第151回(令和7年度 第5回)岐阜市民病院公開講座の様子
令和7年度 第5回 岐阜市民病院公開講座の様子
令和7年度 第5回(通算151回)岐阜市民病院公開講座を開催いたしました
| 日時 | 令和7年12月6日(土) 午後2時00分~午後3時00分 |
|---|---|
| 講演内容 | 1「放射線治療を知ろう」 岐阜市民病院 放射線治療科 医長 山口 尊弘 2「放射線治療ってどうやるの?」 岐阜市民病院 中央放射線部 診療放射線技師 野中 健太郎 |
通算第151回の岐阜市民病院公開講座は、「岐阜市民病院の放射線治療」について、岐阜市民病院 放射線治療科 医長 山口 尊弘 医師と中央放射線部 野中 健太郎 診療放射線技師が講演いたしました。
みんなの森 ぎふメディアコスモス ドキドキテラスをお借りして開催いたしました。当日は、92名の方にご参加いただきました。
●放射線治療の概要について
岐阜市民病院の公開講座がぎふメディアコスモス ドキドキテラスで開催され、山口尊弘医師と野中健太郎診療放射線技師が放射線治療について講演しました。山口医師は放射線治療の歴史と基本概念について説明し、発見から現在の技術の進化を紹介した。また、放射線治療の流れと副作用について詳しく説明されました。講師は、患者が外来で治療を受ける流れ、チーム医療の重要性、副作用の種類と対処法、以及岐阜県での治療施設について説明しました。さらに、近年では放射線治療の回数が短縮され、患者への負担を軽減する方向性についても言及されました。放射線治療の将来展望についても紹介し、2025年と2050年の間で放射線治療の需要が1.4倍増加する可能性があることが報告されました。山口医師は、少子高齢化により病院への通い回数を減らす必要性について説明し、放射線治療スタッフの確保と効率的な治療提供の重要性を強調しました。
●放射線治療機器や機能の紹介とその撮影方法について
放射線治療機の使用方法と患者への治療準備について説明が行われた。講師は、放射線治療の際には患者が正しい位置に固定され、放射線が当たる部位が確実に設定される必要があることを強調した。固定具の作成方法として、ビーズクッションを使用した寝方の決定と、加温されたプラスチックを使用した頭部の固定方法が紹介された。最後に、CT画像を使用して治療計画を立て、どの部位にどの程度の放射線量を当てるかを決定するプロセスについて説明された。2014年に導入された汎用型放射線治療装置(NovalisTx)と、今年度新しく導入されたラディザクトエックスナイン(RadixactX9)の新型機械について比較し、その治療室の様子や患者用固定具の工夫について詳しく説明されました。最後に、呼吸性に動く腫瘍の照射法についてくわしく述べました。
この講演の動画は、令和8年2月頃に岐阜市公式YouTubeチャンネルで配信予定です。
当院ホームページ 「市民公開講座の動画」のページをご参照ください。
| 講演する 岐阜市民病院 放射線治療科 山口尊弘 医長 とご参加の方々の様子 | |
| 講演する 中央放射線部 野中健太郎 診療放射線技師 と会場の様子 | |
YouTube岐阜市公式チャンネルへのアップロードのお知らせ
ZoomによるオンラインWeb講座として配信された過去の講演動画を、岐阜市公式YouTubeチャンネルにて、期間限定で公開することといたいました。ライブ配信でご覧いただけなかった方も、ご視聴いただける機会となっております。アップロード期間中にぜひご視聴ください。
公開中の動画はこちら









