「薬剤師の病棟薬剤業務が薬物療法の有効性・安全性に及ぼす影響に関する研究」の調査について

研究の概要・目的

薬剤師は、病棟で行われる薬物治療が、最大限の効果と最小限の副作用となるよう、薬物治療を受ける方へ説明・指導、および薬物投与の妥当性、併用薬剤の相互作用、臨床データの確認を行い、適正な薬物治療を遂行することができるよう務めています。薬剤師が行う病棟薬剤業務の効果については、他職種へのアンケート評価などの報告はあるが、客観的な臨床データを用いて患者指導や病棟薬剤業務を評価した研究は限られています。そこで、経尿道的膀胱腫瘍切除術患者にアミノレブリン酸塩酸塩が投与された方を対象として、患者指導および病棟薬剤業務を通じて行った薬学的介入効果について遡及的調査を行います。2018年2月から2022年3月までに岐阜市民病院で、経尿道的膀胱腫瘍切除術を施行し、アミノレブリン酸塩酸塩が投与された方を対象とします。年齢、性別、併存疾患、使用薬剤等、手術日及びアミノレブリン酸塩酸塩の投与時間、血圧、体温、脈拍等のバイタルサイン、臨床検査値、使用薬剤による副作用発現状況、手術記録、薬剤師記録について診療録のデータを調査します。

倫理・プライバシーへの配慮

本研究は、岐阜市民病院倫理審査委員会の承認を得ています。この研究は、過去の診療録を用いて行い、該当する方の現在・未来の診療内容には全く影響を与えることはなく、不利益を受けることもありません。また、学会や論文などによる発表に際しても、個人の特定が可能な情報は公開されることは一切ありません。

非同意の自由

この研究に関して不明な点がある場合、あるいはデータの利用に同意されない場合には、下記の連絡先にご連絡ください。データの利用に同意されない方のデータの利用を停止し、解析データを削除します。また、この研究への参加をお断りになった場合でも、本院における診療・治療において不利益が生じることはありませんので、ご安心ください。

問い合わせ先

研究責任者 田中 和秀
岐阜市民病院 薬剤部
電話番号058-251-1101(代表)


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