循環器内科

《循環器内科外来の週間予定表はこちらです》

概要

第1内科は一般内科を標榜していますので、様々な内科疾患を取り扱っています。なかでも多いのは、

1.狭心症・心筋梗塞、心不全、弁膜症、高血圧、血管疾患、不整脈などの循環器疾患
2.急性あるいは慢性腎不全、腎炎、ネフローゼ症候群、膠原病による腎障害などの腎臓疾患
3.認知症、パーキンソン病、しびれ、筋力低下などの神経疾患

などです。

私たち第1内科は、近隣の医療機関と緊密な連携をとりながら、患者さん中心の医療に心がけ、地域医療に貢献していく所存です。
宜しく御願い申し上げます。

2018年度 第1内科スタッフ集合写真
前列、左より湊口(循環器内科)、西垣(循環器内科)、犬塚(神経内科)
中央列、左より安田(循環器内科)、宮田(循環器内科)、香村(神経内科)、小塩(循環器内科)、
髙橋(腎臓内科)、佐竹(循環器内科)
後列、左より村瀬(循環器内科)、木村(腎臓内科)、小牧(循環器内科)、馬場(循環器内科)、
石原(循環器内科)、久保田(循環器内科)、吉住(循環器内科)

2019年度 第1内科スタッフ集合写真
前列、左より湊口(循環器内科)、西垣(循環器内科)、犬塚(神経内科)
中央列、左より村瀬(循環器内科)、原田(神経内科)、安田(循環器内科)、馬場(循環器内科)、
小塩(循環器内科)、髙橋(腎臓内科)、香村(神経内科)、
後列、左より木村(腎臓内科)、吉住(循環器内科)、佐竹(循環器内科)久保田(循環器内科)、
小牧(循環器内科)

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第一内科部長 挨拶

はじめまして
平成30年4月1日から、岐阜市民病院第一内科(循環器内科・腎臓内科・神経内科)部長として着任いたしました西垣和彦です。前任地は岐阜大学医学部附属病院第二内科(循環器内科・呼吸器内科・腎臓内科)で、昭和63年から2年間の米国ノースカロライナ大学チャペルヒル校大学院での海外留学を経て、平成12年から心臓カテーテル・虚血グループのチーフを務め、平成26年から臨床教授となり大学病院での臨床を支えてきました。
これまで私は、広く循環器内科全般の疾患に対応できるように精進してきました。そのため専門分野が多岐にわたり、PCIやCABGなど虚血性心疾患の診断や治療のみならず、急性心不全や川崎病心血管後遺症、心臓移植、心臓リハビリテーションに至るまで十数本のガイドラインの制定に加わらせていただきました。また、『今日の治療指針』などの成書も、毎年異なる疾患をテーマに執筆させていただき、最先端の治療の普及に微力ながら貢献してきました。この度、この岐阜大学医学部附属病院で培った経験と知識を地域医療に還元させていただくことを決断し、医療の最前線の地である岐阜市民病院に赴任させていただきました。
このホームページは、岐阜市民病院第一内科・循環器内科における最先端医療とその挑戦を発信するために設けました。
皆様、これからの岐阜市民病院に御期待と御支援をお願い申し上げます。

専門分野:循環器疾患の診断と治療、再生医学
  1. 虚血性心疾患の診断と治療:PCIによる治療と管理、糖尿病と冠動脈疾患:糖尿病の病態と治療、冠攣縮性狭心症の病態と治療、PCI/CABGの適応ガイドライン、冠動脈疾患と不飽和脂肪酸:EPA/AA
  2. 急性心不全、重症心不全の治療:CRT-D、IABP/PCPS、心筋症、心臓移植レシピエントの適応
  3. 再生医学:MUSE細胞心筋再生療法の開発と臨床応用、G-CSF下肢血管再生療法、sFas心不全療法
  4. 末梢動脈閉塞症・経皮的末梢動脈インターベンション
  5. 高血圧症の治療、大規模試験の評価、薬剤評価
  6. 不整脈診断、電気的焼灼術、心臓突然死の予測、TWAとSAS
  7. 成人川崎病心血管後遺症の治療と管理、ガイドライン
  8. 抗血栓療法:急性肺血栓塞栓症の診断と治療、心原性脳血栓塞栓症の治療、抗凝固薬、抗血小板薬
  9. 心臓リハビリテーション:運動処方・施行と管理、運動療法の効用、心臓力学と心拍出量
  10. 産業労働衛生:労働衛生環境、労働衛生教育、禁煙、じん肺とアスベスト
  11. 救急医療・心肺蘇生:AHA-BLS & ACLS、ICLS
  12. スポーツ医学:スポーツと内科疾患
  13. 禁煙治療:喫煙の人体に対する影響
主な資格・認定専門医:
  • 日本内科学会 認定内科医、総合内科専門医、研修医指導医
    内科救急ICLS講習会(JMECC)インストラクター/ディレクター
  • 日本循環器学会 循環器専門医 日本循環器学会認定上級循環器医(FJCS)
  • 日本心臓病学会 心臓病上級臨床医(FJCC)
  • 日本心血管インターベンション治療学会(CVIT) 認定医、専門医、指導医
  • 日本不整脈心電学会 植込み型除細動器/ペーシングによる心不全治療(ICD/CRT)認定医
  • 日本心臓リハビリテーション学会 心臓リハビリテーション指導士、認定医(上級指導士)
  • 日本高血圧学会 高血圧専門医・指導医
  • 日本救急医学会 ICLS・BLSコースディレクター
  • 日本禁煙学会 禁煙サポーター、認定指導医(禁煙認定医)
  • 日本医師会 産業医、健康スポーツドクター
  • American Heart Association (AHA)  Premium Professional Member "Gold Heart" 
    AHA-ACLS Instructor
  • 岐阜県 難病ケアコーディネーター
  • 厚生労働大臣指定国家資格 労働衛生コンサルタント(衛生)
  • NPO 法人卒後臨床研修評価機構 (JCEP) サーベイヤー
所属学会役員/委員:
  • 日本内科学会:東海地方会評議員
  • 日本循環器学会:評議員(社員)、医療事故調査制度派遣医師、東海支部評議員、東海支部サテライト教育講演会世話人
  • 日本心臓病学会:評議員
  • 日本心血管インターベンション治療学会(CVIT):評議員、学会誌編集顧問、東海北陸支部評議員(代議員)
  • 日本心臓リハビリテーション学会:評議員、心リハ標準プログラム策定部会委員、研修制度部会委員(研修担当)、東海支部幹事
  • 日本心不全学会:評議員
  • 臨床研究適正評価教育機構(J-CLEAR):評議員
  • American Heart Association (AHA):Premium Professional Member"Gold Heart"
厚生労働省・日本循環器学会など各学会ガイドライン制定班員など公的貢献:
  1. 平成11年度厚生科学研究費補助金(医療技術評価総合研究事業)
    『急性心筋梗塞及びその他の虚血性心疾患の診療情報の整理に関する研究』(H11-医療-017)急性心筋梗塞の診療エビデンス集 −EBMより作成したガイドライン− 
  2. 日本循環器学会:冠動脈疾患におけるインターベンション治療の適応ガイドライン冠動脈バイパス術の適応を含む)待機的インターベンション (H10-H11)
  3. 日本循環器学会:川崎病心臓血管後遺症の診断と治療に関するガイドライン(H13-H14)
  4. 平成 13-15 年度厚生労働科学研究費補助金 我が国の冠動脈疾患に対する薬物・インターベンション治療の予後とコスト
  5. 東海地区心臓移植適応症例検討会委員
  6. 日本循環器学会:心臓移植委員会ならびに適応検討小委員会幹事
  7. 日本循環器学会:冠動脈疾患におけるインターベンション治療の適応ガイドライン -待機的PCI- 改訂版 (H19-H21、期間延長-H24)
  8. 日本循環器学会:川崎病心臓血管後遺症の診断と治療に関するガイドライン改訂版 (H19-H20) 
  9. 日本循環器学会:急性心不全ガイドライン改訂版(H22)
  10. 日本心臓リハビリテーション学会:標準プログラム策定部会委員(H23-):
    1. 急性心筋梗塞の入院心臓リハビリテーション
    2. 心不全急性期〜維持期心臓リハビリテーション
  11. 日本循環器学会:虚血性心疾患に対するバイパスグラフトと手術術式の選択ガイドライン改訂版(H22-H24)
  12. 日本循環器学会:川崎病心臓血管後遺症の診断と治療に関するガイドライン改訂版2012 (H24) 
  13. 日本循環器学会:心臓移植に関するガイドライン改訂版2014 (H26)
関連学会協議会など学会枠を超えた公的貢献:
  1. 日本循環器学会心臓移植委員会幹事:約1,000例の心臓移植申請患者の適応判定、心臓移植レシピエント評価システムの構築
  2. 心臓移植関連学会協議会 委員(日本循環器学会代表)
  3. 心臓移植施設認定審議委員会 委員(日本循環器学会代表)
  4. 冠動脈血行再建術協議会 オブザーバー
  5. 岐阜県社会福祉審議会委員、岐阜市社会福祉審議会委員 (〜H30)
受 賞:
  1. 1996. 4.7  平成7年度岐阜県内科医会奨励賞
  2. 1997. 4.1  日本循環器学会 第14回 Young Investigator Award (YIA)優秀新人賞
  3. 1998.10.17 日本心不全学会 Young Investigator Award (YIA)最優秀新人賞
  4. 1998.10.24 外山基金による国際交流助成賞
  5. 2005. 3.20  日本循環器学会 第1回 Circulation Journal Award 2004,
    The Meritorious Contribution Prize
  6. 2007. 9.10  第11回 日本心不全学会学術集会 優秀演題賞
  7. 2009. 9.18  日本心臓病学会 2009年Clinical Research Award 内科治療部門最優秀論文賞

