中央検査部 糖尿病の検査

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《GLU:血糖》

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血糖とは血液中のブドウ糖のことで、血糖値は血液1dl(100ml)中に何mgのブドウ糖があるかを表します。ブドウ糖は全身でエネルギーとして利用されやすい栄養素のため、食事や運動などに影響を受けて変化します。糖尿病などで高くなり、インスリンや経口糖尿病薬の使用などで低くなります。

《ケトン体定性》

ケトン体はアセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸、アセトンの総称です。通常全身のエネルギー源としては、ブドウ糖が利用されています。しかし糖尿病などの糖の利用障害、絶食、飢餓、代謝亢進などにより脂肪がエネルギー源として利用されると、脂肪が分解されることでケトン体が肝臓でつくられて、血中に放出されます。発熱や脱水などでも陽性になります。

《HbA1c(NGSP):ヘモグロビンエーワンシー》

HbA1cはヘモグロビンと糖が結合したもので、過去1~2ヶ月間の平均血糖値を反映します。従来は日本のみで使われる値としてJDS値が使われていましたが、2012年4月1日からは国際標準化としてNGSP値が使われています。

《インスリン》

インスリンは膵臓で産生されるホルモンで、血糖を下げる働きがあります。インスリン注射やインスリン自己免疫症候群、肥満、肝硬変、腎不全などで高くなり、糖尿病などで低くなります。

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