病棟とのかかわり

カンファレンス

リハビリを行っている患者さんに関してカンファレンスを定期的に行い、患者さんの状況について他職種と意見交換をおこなっています。患者さんの問題点、退院後の生活や訓練の方向性などが話し合われます。 riha-byoto01.jpg

回診

医師の病棟回診に同行し、患者の現状把握を行います。

勉強会の開催

各病棟の依頼や、病院向けの勉強会を開催し、リハビリの知識や技術の提供を行っています。 riha-byoto02.jpg

ADL維持向上体制加算

当院では入院中のADL能力の維持・向上を目的として、平成29年1月より消化器内科病棟において、ADL維持向上等体制加算の算定を開始しております。理学療法士が病棟に専従で活動し、①定期的なADL(日常生活動作)の評価、②ADL維持・向上等を目的とした指導、③安全管理、④患者様や家族への情報提供、⑤カンファレンスへの参加、⑥指導内容等の記録といった業務を行っております。
専従療法士を配置したことで、医師や看護師などの多職種、または患者様の家族との情報共有がこれまでよりも密に行えるようになり、ADL低下率の改善、入院日数の短縮などの効果が得られました。
また、院内での活動報告、学会発表を通して、この加算の活動を多くの方に認知・理解していただけることを目指しています。
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病棟での「院内デイ」の取り組み

循環器内科、脳神経内科、総合内科などの患者様が多い病棟にておいて、私たちは週2回院内デイ(アクティビティ)の時間を設けています。リハビリ以外臥床傾向となりやすい患者様に対して、ベッドから離れて体を起こし身体機能や認知機能の活性化を促すことを目的に、病棟スタッフと協力し参加していただくようにしています。内容は、書道や絵画、ぬり絵、カレンダーづくり、季節に合わせた作品づくりなどで、患者様の能力に応じて工程ごとにサポートし作業しやすいよう工夫しています。また定期的に歌の会もあり、ギターやキーボードの生演奏に合わせて皆で歌ったりもしています。患者様の作品は病棟のデイルームに掲示しており、多くの方から見ていただけるようになりました。患者様からは「楽しみにしていた!」「デイサービスでよくやっていたわ」との声や、ご家族や病棟スタッフからは「こんなことができるんだね」「表情がいつもより明るいね」との声もあり、新たな一面が垣間見えることもあります。また、アクティビティを通して患者様同士の交流や今後の余暇時間の過ごし方の一つのきっかけになれば、と考えております。今後はアクティビティの内容をより充実させ、アンケートや満足度の調査、効果の検証など質的・量的評価を行いながら、患者様の状態や環境に柔軟に対応し継続していく予定です。興味のある方は是非のぞいてみてくださいね。 riha-byoto05-01.jpg
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