岐阜市民病院第一内科部長
岐阜大学医学部客員臨床系医学教授
西垣 和彦

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スタッフ紹介

湊口信也 循環器内科
役職
心不全センター長
主な資格、認定
日本内科学会認定内科医
日本内科学会総合内科専門医
日本循環器学会循環器専門医
日本高血圧学会高血圧専門医
日本心臓リハビリテーション学会心臓リハビリテーション指導士
卒業年、主な職歴
昭和53年岐阜大学医学部卒
昭和58年岐阜大学大学院医学系研究科博士課程修了
昭和55年揖斐病院内科勤務
平成元年オーストラリア・メルボルン大学医学部留学
平成19年岐阜大学大学院医学研究科循環病態学/呼吸病態学(第2内科)教授
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西垣和彦 循環器内科・内科一般
役職
第一内科部長
臨床研究支援センター副センター長
内科専門研修委員長
主な資格、認定
岐阜大学医学部客員臨床系医学教授
日本内科学会 認定内科医、総合内科専門医、研修医指導医
日本内科学会 内科救急ICLS講習会(JMECC)インストラクター/ディレクター
日本循環器学会 循環器専門医、日本循環器学会認定上級循環器医(FJCS)
日本心臓病学会 心臓病上級臨床医(FJCC)
日本心血管インターベンション治療学会 認定医、専門医、指導医
日本不整脈心電学会 植込型除細動器/ペーシングによる心不全治療認定医
日本心臓リハビリテーション学会 心臓リハビリテーション指導士、認定医(上級指導士)
日本高血圧学会 高血圧専門医・指導医
日本救急医学会 ICLS・BLSコースディレクター
日本禁煙学会 禁煙サポーター、認定指導医(禁煙認定医)
日本医師会認定産業医
日本医師会認定健康スポーツドクター
米国心臓学会(AHA) Premium Professional Member "Gold Heart"
米国心臓学会(AHA) ACLSインストラクター
岐阜県認定難病ケアコーディネーター
国家資格労働衛生コンサルタント(衛生)
NPO 法人卒後臨床研修評価機構 (JCEP) サーベイヤー
卒業年、主な職歴
昭和61年岐阜大学医学部卒、岐阜大学医学部第二内科研修医
昭和62年朝日大学歯学部第一内科助手
昭和63年国立療養所豊橋東病院 
米国ノースカロライナ大学チャペルヒル校大学院
平成2年岐阜大学医学部附属病院第二内科医員
平成5年医学博士取得
平成9年岐阜大学医学部附属病院第二内科助手
平成12年岐阜大学医学部附属病院第二内科講師(病棟医長)
平成15年岐阜大学医学部附属病院第二内科助教授
平成22年岐阜大学大学院医学系研究科循環・呼吸病態学・第二内科准教授(医局長)
平成26年岐阜大学大学院医学系研究科循環・呼吸病態学・第二内科臨床教授
ojio jyunkankinaika
小塩信介 循環器内科、内科一般
役職
循環器内科部長
循環器病センター長
地域連携部長
災害医療部副部長
救急診療部副部長
地域連携部地域連携室長
主な資格、認定
日本心血管インターベンション学会専門医
日本救急医学会専門医
卒業年、主な職歴
平成元年岐阜大学医学部卒
平成2年岐阜市民病院
平成4年社会保険病院小倉記念病院循環器科
平成6年岐阜市民病院第1内科
平成13年豊橋ハートセンター循環器科部長
平成13年医学博士取得
平成16年岐阜大学医学部附属病院高次救命治療センター講師
平成20年岐阜大学医学部附属病院高次救命治療センター准教授
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安田真智 循環器内科、内科一般
役職
循環器画像診断部長
第一内科部副部長
循環器内科部副部長
主な資格、認定
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会循環器専門医
日本心血管インターベンション学会認定医
日本医師会認定産業医 
卒業年、主な職歴
平成12年岐阜大学医学部卒
平成13年岐阜県総合医療センター
平成16年岐阜大学医学部附属病院
平成21年医学博士取得
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久保田知希 循環器内科、内科一般
役職
第一内科部副部長
循環器内科部副部長
医療安全推進部副部長
主な資格、認定
日本内科学会総合内科専門医
日本循環器学会循環器専門医
卒業年、主な職歴
平成12年卒
satake jyunkankinaika
佐竹敦史 循環器内科、内科一般
役職
第一内科部医長
循環器内科部医長
緩和ケアセンター医長
主な資格、認定
日本内科学会総合内科専門医
日本循環器学会専門医
卒業年、主な職歴
 
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馬場慎也 循環器内科、内科一般
役職
第一内科部医長
循環器内科部医長
主な資格、認定
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会循環器専門医
卒業年、主な職歴
平成21年卒
平成23年岐阜大学医学部附属病院
平成26年高山赤十字病院
平成28年岐阜大学医学部附属病院
murase jyunkankinaika
村瀬浩孝  循環器内科・内科一般
役職
救急診療部医員
第一内科部医員
循環器内科部医員
主な資格、認定
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会循環器専門医
卒業年、主な職歴
 
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小牧久晃  循環器内科、内科一般
役職
第一内科部医員
循環器内科部医員
救急診療部医員
主な資格、認定
日本内科学会認定内科医
卒業年、主な職歴
 
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吉住瞭  循環器内科・内科一般
役職
第一内科部医員
循環器内科部医員
救急診療部医員
集中治療部医員
主な資格、認定
卒業年、主な職歴
 
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早川由香  循環器内科・内科一般
役職
第一内科部嘱託医師
循環器内科部嘱託医師
主な資格、認定
日本内科学会認定内科医
日本循環器学会循環器専門医
日本医師会認定産業医
日本禁煙学会認定指導医
卒業年、主な職歴
平成15年卒

