第150回(令和7年度 第4回)岐阜市民病院公開講座の様子
令和7年度 第4回 岐阜市民病院公開講座の様子
令和7年度 第4回(通算150回)岐阜市民病院公開講座を開催いたしました
| 日時 | 令和7年10月18日(土) 午後2時00分~午後3時00分 |
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| 講演内容 | 第150回記念講演 岐阜市民病院がんセンターの取り組み 1「岐阜市民病院がん治療の紹介」 岐阜市民病院 がんセンター長 奥村 直樹(外科医) 2「緩和ケアはどんなケア?」 岐阜市民病院 緩和ケア認定看護師 神谷 なるみ 3「がん相談窓口の紹介」 岐阜市民病院 がん相談支援センター相談員 服部 佳朗 |
通算第150回記念講演の岐阜市民病院公開講座は、「岐阜市民病院がんセンターの取り組み」というテーマで、岐阜市民病院 がんセンター長 奥村直樹医師と、神谷なるみ緩和ケア認定看護師、服部佳朗がん相談支援センター相談員が講演いたしました。
みんなの森 ぎふメディアコスモス ドキドキテラスをお借りして開催いたしました。当日は、57名の方にご参加いただきました。
第150回の記念講演にあたり、はじめに岐阜市民病院地域連携部の岩田部長が、市民公開講座のこれまでの経緯や意義や目的について述べ、挨拶いたしました。
この講演では、
●がんセンターの取り組みについて
がんセンター長 奥村 直樹医師が、がん診療連携拠点病院としての役割と治療、手術の最新技術について説明が行われ、手術療法、放射線療法、薬物療法などを紹介しました。また、奥村医師は日本人の死因の主要因としてがんの増加傾向を説明し、がん検診の重要性と現在の検診率の現状を共有しました。がんの予防のための要因と、最近注目されているがんゲノム医療についても述べました。がん治療における最新医療や技術について説明し、手術療法、放射線療法、薬物療法、外科のロボット手術などの手法を紹介しました。病院はチーム医療の重要性を強調し、医師、薬剤師、看護婦、理学療法士などの職種が協力して、がん治療を進めていることを説明しました。市民病院はがん患者への支援として、緩和ケア、就労支援、教育プログラムなどの活動を実施しており、2026年3月に県内の六病院合同でAYAイベントを開催する予定であることを紹介しました。
●緩和ケアの概念と実践について
神谷看護師が緩和ケアについての講演を行い、緩和ケアの定義と概念、がん患者が抱える身体的・精神的・社会的苦痛の種類、そして基本的緩和ケアと専門的緩和ケアの二つの分類について説明しました。講演では、緩和ケアが終末医療ではなく、がん診断時から始まる包括的なケアであることが強調され、患者だけでなく家族も対象となることが述べられました。市民病院の緩和ケアチームが患者と家族の様々な苦痛に対応する方法について具体的な例を用いて説明し、相談窓口の活用についても言及しました。
●がん相談支援センター紹介について
服部相談員が、がん相談支援センターの概要、利用可能な時間、事前予約不要、無料で、匿名相談が可能であることを説明しました。最後に、参加者からの質問時間があり、開設時間について質問があったが、相談窓口は診察時間中(朝8時30分から夕方5時15分)の利用可能であることが回答されました。
この講演の動画は、令和7年12月頃に岐阜市公式YouTubeチャンネルで配信予定です。
当院ホームページ 「市民公開講座の動画」のページをご参照ください。
| 講演する岐阜市民病院 がんセンター長 奥村直樹(外科医)とご参加の方々の様子 | |
| 講演する 神谷なるみ 緩和ケア認定看護師、がん相談支援センター相談員 服部佳朗 と会場の様子 | ||
YouTube岐阜市公式チャンネルへのアップロードのお知らせ
ZoomによるオンラインWeb講座として配信された過去の講演動画を、岐阜市公式YouTubeチャンネルにて、期間限定で公開することといたいました。ライブ配信でご覧いただけなかった方も、ご視聴いただける機会となっております。アップロード期間中にぜひご視聴ください。
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