中央放射線部 CT検査

中央放射線部 CT検査

CTとは

X線を使って体の断面像を撮影する装置です。
当院では、64列マルチスライスCT及び、320列マルチスライスCTを使用しています。

当院のCT装置
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64列マルチスライスCT 320列マルチスライスCT

CT装置の特徴

64列マルチスライスCT

2019年10月より、最新64列マルチスライスCTの稼働を開始しました。

※装置の詳しい紹介はこちら

320列マルチスライスCT

320マルチスライスCTは1回転(0.35秒)のスキャンで16㎝の範囲を撮影することが可能です。これにより、頭部血管、冠動脈、乳幼児の胸部、関節等様々な領域において短い撮影時間できれいな画像が得られるようになりました。

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また、最先端の画像再構成技術を有しており、被ばく低減を実現しています。
少ない放射線量で、高画質な画像を提供することが可能です。

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単純検査について

造影剤を使用せず、5~10分程度で終了する検査です。
緊急性に優れ、短時間かつ少ない負担で多くの情報を得ることができます。
特に胸部、腹部の画像診断において中心的な役割を果たしています。近年、コンピュータの進歩とともに横断像のみでなく、多段面画像や3D画像を作成できるようになりました。

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造影検査について

小さな病変や正常部位との区別がつけにくい病変は、造影剤を用いることでより診断の行い易い画像となります。また、頭部血管や冠動脈をはじめ全身の血管を描出することができ、動脈瘤や動脈硬化などの血管の状態を把握することができます。

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当院において検査を受ける方へのお願い

  1. 水やお茶などの水分は造影剤使用の有無にかかわらず十分に補給してください。
  2. 現在服用中のお薬は、特に医師の指示がない限り通常通り服用してください。
  3. 食事は特に医師の指示がない限り通常通りお召し上がりください。  
  4. 次のような方は、検査前に申し出てください。
    1)心臓ペースメーカー、植え込み型除細動器などを身につけている方。
    2)妊娠中または妊娠している可能性のある方。 
    3)授乳中の方。
    4)体調が普段と異なる方。

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最新X線CT装置導入

2019年10月より最新のX線CT装置が稼働しています。

最新機器の高い性能を活かし、診断の向上を図ります。
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最新CT装置には以下の3つの特徴があります。

①高画質な画像

検出器素材に従来と比べて、約100倍のX線反応速度と安定性を持つガーネットを使用することで、高画質な画像が全身で撮影可能です。

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肺のCT画像 頭のCT画像 頭部血管のCT画像

②患者さんに優しい装置

少ない放射線量で検査可能

最先端の画像再構成技術で被ばくが少なく、高画質な画像を提供できます。

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少ない線量で撮影した画像 最先端の画像再構成技術

従来の装置では少ない線量で撮影するとざらついた画像になりますが、今回の装置では少ない線量でも最先端の画像再構成技術により滑らかで美しい画像を得られます。

短い撮影時間

寝台の移動速度が最高で1秒間に153mmと速く、息止めが難しい高齢者や小児においても、精度の高い画像が得られます。

③最新技術『Dual Energy(デュアルエナジー)撮影』

異なる2種類の電圧より発生するX線を使用することで、各種解析が可能になります。

①仮想単純画像の作成が可能

造影CT画像から仮想的な単純画像が作成できます。
これにより単純CTの撮影を省略することができ、被ばく低減に繋がります。

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造影画像 仮想単純画像

②組織組成ごとの情報が得られる

1つの対象を2種類のX線で撮影し、その透過状況(線減弱係数)の違いを比較・解析することで様々な新しい解析画像が得られます。
これらの解析の中から2つご紹介します。

尿管結石の組成解析

Dual Energy撮影を行うことで、実効原子番号が計算され、尿管結石の組成の推定が可能です。従来のCTでは結石の存在診断が可能でしたが、さらに化学的成分を推定することで、治療方針の一助となります。

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尿管結石 解析画面

左のCT画像では左腎内側に高吸収の尿管結石(赤丸)を認めています。この結石の成分解析の結果が右のグラフです。
解析画面の横軸が実効原子番号、縦軸が1画素内に含まれる成分の割合です。
黄色の矩形(赤丸)が結石、ピンクの棒線がシュウ酸カルシウムを示しており、結石とシュウ酸カルシウムの実効原子番号が近い値であることから、結石がシュウ酸カルシウムに近い組成であることが分かります。

肺血流(肺灌流)解析

肺塞栓症では造影剤を用いたDual Energy撮影を行うことで、肺の組織に取り込まれる造影剤(ヨード)の分布(血流の分布)を画像にできます。

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造影画像 造影剤密度画像 正面 側面

造影画像では右下葉の肺動脈に血栓(赤丸)を認めます。
造影剤密度画像では青色のところが血流が保たれており、右肺の底部は周囲に比べ黒く青色が抜け落ちてるところがあり血流が低下していることが分かります。

③金属による画像の乱れを低減

義歯や股関節・椎体インプラントなどの金属による影響で観察しづらかったものが、Dual Energy撮影を用いることで乱れの少ない画像となり観察し易くなります。

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Dual Energy撮影

椎体のスクリューはハレーションで周囲の骨が不明瞭です。(左の画像)
Dual Energy撮影によりスクリュー周囲のハレーションが消失し、骨の状態がよく分かります。(右の画像)


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