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診療内容

循環器内科部長
循環器病センター長
小塩信介

  平成元年に岐阜大学医学部を卒業して岐阜大学第二内科に入局しました。平成2年から平成13年まで岐阜市民病院にて勤務しまし た。その間に当時の日本で心臓カテーテル検査及び最先端のインターベンション治療を最も多く行っていた小倉記念病院に2年間勤務しました。
岐阜市 民病院を離れてからは、豊橋ハートセンターにて3年間循環器部長として勤務しました。平成16年から岐阜大学医学部附属病院高次救命治療センターの講師を 勤め平成20年4月から本年1月まで同准教授を勤めました。この5年程の大学病院での勤務では、心血管カテーテルインターベンション治療のチーフオペレー ターを兼務していました。これからは、地域医療を担う開業医の諸先生方と岐阜市民病院との病診連携を最優先に考えておりますので宜しく御願いします。

私たちは、患者様に対して可能な限りの最高の医療を提供させていただきたいと考えています。つまり狭心症・心筋梗塞といった虚血性心疾患、心不全、閉塞性 動脈硬化症、難治性高血圧症などの患者様の治療に関して、諸先生方と密接に連携しながら最善の結果を求めて治療に臨みたいと考えています。更にこれらの患 者様方の多くは心疾患のみでなく他の疾患を併発していることが多いため、院内の他科とも連携しながら治療に臨みたいと考えています。
例えば心疾患 が疑われる際は、従来通り、電話1本で緊急心臓カテーテル検査や心血管カテーテルインターベンション治療を行います。狭心症の疑いがあるも心臓カテーテル 検査を躊躇される患者様や、非典型的な胸痛の患者様に対しては、MDCT(Multidetector-row CT)による冠動脈造影検査にて診断させ て頂きます。これは造影剤を注射して10数秒の息止めの間に撮影を終了します。得られた元画像よりコンピューターを利用して冠動脈を構成します。それによ り、これまでは心臓カテーテル検査を行わないと判別できなかった冠動脈狭窄の有無を見つけることができます(図1)。

この検査は入院が不 要で、外来にて造影剤を注射するだけの低侵襲で撮影できる利点があります。ただし造影剤アレルギーや腎障害の副作用は避けられませんし、不整脈や頻脈の患 者様では不十分な撮影に終わる欠点もあります。心臓カテーテル検査の方が詳細に観察可能ですので、最終診断は心臓カテーテル検査となり、MDCTによる冠 動脈造影検査はその前段階との位置付けです。

図1:MDCTによる冠動脈造影検査
jyunkanki01 jyunkanki02

一方で運動療法は、虚血性心疾患のプラークを安定化すること、心不全例や術後症例の生命予後とQOLを改善することが証明されておりますので、多くの心疾患 に対する積極的治療法のひとつであると考えます。私たちは本年3月より心大血管疾患リハビリテーションI施設認定を得ました。急性心筋梗塞や心不全の心臓 リハビリテーションを充実させていく予定です(図2)。この運動療法・運動処方の流れとしては、まず運動負荷試験を施行して嫌気性代謝閾値(AT)や運動 耐容能を求め、これを基に運動処方を行います。それにより入院中にATレベル以下の病棟歩行や自転車こぎ等を行い、運動療法施行2~3ヵ月後に運動耐容能 の再評価を行います。

また、閉塞性動脈硬化症では、生命予後不良や間歇性跛行QOL低下を生じますので、これらの患者様にはCT、MRI、動脈造影や経皮的動脈形成術などの治療を行います。
以上の方針にて、諸先生方と密接な連携をとりながら今後の市民病院循環器内科を運営して、地域医療に貢献したいと私どもは考えておりますので、先生方の御指導と御協力をお願い申し上げます。

どのような専門医がいるのですか?

日本内科学会総合内科専門医を有するもの5名、認定内科医10名、循環器専門医7名、救急医学会専門医1名、インターベンショ ン学会指導医1名、専門医3名、心臓リハビリテーション指導士2名、認定医1名、日本医師会認定産業医3名などです。

どのような症状のある方が循環器内科を受診するとよいのでしょうか?

よくある循環器疾患の症状として動悸(心臓がドキドキすること)、息切れ、胸の痛み、浮腫(顔や手足のむくみ)などがあります。健診での高脂血症、高血圧、心電図異常や、レントゲン写真での心拡大を詳しく調べるために来院される方も多くいらっしゃいます。

また腎臓疾患の症状としては浮腫、高血圧、身体のダルサなどですが無症状でも血尿や蛋白尿のあるときは詳しく調べるべきです。

はじめて循環器内科を受診するにどうしたらいいの?

月曜日から金曜日まで午前8時00分(ブロック受付は午前8時15分)~午前11時までが初診の受付です。他の病院や診療所に通院している方はぜひ紹介状を書いて頂き持参してください。お薬や検査の重複を防ぐことが出来ます。

紹介状があったほうがいいの?

「かかりつけ医」をお持ちいただき、紹介状を持って受診してください。
国が進めている病院と診療所の機能分担とは、普段の健康維持の相談は診療所の先生、すなわち「かかりつけ医」が行ない、専門的な検査や入院が必要な治療は病 院が行なうという病状に応じた役割分担のことです。「かかりつけ医」は患者さんの病状によって病院へ紹介状を書き、患者さんはその紹介状を持って病院へ受 診していただきます。そして検査や必要な治療が終り容体が落ち着いたら、患者さんはまた「かかりつけ医」のところで治療を続けていただくことになります。 当科は今後もこうした国の定める制度に積極的に取り組み、地域医療の充実に貢献していきますのでなにとぞ御理解下さるようお願いいたします。

循環器内科へ患者さんを御紹介いただく先生方へ

月曜から金曜まで毎日第一内科の医師が4人外来を担当しています。また、当院は常時救急患者さんを受け入れる体制となっていますので、御遠慮なく御紹介くだ さい。特に循環器疾患は急を要する病態が予想されますので、転送が必要な際は躊躇無く搬送下さい。この際、簡明な紹介状を付していただければ幸いです。

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診療実績

入院・外来患者数

2017年 2018年
年間入院患者数(人) 1,204 1,395
平均在院日数(日) 7.4 7.3
年間外来患者数(人) 19,845 18,560
年間初診患者数(人) 1,321 1,355
年間緊急入院患者数(人) 467 491

検査件数

           2017年 2018年
冠動脈造影検査 720 845
冠動脈CT 281 268
核医学的検査 213 192
経胸壁心エコー検査 4,798 4,879
経食道心エコー検査 74 71

虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)に対する治療

2017年 2018年
経皮的冠動脈インターベンション 221 303
緊急冠動脈インターベンション 65 80

動脈疾患に対する治療

2017年 2018年
下肢動脈形成術 61 37
胸部大動脈ステントグラフト 10 3
腹部大動脈ステントグラフト 9 10

不整脈に対する治療

2017年 2018年
ペースメーカ植込み術 34 53
ICD、CRT-D植込み術 8 6
電気的焼灼術(アブレーション) 20 31

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地域連携

地域医療を担い、岐阜市民病院循環器内科との連携を密にされている診療所・病院の先生方を訪問し、日頃の謝意と岐阜地区の医療連携のあり方を御相談致しました。

・平成30年5月

jyun-nai.tiren-simomura.jpg jyun-nai.tiren-komaki.jpg
しもむら医院 小牧内科クリニック
jyun-nai.tiren-mori.jpg jyun-nai.tiren-kozima.jpg
森内科クリニック こじま内科クリニック
jyun-nai.tiren-minagawa.jpg jyun-nai.tiren-asahidaigaku.jpg
みながわ内科・循環器科クリニック 朝日大学病院
jyun-nai.tiren-natume.jpg jyun-nai.tiren-kamakura.jpg
夏目内科クリニック 鎌倉内科

・平成30年6月

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吉村内科 名和内科
jyun-nai.tiren-senjyudou.jpg jyun-nai.tiren-yasue.jpg
千手堂病院 安江病院
jyun-nai.tiren-kinomura.jpg jyun-nai.tiren-isimura.jpg
木野村医院 石村内科
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操健康クリニック

