断し行動に移すことは、全く別の重みを伴うものであると感じた。またこの経験を通して、教科書や試験のように一つの正解があるわけではなく、患者ごとに最適な対応が異なることを学んだ。さらに、限られた時間の中でチームとして動くためには、周囲と適切にコミュニケーションを取りながら意思決定を行うことが不可欠であり、その難しさも実感した。
 振り返ると、この2年間は驚くほどあっという間であった。多くの患者との出会いの中で、うまくいかなかった経験や反省も数多くあったが、それら一つ一つが医師として成長するための糧となった。日々の診療を通して、少しずつではあるが自ら考え、状況に応じて判断する力が身についてきたと感じている。研修を終えた今、これからは自身がより大きな責任を担う立場になることに対し、不安を感じているのが正直なところである。しかし同時に、その責任から目を背けることなく、自ら考え判断し続ける医師でありたいと強く思う。この2年間で得た経験を礎に、目の前の患者一人ひとりに真摯に向き合い、責任ある判断を積み重ねていける医師となるべく、今後も研鑽を続けていきたい。

令和7年度採用研修医(2年目)安江 貴洋先生

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ゴールではなくスタート

医学部合格、医師国家試験合格、そして就職。一般には「ゴール」とも捉えられそうな節目を越え、ようやく研修医というスタートラインに立ってから1年が経ちました。この1年は、自分の現在地を何度も突きつけられる時間でした。
 入職当初は、各科の先生方はもちろん、わずか1年しか違わないはずの先輩研修医の姿さえも、遥かに遠い存在に思えました。救急外来では、問診に時間をかけても十分な情報を引き出せず、身体診察が不十分なまま検査に頼ってしまうことや、必要な検査を後から思い出すことも少なくありませんでした。CTの読影もままならず、根拠に乏しいままコンサルトしてしまった経験もあり、自分の無力さを痛感したのを覚えています。一日も早く戦力として認められるようにならなければならない、その思いだけが先行していました。
 6月頃になると、日々の業務に少しずつ慣れ、目の前の対応に追われるだけでなく、過去の症例や文献を振り返りながら、自分なりに考えて行動する余裕が生まれてきました。指導医や先輩方からの助言を受けながら、自分の診療を振り返る機会も増え、少しずつではありますが、成長を実感できる場面も出てきました。しかし、CTの読影、エコーの技術と評価、縫合など、いまだに課題は尽きません。むしろ、できないことを自覚できるようになった分、学ぶべきことの多さをより強く感じています。各科のローテーションでも吸収しきれていないことが多く、日々の積み重ねの重要性を痛感しています。
 目標は、幼少期から見ている外科医として働く両親です。その姿に少しでも近づけるよう、これからも一つひとつの経験を大切にしながら、地道に研鑽を積み重ねていきたいと思います。同時に、目の前の患者さん一人ひとりに誠実に向き合い続ける姿勢を忘れず、自分なりの医師像を少しずつ形にしていきたいと考えています。

令和7年度採用研修医(2年目)合田 瀬奈先生

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初期研修の1年を終えて

 
 初期研修の1年間は医師としての責任の重さ、自分の未熟さに向き合い続けた濃密な時間でした。特に救急外来では目の前の患者さんに迅速に対応することが求められ、限られた情報の中で判断を下す難しさと怖さを何度も実感しました。自分の判断1つが患者さんの転帰に関わるという緊張感の中で思うように動けず悔しさを感じることも少なくありませんでした。軽症に見えた患者さんの背後に重篤な疾患が潜んでいた症例や、逆に過剰に警戒してしまった症例など、判断の揺らぎに直面するたびに自身の未熟さを痛感しました。それでも先輩方や指導医の先生方の背中を追いながら一つ一つ経験を積む中で、少しずつ「何を見るべきか」「何を優先すべきか」が見えるようになってきたと思います。
 また、救急の現場では身体的な苦痛だけでなく、不安や恐怖を抱えた患者さんやそのご家族と向き合う機会が多くありました。どれだけ忙しい状況であっても短い言葉や態度一つで安心感を与えられること、逆にそれが欠けることで不信感につながることを学びました。医療は単なる診療や処置の積み重ねではなく、人と人との関わりの中で成り立つものであることを実感しました。
 この1年間で、自分1人でできることの限界と周囲に支えられていることを強く認識しました。今後も迷いながらではありますが、目の前の患者さんに誠実に向き合い続けることで少しでも信頼される医師として成長していきたいです。
 最後にこの場をお借りして、日々温かくご指導くださった指導医・上級医の先生方を始め、コメディカルの皆様に心より感謝申し上げます。また、多くの学びの機会を与えてくださった患者様およびご家族の皆様にも深く御礼申し上げます。

