中央放射線部 RI検査

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RI検査とは?

放射線を出す性質のある薬(放射性医薬品)を使って、病気の有無や病状を診断する検査です。

どうやって調べるの?

注射やカプセルを飲むことによって、身体の中に入った放射性医薬品は、身体の外からは見えない病気の場所や臓器の状態を、放射線という信号を出して知らせてくれます。その放射線を専用のカメラで撮像することで臓器の働き具合を調べます。

何がわかるの?

CTやMRI検査が臓器の「形や大きさ」の変化をみて診断するのに対し、RI検査は「臓器の働き(機能)」をみて診断します。そのため、病状が形の異常として表れる前に診断することができます。また必要な検査を組み合わせて行うことで、病気に合った治療方法を決めたり、治療の効果を確かめたりすることができます。

放射線による影響は? 

大地や宇宙、そして食事など、私たちは毎日、わずかですが放射線を受けながら生活しています。それらを合わせた量は年間に約2.4ミリシーベルト(mSv)です。RI検査は、1回におよそ1~15ミリシーベルト(mSv)と自然から受ける放射線の量に近いごく微量なものです。また体内に入った放射線は時間とともに少なくなり、体外に排出されますので、身体への影響はほとんどありません。
シーベルト(Sv):人体への放射線の影響がどの程度であるかを表す単位

《注射室内様子》

RI-kensa20180116-1.jpg

 《検査室内様子》 

RI-kensa20180116-2.jpg

検査画像例

骨シンチグラフィー画像

kakuigaku03  
正常例


kakuigaku04
2000年        2001年

上の画像は同じ患者様の骨シンチですが、左側の写真2枚に比べ右側の写真に頭や肋骨に黒い点が目立ちます。この点が骨の異常を表します。

薬剤負荷心筋画像

kakuigaku05 kakuigaku06
※画像の欠け具合を見ます。

脳の血流画像

kakuigaku07   
このように特定の臓器への集まりを診る検査です。
体内に取り込まれた放射性医薬品は時間が経てば、尿や便と共に排出されますし、放射線を出す力も減っていきますのでご安心ください。放射線は害があるものというイメージが強いですが、上手に使えば有益な情報をもたらしてくれます。疑問や不安に思うことがありましたら、お気軽に検査担当者にご質問ください。

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