・平成30年7月

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加納渡辺病院 かさい内科小児科皮ふ科
jyun-nai.tiren-kanounaika.jpg jyun-nai.tiren-gifuseiryu.jpg
加納内科クリニック 岐阜清流病院
jyun-nai.tiren-kanounaikariumati.jpg jyun-nai.tiren-aisei.jpg
加納内科
リウマチ科・糖尿病内科クリニック
愛生病院

・平成30年8月

jyun-nai.tiren-hasimoto.jpg jyun-nai.tiren-itoiin.jpg
橋本整形外科 伊藤医院
jyun-nai.tiren-yamamoto.jpg jyun-nai.tiren-nisinomati.jpg
山本医院 西野町クリニック
jyun-nai.tiren-hirosenaika.jpg jyun-nai.tiren-totaninaika.jpg
広瀬内科医院 戸谷内科

・平成30年9月

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山内ホスピタル

・平成30年10月

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岩砂病院・岩砂マタニティ

・平成30年11月

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梅田クリニック くまざき内科

・平成30年12月

jyun-nai.tiren-katou201812.jpg jyun-nai.tiren-sasaki201812.jpg
加藤内科クリニック ささきクリニック

・平成31年2月

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森医院 江崎医院

・平成31年3月

jyun-nai.tiren-miura201903.jpg jyun-nai.tiren-hino201903.jpg
三浦医院 日野医院
jyun-nai.tiren-sagiyama201903.jpg jyun-nai.tiren-sugiura201903.jpg
さぎ山クリニック 杉浦内科
jyun-nai.tiren-tatebe201903.jpg jyun-nai.tiren-inaba201903.jpg
たてべファミリークリニック いなば内科
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小木曽医院

・令和元年5月

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おざわクリニック

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心臓病教室(市民公開講座)

岐阜市民病院第1内科・循環器内科では、心臓専門医が市民の皆さんに心臓の病気についてわかりやすくお話し、皆さんの疑問にお答えする市民講座を開催しています。皆さんで一緒に心臓の病気について勉強して、心臓の病気の予防や早期発見、治療にお役立てください。

・第1回 岐阜市民病院 心臓病教室

日時
平成30年7月6日(金)
午後3時00分〜4時00分
場所
岐阜市民病院 西診療棟4階大会議室(サルビアホール)

心臓病教室のお知らせページへ

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・多くの方に参加していただきまして、盛況のうちに終了しました。

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講演をする
湊口信也心不全センター長
質疑に答える 
西垣和彦第1内科部長と湊口信也心不全センター長

・第2回 岐阜市民病院 心臓病教室

日時
平成30年10月9日(火)
午後3時00分〜4時00分
場所
岐阜市民病院 西診療棟4階大会議室(サルビアホール)

心臓病教室のお知らせページへ

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・第3回 岐阜市民病院 心臓病教室

日時
平成31年2月5日(火)
午後3時00分〜4時30分
場所
岐阜市民病院 西診療棟4階大会議室(サルビアホール)

心臓病教室のお知らせページへ

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・第4回 岐阜市民病院 心臓病教室

日時
令和元年9月10日(火)
午後3時00分〜4時30分
場所
岐阜市民病院 西診療棟4階大会議室(サルビアホール)

心臓病教室のお知らせページへ

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学会・全国研究会発表

岐阜市民病院第1内科・循環器内科では、積極的に学会に参加し発表することで、最新の知識・治療法を得ると同時に、学会を主導していきます。

・2018年度

2018.5.11-12 CVIT日本心血管インターベンション治療学会第39回東海北陸地方会 (ウインクあいち、名古屋市)

馬場慎也 右SFAに対するEVTでクロッサーシステムを用いたところ、血管内膜が剥離し抜去された一例
馬場慎也 シロリムス溶出性ステント留置後10年の状態をOFDIで観察した一例
津崎旭弘 当院で導入した新循環器動画システムの使用経験について
藤田梨佳子 心臓カテーテル室に勤務する看護師のストレス要因の分析



2018.6.21-23 第8回豊橋ライブデモンストレーションコース(ロワジールホテル豊橋)

西垣和彦

講演
至適アウトカムを追求したマエストロのチェックメイト 
『DAPTの真実に迫る 〜忖度せず、選択する〜』



2018.6.30 第151回日本循環器学会東海地方会(じゅうろくプラザ、会長:西垣和彦)

湊口信也 講演
『高血圧、脂質異常症、糖尿病等のリスクファクターを考慮した虚血心筋保護』
馬場慎也 『進行胃癌に急性冠症候群と急性肺血栓塞栓症を合併した一例』
佐竹敦史 『感染性心内膜炎に細菌性髄膜炎、多発性脳梗塞、腸腰筋膿瘍等を合併し抗生剤選択に苦慮した一例』
小牧久晃  『ボルテゾミブにも不応であった、原発性アミロイドーシスによる二次性心筋症の1例』
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会長の西垣和彦第1内科部長



2018.7.14-15 第24回日本心臓リハビリテーション学会学術集会 (パシフィコ横浜)

西垣和彦

講演
日本心血管インターベンション学会・日本心臓リハビリテーション学会
ジョイントセッション PCIと心臓リハビリテーションの共生
〜冠動脈疾患の長期予後改善に向けた合理的治療戦略
『冠動脈疾患の病理とイメージングから観た長期予後改善』

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講演をする西垣和彦第1内科部長



2018.10.25-27 Complex Cardiovascular Therapeutics (CCT) 2018(Kobe International Exhibition Hall, Portopia Hotel, Kobe, Japan)

Ryo Yoshizumi, Hisaki Komaki, Hirotaka Murase, Shinya Baba, Atsushi Satake, Tomoki Kubota, Shinji yasuda, Shinsuke Ohio, Kazuhiko Nishigaki, Shinya Minatoguchi
A case of Kounis syndrome, anaphylactic acute coronary syndrome,type III variant caused by coronary stent thrombosis due to bee sting
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CCT2018学会会場の神戸国際展示場 CCT2018で発表する吉住 瞭先生

・2019年度

2019.6.2 Slender Club Japan 2019 Live Demonstrayion & Annual Meeting in Amagasaki (Miyako Hotel Amagasaki)

西垣和彦 Symposium 3 
『ペースメーカ植え込み時間のエビデンス』
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2019.6.21 第9回豊橋ライブデモンストレーションコース (ロワジールホテル豊橋)

西垣和彦 特別企画 The Bailouters 【第4部】
『術中脳塞栓症』



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循環器セミナー(医療従事者向け)

岐阜市民病院 臨床研究センター講演会:医療従事者対象

日時
平成30年6月12日(火) 午後5時30分から午後7時
場所
岐阜市民病院
西診療棟4階 サルビアホール
講演内容
湊口信也 岐阜市民病院心不全センター長
『現実味を帯びてきた再生医療 〜ミューズ細胞〜』

『当院の活動』ページにも記載
・医師、薬剤師、看護師、技師等の医療従事者を含め70名の出席がありました。
また、講演会終了後、質疑応答があり、盛況のうちに終了しました。

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講演及び質疑に答える
心不全センター長 湊口信也

平成30年度 岐阜薬科大学 薬剤師生涯教育講座:薬剤師対象

日時
平成30年7月21日(土) 午後3時00分から午後4時00分
場所
岐阜薬科大学(本部キャンパス 岐阜大学医学部南隣)
テーマ
〜薬物療法の最前線と薬剤師の役割〜
講義内容
西垣和彦 岐阜市民病院第1内科部長
『冠動脈疾患治療の本質 
〜組織性状を考えた治療の勧め 動脈硬化に対する抗炎症剤とは〜』

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講演をする西垣和彦第1内科部長

岐阜市民病院 肺血栓塞栓症学習会:医療従事者対象

日時
平成30年7月23日(月) 午後6時00分から午後7時00分
場所
岐阜市民病院
西診療棟4階 サルビアホール
講演内容
西垣和彦 岐阜市民病院第1内科部長
『肺血栓塞栓症/深在静脈血栓症の最重要ポイント
〜命運を分ける 診断、治療〜』

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第1回 岐阜心不全連携勉強会 
〜これから迎える心不全パンデミックを考える:医療従事者対象