令和7年度採用研修医(2年目)高橋 風弥先生

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1年目の研修を終えて

 
岐阜市民病院での初期研修が開始し、早いもので1年が経過しようとしています。4月1日、緊張と期待を胸に抱き、新しい仲間と桜の下で写真を撮ったことを、今ででも鮮明に覚えています。
 研修が始まると、今までに経験したことのないオーダーや手技、治療を一度に経験することになりました。国家試験の問題のような薬剤を選択するだけでは臨床の現場は回すことができず、あらゆる疾患の鑑別診断を挙げること、患者の病態に応じて必要な介入を最短で行うこと、自身の不甲斐なさを実感する毎日でした。そんな自身を支えてくれたのは、いつも優しく手を差し伸べてくださった2年目の先輩方、そして共に頑張ってくれた同期達でした。先輩方、同期達がいなければ、1年間やりきることはできなかったと思いますし、ここまで充実した1年間にならなかったように思います。また、各科ローテの際には、指導医の先生方に丁寧にご指導いただき、多くの手技・疾患を経験させていただきました。
 岐阜市民病院での救急外来は、全例、内科・外科直にコンサルトすることとなっています。研修医の立場であっても安心して患者に向き合えること、症例ごとにフィードバックをいただけること、1年目の自身にとって本当に恵まれた環境でした。看護師の方や、薬剤師、技師の方など、様々なコメディカルの方に支えていただき、チーム医療を実感できた現場でもあったように思います。
 1年目の研修に岐阜市民病院を選択し、研修できたことは何よりの財産であると思っています。たすき掛けプログラムのため、来年度は岐阜大学附属病院にて研修することとなります。1年目での学びは、2年目そして専攻医になっても必要なものばかりであったと実感しております。この1年で得たことを糧に、今後の研修も精進してまいります。
 最後になりますが、ご指導いただきました先生方をはじめ、すべての医療スタッフの方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

研修医に聞いてみました

研修病院を探す上で、重要視したポイントは?

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  • 自分の行きたい診療科があるかどうか。
  • 自分が迷っている診療科があるかどうか。
  • 先輩研修医との雰囲気。
  • 病院全体の雰囲気。
  • ローテーションで全般を広く研修できるかどうか。
  • 将来関わっていく仲間との良い出会いができるかどうか。
  • 3年目以降の進路を考えて、地元の病院を選択。

なぜ岐阜市民病院を選んだのですか?

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  • 救急で研修医がfirst touchでき、実践方式での研修ができるから。
  • 岐阜大学出身ではないけど、自分の大学の卒業生の方がいた。
  • 産婦人科内視鏡医の専門資格を持った先生がいる。
  • マイナー診療科も含め、広く全般の研修ができるから。
  • 大学の先輩のすすめ。

岐阜市民病院に来る前と来たあとの違いは何ですか?

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  • 思っていたとおりに忙しいがとても充実している。
  • 思っていた以上にスタッフの雰囲気がよい。

岐阜市民病院の良いところはどこですか?

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  • 診療科同士の風通しがよく、仕事をしやすい環境が整っている。
  • 各診療科の敷居が低く、コンサルトしやすい。
  • 内科と外科のコンビネーションが良い。
  • 救急外来で数多くの患者さんを見ることができてcommon diseaseについて力がつく。
  • 当直では、ファーストタッチで患者を診療でき、実践方式での経験を積むことができる。
  • マイナーも必修で研修でき、救急外来で役立てることができる。
  • 1年目から多くの診療科で研修をすることができる。
  • 医療の前線を経験できるため、自分を鍛えることができる。
  • 多様な患者層の診療ができるため、短期間で多くの経験を積むことができる。
  • 他の病院で研修している大学の同期と比較すると雑用や人間関係に煩わされず楽しく研修できている。
  • 病院長が素敵。
  • 研修医の雰囲気が良く、やる気のある人が多い。
  • コメディカルを含めた病院スタッフの雰囲気がとても良い。
  • 長期休暇を取得することができるため、自分を見つめ直し、リフレッシュすることができる。
  • 学会や勉強会会場までのアクセスが良い。(駅まで近い)
  • 病院のとなりにおいしい焼肉屋があり、すぐに焼肉屋院外カンファレンスができる。

仕事以外の病院イベントは楽しいですか?

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  • ボーリング大会、ソフトバレーボール大会、クリスマスパーティーなど1年を通して病院全体で楽しむイベントがある。
  • サンクス&プロモーションは準備から本番、打ち上げまでとても楽しかった。
  • 飲み会・イベントが多く、仕事以外でも親睦を深めることができる。

※現在は自粛中のイベントあり

先輩医師とうまく仕事ができますか?

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  • 何でも相談できて、プライベートでも食事に行ったり、良い関係が自然にできている。
  • 先輩と同じ部屋で何でも相談できる。
  • 研修医室で2年目の先生に気軽に相談できる。
  • 研修医室で電子カルテが利用できるので、いつでも気軽に先輩とカンファレンスができる。

指導医は丁寧で友好的な指導をしてくれますか?

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  • 他科を回っている時でも、相談症例を持っていくとアイデアをくれる。
  • 特にオーベン制の科では、一人のPTについて一緒に治療を考えていくことができるので勉強になる。
  • 指導医の数が多く、より良い指導の下で研修を受けることができる。
  • 指導医がとても丁寧で、初歩的な質問をしても怒られない。

研修病院をさがしている医師のたまごへのアドバイス

  • まずは見学。気に入ったらチャレンジ。
  • 周りの人や、採用されるかはあまり気にしない。
  • この病院は先輩・同期・後輩に非常に恵まれた環境です。
  • 研修自体は自分の努力次第で変わりますが、取り巻く環境は変えられません。大切なのは、人に関する環境だと思います。

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