中央放射線部 X線テレビ検査

X線テレビ検査とは

X線テレビ装置は、X線を用いリアルタイムに観察しながら検査を行う事ができる装置です。当院放射線部では2台のX線テレビ装置を保有しています。
食道・胃・大腸などの消化管造影検査をはじめ、瘻孔造影などの外科検査、子宮卵管造影などの婦人科検査、リハビリ科による嚥下造影などを行っています。整形外科領域の検査ではミエログラフィ―・神経根ブロックなどの検査に加え、骨折や脱臼の整復などの緊急治療にも対応できる体制を整えています。

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X線テレビ装置

検査の種類・方法

上部消化管検査(食道・胃・十二指腸)

バリウムなどの造影剤と発泡剤(胃を膨らませるお薬)を飲んでいただき、食道・胃・十二指腸などの動きや粘膜の状態を観察して、がん・潰瘍・ポリープなどが無いかを調べます。検査前は食事制限があり、検査中はゲップを我慢していただく必要があります。
検査時間は15分程度です。

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胃体中部に早期の胃がんを認める

下部消化管検査

注腸検査ともいいます。肛門から大腸にカテーテルを挿入し、バリウムなどの造影剤と空気を注入し大腸粘膜全体を撮影することにより、がん・ポリープ・大腸炎などさまざまな病気を診断する事ができます。前日から食事制限があり、専用の食事と下剤の服用が必要です。
検査時間は30分程度です。

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直腸に半周性のがんを認める

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