日時
平成30年8月24日(金) 午後7時20分から午後8時30分
場所
みんなの森 ぎふメディアコスモス 1F かんがえるスタジオ)
講演内容
1.西垣和彦 岐阜市民病院第1内科部長
『心不全の診断と治療で押さえておくべきポイント』

2.湊口信也 岐阜市民病院心不全センター長
『これから迎える心不全パンデミック対策』

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初めての開催でしたが、岐阜市民病院と地域連携を密にしている診療所、病院から39名、33施設もの多くの先生方にお越し頂きました。今後は、気軽に症例を持ち寄り、先生方と活発な検討ができるような勉強会にしていきたいと思いますので、御指導・御協力をよろしくお願い申し上げます。

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講演1で講演する 西垣和彦 第一内科部長
『心不全の診断と治療で押さえておくべきポイント』
講演2で講演する 湊口信也 心不全センター長
『これから迎える心不全パンデミック対策』

第1回 鹿島循環器セミナー

日時
平成30年10月16日(火) 午後7時30分から午後9時00分
場所
じゅうろくプラザ小会議室
講演内容
1.『最近の循環器診療』
岐阜市民病院 第一内科 副部長
循環器内科 副部長  安田真智

2.『心不全と糖尿病 ー地域連携ー』
みながわ内科・循環器クリニック 院長 皆川太郎 先生

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岐阜市民病院の所在地である鹿島町にちなみ、循環器の最新知見を深めるとともに、地域医療の推進を目的にした鹿島循環器セミナーを立ち上げ、第1回のセミナーを行いました。多くの連携病院の先生方にお越しいただき、ほぼ満席の盛況ぶりでした。ありがとうございました。

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講演1で講演する
安田真智 第1内科・循環器内科副部長
講演2で講演していただきました
皆川太郎 みながわ内科・循環器クリニック院長

第1回 岐阜市心疾患連携勉強会
テーマ 〜不整脈〜

日時
平成30年11月16日(金) 午後7時30分から午後8時50分
場所
みんなの森 ぎふメディアコスモス 1F かんがえるスタジオ
講演内容
1.『不整脈の薬物療法について』
岐阜市民病院 循環器内科 副部長 安田真智


2.『心房細動に対するカテーテルアブレーション』
岐阜市民病院 循環器内科 副部長 久保田知希

第2回 岐阜心不全連携勉強会
テーマ 〜これから迎える心不全パンデミックを考える〜

日時
令和元年9月5日(木) 午後7時30分から午後9時00分
場所
岐阜キャッスルイン
〒500-8176 岐阜市県町2-8
TEL 058-262-3339
講演内容
1.『エリアで考える心不全治療の取り組み』
岐阜清流病院 理事長 名和 隆英 先生


2.『心不全に対する"病中八策"』
~心不全パンデミックを地域連携で乗り越えるために~
岐阜市民病院 第一内科 部長
岐阜大学医学部客員臨床系医学教授 西垣 和彦 

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業績:

著書

・2018年4月~
1.総説 西垣和彦   脳・心・腎血管疾患クリニカル・トライアルAnnual Overview 2018
『抗血栓療法の新時代―伏見AFレジストリの解釈を巡って』
臨床研究適正評価教育機構(J-CLEAR)編集、ライフサイエンス出版、2018
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2.著書 西垣和彦   今日の治療指針2018 私はこう治療している
『急性心筋梗塞のリハビリテーション、運動療法』
福井次矢、高木 誠、小室一成 総編集、医学書院、2018
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3.著書 西垣和彦   循環器内科専門医バイブル 
2 虚血性心疾患 識る・診る・治す・防ぐ
第3章 虚血を治す --薬物治療と非薬物治療
『安定狭心症 a. 薬物治療』
小室一成、中村正人 編集、中山書店、2018
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4.著書 西垣和彦   心臓リハビリテーション 標準プログラム
『心不全 2017年版』
特定非営利活動法人 日本心臓リハビリテーション学会 発行
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5.著書 西垣和彦   2018 大学生の健康ナビーキャンパスライフの健康管理ー
第5章 大学生のための病気の知識
『第2節 心臓の病気』
岐阜県大学保健管理研究会企画、山本眞由美監修 岐阜新聞社発行
2018;pp.126-130.
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・2019年4月
6.著書 西垣和彦   今日の治療指針2019私はこう治療している
『下肢静脈瘤、静脈血栓症』
福井次矢、高木 誠、小室一成 総編集、医学書院、2019
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7.著書 西垣和彦   Slender Pacing Device Project
『3.植込み手技のエビデンスはあるのか?』
吉町文暢 編、中外医学社、2019
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8.著書 湊口信也   指定難病ペディア2019
『11 カーニー複合 [指定難病232]』
水澤英洋、五十嵐隆、北川泰、高橋和久、弓倉整 監修・編集、
診断と治療社、2019
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9.著書 湊口信也   MUSE細胞 --現状と将来展望--
『3.心筋梗塞におけるMUSE細胞を用いた治療戦略
  〜MUSE細胞と心筋梗塞治療〜』
血液フロンティア、29(2), 2019、医薬ジャーナル社
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原著  (Head, Second, or Responsible Author only)

