中央放射線部 CT検査

中央放射線部 CT検査

CTとは

X線を使って体の断面像を撮影する装置です。
当院では、64列マルチスライスCT及び、320列マルチスライスCTを使用しています。

当院のCT装置
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64列マルチスライスCT 320列マルチスライスCT

2024年10月より、最新320列マルチスライスCTの稼働を開始しました。

※装置の詳しい紹介はこちら

単純検査について

造影剤を使用せず、5~10分程度で終了する検査です。
緊急性に優れ、短時間かつ少ない負担で多くの情報を得ることができます。
特に胸部、腹部の画像診断において中心的な役割を果たしています。近年、コンピュータの進歩とともに横断像のみでなく、多段面画像や3D画像を作成できるようになりました。

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造影検査について

小さな病変や正常部位との区別がつけにくい病変は、造影剤を用いることでより診断の行い易い画像となります。また、頭部血管や冠動脈をはじめ全身の血管を描出することができ、動脈瘤や動脈硬化などの血管の状態を把握することができます。

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当院において検査を受ける方へのお願い

  1. 水やお茶などの水分は造影剤使用の有無にかかわらず十分に補給してください。
  2. 現在服用中のお薬は、特に医師の指示がない限り通常どおり服用してください。
  3. 食事は特に医師の指示がない限り通常どおりお召し上がりください。  
  4. 次のような方は、検査前に申し出てください。
    1)心臓ペースメーカー、植え込み型除細動器などを身につけている方。
    2)持続グルコース測定器やインスリンポンプを身につけている方。
    3)妊娠中または妊娠している可能性のある方。 
    4)授乳中の方。
    5)体調が普段と異なる方。。

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最新X線CT装置導入

2024年10月より最新のX線CT装置が稼働しています。

最新機器の高い性能を活かし、診断の向上を図ります。
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①1回転で16cmの範囲を撮影可能

320列マルチスライスCTは1回転(0.24秒)のスキャンで16cmの範囲を撮影することが可能です。これにより、頭部血管、冠動脈、乳幼児の胸部、関節等様々な領域において極めて短い撮影時間できれいな画像が得られます。

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冠動脈CT 泣いて大暴れしていた2歳児の頭部CT

②高画質な画像

AI(人工知能)を用いた最新の画像再構成技術

AI(人工知能)を用いた最新の画像再構成技術(PIQE)により、従来の再構成技術で作成された画像よりもさらに高精細でザラつきの少ないきれいな画像を提供することが可能です。

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また、心臓に近く位置する肺は、心臓の拍動による影響で動きが生じ乱れた画像になりやすいですが、AIを用いた画像再構成により心臓周囲の肺も動きのないきれいな画像が提供可能です。

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さらに、少ない放射線量でも高画質な画像の作成が可能なため、当院のドックで実施中の低線量胸部CTは、通常の胸部CTと比べて、20分の1の放射線量で撮影可能となりました。

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通常の放射線量の胸部CT   20分の1の放射線量の胸部CT
金属による画像の乱れを低減

義歯や股関節・椎体インプラントなどの金属による影響で観察しずらかったものが、乱れを低減する技術を用いることで観察し易くなります。

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③患者さんに優しい装置

短い撮影時間

寝台の移動速度が最高で1秒間に45cmと非常に速く、胸部~骨盤までを約2秒で撮影することが可能です。息止めが難しい高齢者や小児においても、精度の高い検査が可能です。

大きな開口径

装置のトンネルの大きさが80cmと従来装置よりも大きくなりました。閉所恐怖症の患者さんにおかれましても安心して検査を受けていただけます。

造影剤を減らした検査が可能

最新の画像再構成技術と新たなX線管球(X線を発生する装置)により、従来より造影剤を減らした検査が可能です。造影剤を減らすことで腎臓の機能の悪い患者さんへの負担を軽減します。

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