・2018年
1.原著 英 Nakashima T, Kawasaki M, Toyoshi H, Takasugi N, Kubota T,Kanamori H, Ushikoshi H, Aoyama T, Nishigaki K, Minatoguchi S.
Impact of the pulmonary vein orifice area assessed using intracardiac echocardiography on the outcome of radiofrequency catheter ablation for atrial fibrillation.
2. 原著 英 Nakashima T, Kawasaki M, Toyoshi H, Takasugi N, Kubota T, Kanamori H, Ushikoshi H, Aoyama T, Nishigaki K, Minatoguchi S.
Impact of the pulmonary vein orifice area assessed using intracardiac echocardiography on the outcome of radiofrequency catheter ablation for atrial fibrillation.
J Interv Card Electrophysiol. 2018 Mar;51(2):133-142
3. 原著 英 Takasugi N, Takasugi M, Goto H, Kuwahara T, Nakashima T, Kubota T, Kanamori H, Kawasaki M, Nishigaki K, Minatoguchi S, Verrier RL.
Significance of T-wave inversion triggered by spontaneous atrial premature beats in patients with long QT syndrome.
Heart Rhythm. 2018 Jun;15(6):860-869.
4. 原著 英 Sahashi Y, Takasugi N, Naruse G, Kubota T, Nishigaki K, Minatoguchi S.
Microvolt T-wave alternans monitoring in a patient with levofloxacin-induced Torsade de Pointes.
J Electrocardiol. 2018 Jan - Feb;51(1):108-110.
5. 原著 英 Tanaka T, Nishigaki K, Minatoguchi S, Nawa T, Yamada Y, Kanamori H, Mikami A, Ushikoshi H, Kawasaki M, Dezawa M, Minatoguchi S.
Mobilized Muse Cells After Acute Myocardial Infarction Predict Cardiac Function and Remodeling in the Chronic Phase.
Circ J. 2018 Jan 25;82(2):561-571.
6. 原著 英 Yamada Y, Wakao S, Kushida Y, Minatoguchi S, Mikami A, Higashi K, Baba S, Shigemoto T, Kuroda Y, Kanamori H, Amin M, Kawasaki M, Nishigaki K, Taoka M, Isobe T, Muramatsu C, Dezawa M, Minatoguchi S.
S1P-S1PR2 Axis Mediates Homing of Muse Cells Into Damaged Heart for Long-Lasting Tissue Repair and Functional Recovery After Acute Myocardial Infarction.
Circ Res. 2018 Apr 13;122(8):1069-1083.
7. 原著 英 Kinomura Y, Tanaka T, Aoyama T, Hatasa M, Minatoguchi S, Iwasa M, Yamada Y, Nawa T, Kanamori H, Kawasaki M, Esaka Y, Uno B, Nishigaki K, Minatoguchi S.
Endogenous Adenosine May Be Related to Left Ventricular Dysfunction, Dilation, and Wall Thinning in Patients With Heart Disease.
Circ J. 2018 Apr 25;82(5):1319-1326.
8. 原著 英 Nakashima T, Kubota T, Takasugi N, Kawasaki M, Nishigaki K, Minatoguchi S.
Simultaneous independent double tachycardias: What is the mechanism?
J Cardiovasc Electrophysiol. 2018 May;29(5):800-802.
9. 原著 英 Yoshizane T, Kawamura I, Kawasaki M, Tanaka R, Minatoguchi S, Nagaya M, Sato H, Ono K, Tomita S, Matsuo H, Noda T, Suzuki T, Minatoguchi S.
Validation by Cardiac Catheterization of Noninvasive Estimation of Time Constant of Left Ventricular Pressure Decline as an Index of Relaxation by Speckle Tracking Echocardiography.
Am J Cardiol. 2018 Jun 15;121(12):1645-1651.
10. 原著 英 Komaki H, Nakashima T, Minatoguchi S.
Radiofrequency catheter ablation for ventricular tachycardia in ischaemic cardiomyopathy due to Kawasaki disease.
Cardiol Young. 2018 Jun;28(6):890-893.
11. 原著 英 Matsumoto-Miyazaki J, Ushikoshi H, Suzuki K, Miyazaki N, Nawa T, Okada H, Yoshida S, Murata I, Ogura S, Minatoguchi S.
Efficacy of Acupuncture Treatment for Improving the Respiratory Status in Patients Receiving Prolonged Mechanical Ventilation in Intensive Care Units: A Retrospective Observational Study.
J Altern Complement Med. 2018 Nov;24(11):1076-1084.
12. 原著 英 Komaki H, Iwasa M, Hayakawa Y, Okamoto C, Minatoguchi S, Yamada Y, Kanamori H, Kawasaki M, Nishigaki K, Minatoguchi S.
Azilsartan attenuates cardiac damage caused by high salt intake through the downregulation of the cardiac (pro)renin receptor and its downstream signals in spontaneously hypertensive rats.
Hypertens Res. 2018 Nov;41(11):886-896.
13. 原著 英 Minatoguchi S, Mikami A, Tanaka T, Minatoguchi S, Yamada Y.
Acute Myocardial Infarction, Cardioprotection, and Muse Cells.
Adv Exp Med Biol. 2018;1103:153-166.
14. 原著 英 Yamada Y, Minatoguchi S, Endo N, Kanamori H, Kawasaki M, Nishigaki K, Mikami A, Minatoguchi S.
Post-MI treatment with G-CSF and EPO-liposome with SLX repairs infarcted myocardium through EPCs mobilization and activation of prosurvival signals in rabbits.
Pharmacol Res Perspect. 2018 Dec 21;7(1):e00451.
15. 原著 和 上田宣夫, 西垣和彦, 大畠博人, 竹山俊昭, 小塩信介, 湊口信也
蜜蜂刺傷により冠動脈ステント血栓症が惹起されたKounis症候群III型の1例
日本救急医学会雑誌 (0915-924X)30巻2号 Page44-49(2019.02)

・2019年
16.原著 英 Minatoguchi S, Ando T, Tanaka T, Yamada Y, Kanamori H, Kawasaki M, Nishigaki K, Minatoguchi S.
Cardiac Rehabilitation With Dynamic Exercise Increases the Number of Muse Cells in the Peripheral Blood of Patients With Heart Disease.
Circ Rep 2019; 1: 17-19.
17.原著 英 Tanaka T, Minatoguchi S, Yamada Y, Kanamori H, Kawasaki M, Nishigaki K, Minatoguchi S.
Addition of Tolvaptan Compared With Increased Dose of Furosemide in Heart Failure Patients With Chronic Kidney Disease Under Furosemide Treatment.
Circ Rep 2019; 1: 35-41.
18.原著 英 Naruse G, Kanamori H, Yoshida A, Minatoguchi S, Kawaguchi T, Iwasa M, Yamada Y, Mikami A, Kawasaki M, Nishigaki K, Minatoguchi S.
The Intestine Responds to Heart Failure by Enhanced Mitochondrial Fusion through Glucagon-like Peptide-1 Signaling.
Cardiovasc Res. 2019 Jan 10. doi: 10.1093/cvr/cvz002. [Epub ahead of print]
19.原著 英 Tanaka S, Noda T, Kawasaki M, Segawa T, Tsugita N, Fuseya T, Kubota T, Iwama M, Nishigaki K, Watanabe S, Minagawa T, Ohashi H, Minatoguchi S.
Relationship between electrical conduction and phasic left atrial function: P-wave signal-averaged electrocardiography and time-left atrial volume curve assessments using two-dimensional speckle-tracking echocardiography.
Heart Vessels. 2019 Jul;34(7):1212-1220.
20.原著 英 Yoshida A, Kanamori H, Naruse G, Minatoguchi S, Iwasa M, Yamada Y, Mikami A, Kawasaki M, Nishigaki K, Minatoguchi S.
(Pro)renin Receptor Blockade Ameliorates Heart Failure Caused by Chronic Kidney Disease.
J Card Fail. 2019 Apr;25(4):286-300.
21.原著 英 Hatasa M, Tanaka T, Minatoguchi S, Yamada Y, Kanamori H, Kawasaki M, Nishigaki K, Esaka Y, Uno B, Minatoguchi S.
Increased Plasma Adenosine Concentration in the Subacute Phase May Contribute to Attenuation of Left Ventricular Dilation in the Chronic Phase in Patients With Acute Myocardial Infarction.
Circ J. 2019 Mar 25;83(4):783-792.
22.原著 英 Kanamori H, Naruse G, Yoshida A, Minatoguchi S, Watanabe T, Kawaguchi T, Yamada Y, Mikami A, Kawasaki M, Takemura G, Minatoguchi S.
Metformin Enhances Autophagy and Provides Cardioprotection in δ-Sarcoglycan Deficiency-Induced Dilated Cardiomyopathy.
Circ Heart Fail. 2019 Apr;12(4):e005418. doi: 10.1161/CIRCHEARTFAILURE.118.005418.
23.原著 英 Mori H, Sakai C, Iwai M, Sasaki Y, Gomyo T, Toyoshi S, Kaito D, Yanase K, Ito F, Endo J, Funaguchi N, Ohno Y, Minatoguchi S.
Immune thrombocytopenia induced by nivolumab in a patient with non-small cell lung cancer.
Respir Med Case Rep. 2019 Jun 4;28:100871. doi: 10.1016/j.rmcr.2019.100871. eCollection 2019.

総説

・2018年4月〜
1.総説 和 西垣和彦
『抗凝固薬の選択~上部消化管出血とPPIの必要性』
CareNet Clear!ジャーナル四天王、No. 985, 2018
https://www.carenet.com/news/clear/journal/47276
・2019年4月~
2.総説 和 西垣和彦
『適応拡大に向けた朗報!〜論文を読み解く上で重要な"国民性"〜』
CareNet Clear!ジャーナル四天王、No. 1062, 2019
https://www.carenet.com/news/clear/journal/48150

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心臓リハビリ

心臓リハビリテーションって何?

心臓リハビリテーション(略して心リハ)とは、弱くなった心機能を高めるため、あるいは低下した体力の回復、心臓病の再発予防や精神面(自信)の向上といった心臓に負荷がかかる要素を取り除きつつ心機能の強化をはかる治療のことです。jyunai-sinriha-01.jpgこれには、医師だけでなく、理学療法士や看護師、管理栄養士、薬剤師など多くの医療専門職が集まり、チームによる包括的心リハを行うことで生活全般を改善します。  
主に、"第2の心臓"と呼ばれる下肢を適切な運動で鍛えるのですが、それだけでなく栄養面、お薬や生活に関する指導、カウンセリングなどを総合的に行い、快適で活動的な生活のための長期プログラムを行うことが主眼です。
具体的に行う運動は、ウォーキング、自転車漕ぎ(エアロバイク)、ゴムチューブなどを使った主に下肢の筋トレなどで、運動が苦手な人でも楽に取り組めるものです。例え『心臓に良い適切な運動』でも急に負荷がかかるようなことはしません。かえって急に強い運動をしたりすることは心臓に悪影響を及ぼす恐れがあります。
jyunai-sinriha-02.jpg
欧米では、この心リハを既に数十年前から積極的に行っています。なぜならば、心リハには大きな心機能改善効果が認められるからです。運動することによって酸素の取り込みがよくなり、運動能力も増加することで、楽に動けるようになります。血管内皮機能(血管が自分で広がる能力)がよくなり血液の循環がよくなり、狭心症や心不全の症状も軽くなります。またそれだけでなく、心筋梗塞の再発や突然死が3年間で約25%低下、心不全の死亡率や再入院率も減少、死亡率は56%減少し、再発を28%減らします。何よりも、気持ちのよい汗をかくことによって、不安やうつから解放されることもこの心リハのメリットです。さらに、生活習慣病の危険因子(血圧、血糖値など)が改善されることや、自律神経のバランスや働きがよくなることによって、血圧や脈拍が安定し不整脈が起きにくくなること、血液凝固因子が安定し、血栓ができにくくなるメリットもあります。まさに、究極の心臓病に対する治療法が心リハなのです。
しかし、心リハは、健康保険でカバーできる期間が開始から150日間と決められており、長期にわたる心リハが有効であることが分かっていながらできない現状がこれまでありました。そこで、長期にわたり心リハを維持・継続するために、岐阜県の協力のもとNPO法人岐阜心臓リハビリテーションネットワーク(「CR-GNet」といいます)が構築されています(代表:湊口信也)。CR-GNetは、プライバシーの保護を厳重に図りながら、医療機関(治療を行った専門病院、かかりつけ医)だけでなく、フィットネスクラブも参加したネットワークを構築し、医療情報その他の必要な個人情報を共有して、心リハの継続的な提供を長期にわたり可能にすることを目的としています。jyunai-sinriha-03-crop.jpgCR-GNetに参加されると、「すこやかハート手帳」が発行され、専門病院とかかりつけ医の間で受診状況や治療の経過などの情報が活用でき、緊密な連携が可能となります。なお、CR-GNetに参加しているフィットネスクラブでは、CR-GNetで定めた心リハの研修をうけたトレーナーが在籍しており、それぞれに適した運動を安全に行うことができるような体制で心リハを継続できます。この岐阜県の未来型の心リハシステムは、『岐阜モデル』として国内外から高く評価されています。
*CR-GNetのホームページ: http://cr-gnet.com/

現在、岐阜市民病院では、最先端の心臓リハビリテーション施設を中央診療棟3階に新たに建設中です。来年4月から、新心大血管リハビリテーション室として毎日心リハが運用可能となります。
なお、進捗状況は、このホームページなどでお知らせ致します。

スタッフ
  • 医師
    湊口 信也: 心臓リハビリテーション指導士
    西垣 和彦: 心臓リハビリテーション指導士
           心臓リハビリテーション認定医(上級指導士)
  • 理学療法士
  • 看護師
  • 薬剤師
  • 栄養士

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研究(循環器内科・心不全センターでの臨床研究)

研究課題名:
心疾患患者(冠動脈疾患、拡張型心筋症、弁膜症、心筋梗塞患者)における血漿microRNA145濃度の動態とその役割解明に関する研究

microRNAはnon-coding RNAすなわちタンパク質へ翻訳されないRNAの総称に分類されており、ほかの遺伝子の発現を調節するという生命現象において重要な役割を担っています。microRNA-145は、血管平滑筋の増殖を抑制することが知られているほか、以下のように障害心筋組織を修復する作用を示します。すなわち、我々は以前、ウサギ心筋梗塞モデルを用いて、microRNA-145を投与することにより、心筋梗塞サイズ縮小、心機能改善、左室リモデリング抑制をもたらすことを報告しています(Higashi K & Minatoguchi S, Am J Physiol Heart Circ Physiol 2015)。microRNAとは、細胞から分泌される分泌膜小胞の中に入っている。
現在進行中の臨床研究では、心疾患患者を対象として静脈血を採取し、血漿miRNA-145濃度を測定し、心エコーにて測定した心機能、左室内径、左室肥大、心カテデータと血漿microRNA-145濃度との関係を求め、microRNA145が心機能、左室リモデリング、冠動脈硬化に果たしている役割を明らかにすることを目的としています。特に、左室機能障害患者と血漿microRNA-145濃度との関係、急性心筋梗塞患者における血漿microRNA-145濃度の動態と慢性期心機能との関係を明らかにすることに焦点を絞った臨床研究を行っています。

研究課題名:
冠動脈疾患患者におけるMuse細胞動員に関する研究  

Muse細胞とは、東北大学の出澤真理教授により2010年に発見された、我々の生体の中に存在する多能性幹細胞であり、内胚葉、中胚葉、外肺葉系細胞へ分化できることが報告されています。我々は以前、ウサギ心筋梗塞モデルで、多能性幹細胞のMuse細胞を静注したところ、Muse細胞は選択的かつ効率に心筋梗塞部位に生着し、心筋および血管に分化し、paracrine効果も加わり、著明な梗塞サイズ縮小、心機能改善、左室リモデリング抑制(左室内腔拡大抑制)が得られることを報告しています(Yamada Y & Minatoguchi S et al. Circ Res 2018)。さらに、急性心筋梗塞患者を対象とした臨床研究を行ったが、末梢血中Muse細胞数は急性心筋梗塞の急性期に増加し、Muse細胞数の増加がより高値である症例は6ヵ月後の慢性期の心機能改善、左室リモデリング抑制が認められましたが、末梢血中Muse細胞数が増加しない症例では、心機能改善、左室リモデリング抑制がみとめられないことを報告しました(Tanaka T & Minatoguchi S et al. Circ J 2018)。このことは、内因性Muse細胞が、心筋梗塞後の組織修復に関与していることを示しています。
現在進行中の臨床研究では、冠動脈疾患を対象として、末梢血を採血しFACSを用いて血中Muse細胞数を測定し、冠動脈狭窄の程度との関係を明らかにすることを目的としています。私たちの行った動物実験では、Muse細胞が血管に分化することを確認していることから、冠動脈疾患患者において、内因性Muse細胞は障害のある冠動脈の修復に関与していると考えています。

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その他広報誌・メディア掲載など

広報誌

市民病院広報誌「やすらぎ」第34号(平成30年8月1日発行)に、湊口信也心不全センター長、西垣和彦第一内科部長の紹介が掲載されました。掲載内容はこちらをjyun-nai.sonota.yasuragi01.jpg

受賞

・2018年度

・村瀬 浩孝: 2018年度に多くの入院患者様を担当したことで、表彰されました。

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・ 吉住 瞭: 2018年度に多くの救急患者様を担当したことで、表彰されました。

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研修医の皆様(当科研修紹介)

はじめに

循環器内科では、"一般臨床から高度医療まで、守備範囲の広い医療を実践"することを主目標に掲げて日々研鑽しています。
当科での研修によって、循環器内科特有の刻々と変化する病態をダイナミックに診断・治療することができ、急性疾患の多くをこの研修で網羅できます。また、生涯に渡って必要な一般的な手技や医学知識だけでなく、医師として何が大切で何をすべきかが分かり、将来社会に貢献できる医師になれるよう全力を挙げて指導致します。
循環器内科は、虚血性心疾患や高血圧症などを生活習慣病としてとらえ、糖尿病、動脈硬化疾患、腎不全の予防などとの内科全般とも関連し、検査や治療にじっくり取り組んでいける点でも大変やりがいのある分野であるといえます。当科では、上級医・指導医の熱心な指導により、診察から検査、診断、治療にいたるまで一貫性を持って患者と関わることができます。
循環器内科は、内科の中でも中心分野の一つであるため、医師としての総合的な力が得られます。このため、最初は循環器内科医以外を目指していても、その後循環器内科に転向することや、その逆も比較的容易です。循環器内科はチーム医療を必要とするため、おのずからコメディカルも含めた連帯感は強く、厳しさの中にも家族的な雰囲気があります。
是非、循環器内科で研修していただき、1人でも多くの患者さんを一緒に助けましょう。

初期研修

第1内科研修プログラム

I プログラムの一般目標(GIO)
 一般内科医として患者さんの全人的医療を実践するために、内科一般の総合的臨床能力を身に付け、倫理的、臨床疫学的、行動科学的、予防医学的、社会福祉学的、医療経済学的な知識を習得することを目的とする。

Ⅱ 行動目標(SBO's )

  1. 患者さんの受診動機、既往歴、治療歴、嗜好、社会的背景などを考慮した礼儀正しい問診ができる。
  2. 基本的な一般内科的診察が実践できる。
  3. 診療録への記載の他、処方箋、指示箋、診療情報提供書、紹介状、退院サマリー、各種診断書、意見書などを書くことができる。
  4. 自己評価及び第三者による評価を踏まえた問題対応能力の改善ができる。
  5. 臨床上の疑問点を解決するための情報を収集して評価し、当該患者への適応を判断できる(EBM=Evidence Based Medicine の実践ができる)。
  6. 医療安全に配慮した基本的な内科の検査や治療を実践できる。
  7. 患者さんの診断・治療をチーム医療の一員として扱うことができる。
  8. QOLに配慮した総合的な診療計画(リハビリ、緩和医療、介護、延命治療などが含まれる)を立てることができる。
  9. 個人情報の保護に配慮した診療や臨床発表ができる。
  10. 救急医療の一員として代表的な内科疾患に対応できる。
  11. 予防医学的な立場から、簡単な健診や生活指導ができる。
  12. 簡単な精神医学的診察と診療ができる。
  13. 臨床研究や治験の意義を理解し、研究や学会活動に関心を持つ。自己管理能力を身に付け、生涯にわたり基本的臨床能力の向上に努める。

Ⅲ 評価(EV)

  1. Minimum EPOCによる評価を行う。
  2. ポートフォリオで研修期間の達成度の評価を行う。
  3. 定められたレポートの提出により評価を行う。

循環器内科研修プログラム

I プログラムの一般目標(GIO)
 内科的臨床能力を基礎として、循環器内科に必要な基本的知識と技術を習得する。

Ⅱ 行動目標(SBO's )

  1. バイタルサインを正確に把握し、必要に応じて気道確保、人工呼吸、胸骨圧迫、除細動を行うことができる。
  2. 聴診にて心音、心雑音などの所見をとることができる。
  3. 胸部写真と心電図を正確に読むことができる。
  4. 心電図を自ら検査することができる。
  5. 心エコーの基本的な操作・判読ができる。
  6. 動脈血を採取して自ら動脈血ガス分析を実施することができる。
  7. 心臓カテーテル検査の助手を務めることができる。
  8. 高血圧、不整脈、心不全、狭心症の診断とその基本的な薬物治療ができる。
  9. 心臓リハビリテーション、核医学検査、冠動脈のMDCT、ペースメーカー植込み術などを見学し、その適応、検査方法、合併症などが理解できる。

Ⅲ 方略(LS)

  1. 指導医または上級医とともに入院患者の担当医となり、受け持ち患者の診療に従事する。
  2. 病棟回診に帯同し、迅速に受け持ち患者以外の診療の概要を理解する能力を向上させる。
  3. 指導医・上級医のもとで、心電図・ホルダー心電図・胸腹部 X-P ・ 心エコー・CT ・MRI・心筋シンチなどを読影する。
  4. 指導医・上級医のもとで、心臓カテーテル検査・冠動脈及び末梢血管インターベンション治療・カテーテルアブレーション治療・ペースメーカなどデバイス植込み手術に参加し、介肋する。
  5. 指導医・上級医のもとで、心臓リハビリテーションに携わる。
  6. 全体討論及び外科との合同カンファレンスに参加し、積極的に討議する。
  7. 指導医・上級医より心筋シンチ講義、心臓CT講義、不整脈講義を受ける。

Ⅳ 経験すべき診察法・検査・手技
  ※必修項目

  1. 胸部の診察ができ、記載できる。
  2. ※心電図(12誘導)・負荷心電図
  3. ※心臓超音波検査
  4. ※除細動

V 経験すべき症状・病態・疾患
  ※必修項目
  (A):入院患者を受け持ち、診断、検査、治療方針について症例レポートを提出する。
  (B):外来診療または受け持ち入院患者(合併症を含む)で自ら経験する。

  1. ※胸痛
  2. ※動悸
  3. ※急性心不全
  4. ※急性冠症候群
  5. 心不全(A)
  6. 狭心症、心筋梗塞(B)
  7. 心筋症(B)
  8. 不整脈(主要な頻脱肛、徐脱肛不整脈)(B)
  9. 高血圧症(本態性、二次性高血圧)(A)
  10. 肺循環障害(肺血栓塞栓症)(B)

VI 評価(EV)

  1. Minimum EPOCによる評価を行う。
  2. ポートフォリオで研修期間の達成度の評価を行う。
  3. レポートの提出により評価を行う。
    (浮腫、発熱、胸痛、動悸、呼吸困難、心不全、高血圧症)

内科専攻医研修(循環器内科)

I プログラムの一般目標(GIO)

 内科的臨床能力を基礎として、循環器内科に必要な基本的~専門的知識と高度な技術を習得する。

Ⅱ 行動目標(SBO's )

  1. バイタルサインを正確に把握し、必要に応じて気道確保、人工呼吸、胸骨圧迫、除細動を行うことができる。
  2. 聴診にて心音、心雑音などの所見をとることができる。
  3. 胸部写真と心電図を正確に読むことができる。
  4. 心電図を自ら検査し、正確に読むことができる。
  5. 心エコーの基本的な操作・判読ができ、正確に診断できる。
  6. 動脈血を採取して自ら動脈血ガス分析を実施し、現在の病態について説明することができる。
  7. 心臓カテーテル検査の助手を務めることができる。冠動脈造影を適正かつ安全に実施することができる。冠動脈疾患に対する冠動脈インターベンション、不整脈に対する電気生理・アブレーション、ペースメーカなどの植込み術を施行することができる。
  8. 高血圧、不整脈、心不全、狭心症の診断と薬物治療ができる。
  9. 心臓リハビリテーション、核医学検査、冠動脈のMDCT、ペースメーカー植込み術などを実施できる。

Ⅲ 方略(LS)

  1. 指導医または上級医とともに入院患者の担当医となり、受け持ち患者の診療に従事する。
  2. 病棟回診に帯同し、迅速に受け持ち患者以外の診療の概要を理解する能力を向上させる。
  3. 心電図・ホルダー心電図・胸腹部 X-P ・ 心エコー・CT ・MRI ・ 心筋シンチなどを読影する。
  4. 指導医・上級医のもとで、心臓カテーテル検査・冠動脈及び末梢血管インターベンション治療・カテーテルアブレーション治療・ペースメーカー等デバイス植込み手術を施行する。
  5. 指導医・上級医のもとで、心臓リハビリテーションに携わる。
  6. 全体討論及び外科との合同カンファレンスで積極的に討議する。

Ⅳ 週間予定(循環器内科)

午前 心カテ 心カテ
電気生理
心カテ 心カテ
電気生理
心カテ
午後 心カテ
心エコー
(Dr.精密)
病棟
第一内科
カンファレンス
心カテ
電気生理
第一内科
病棟回診
大動脈ステント
心エコー
(Dr.精密)
病棟
心カテ
電気生理
病棟
循環器内科
カンファレンス
病棟

*1年次より、入院を担当した患者を中心に、外来診療に割り当てられた曜日で行う(午前のみ)
*2年次より、入院を担当した患者と初診患者に、外来診療に割り当てられた曜日で行う(午前・午後)

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