診療情報管理室

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診療情報管理室について

 
当院は平成20年4月から厚生労働省が認定するDPC/PDPS(診断群分類に基づいた医療機関別1日入院包括支払制度)の対象病院となりました。また令和元年9月からは厚生労働省が定める施設基準に適合した、診療録管理体制加算1を算定しております。平成22年2月から電子カルテシステムを導入し、平成29年1月にシステム更新を実施しました。更新の際には、災害に備えてバックアップ機能を追加し、個人情報の保護に配慮した形で診療情報の一部を遠隔地のサーバに保存しています。
診療情報管理室は、医療を側面から支える部署として平成20年4月に設置され、医療推進局の中に位置づけられています。
医療情報室と同じ部屋内に移動し、ハード面ソフト面で互いに連携し、業務にあたっています。診療情報管理室長(医師、診療情報管理士)をはじめとした計8名(専従1名、専任3名を含む診療情報管理士7名)で構成されています。

主な業務
  1. DPC/PDPSに関する業務
    患者さんの傷病名が国際疾病分類(ICD-10)に基づき適正にコーディングされているかを専門的見地からチェックするとともに、厚生労働省に提出するデータの作成および精度管理を行っています。
  2. 診療情報を体系的・一元的に管理する業務
    電子カルテシステムの構築、診療情報を所定の様式と手順で収集し、整備しています。
  3. 診療情報を点検する業務
    診療情報の精度管理(質的・量的監査)、退院サマリのコーディングを行っています。
  4. 診療情報を安全に管理する業務
    個人情報の保護、診療記録の保管、診療情報に対するセキュリティの確保、インフォームド・コンセントに基づく、診療情報の構築を行っています。
  5. 診療情報を有効に活用する業務
    各種データを活用して診療内容を分析し、その結果を各診療科・各部門に提示することで、標準的な効率のよい医療の提供ができるよう取り組んでいます。

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診療情報管理士とは

診療記録や診療情報を適切に管理し、そこに含まれるデータや情報を分類・分析・編集し活用することにより、医療の安全管理・質の向上及び病院の経営管理に寄与する専門職です。

当院では各部署(診療情報管理室・経営企画課・医事課・地域連携室等)へも診療情報管理士を配置し、それぞれの分野で活躍しています。

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DPC(診断群分類別包括支払制度)とは

「DPC」とは、医師の診断に基づいて傷病名、年齢、意識状態レベル、手術・処置の有無など、一連の治療行為を組み合わせた「診断群分類法」をいい、「PDPS」は「一日当たりの支払制度」をいいます。DPC/PDPSの対象となるのは、一般病棟に入院されている患者さんです。
DPC/PDPSの支払制度に沿って、傷病名別に一日当たりの入院料金の額が決められています。投薬・注射・検査・処置などの診療行為は、その中に含まれる「包括評価」方式です。なお、手術など医師の専門的な技術を必要とする分野は、別に出来高算定方式で計算されます。

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疾病大分類別・性別 退院患者数(主病名)

期間 令和3年1月~令和3年12月

大分類 ICD 総数 構成比
01:感染症及び寄生虫症 A00-B99 172 155 327 2.32%
02:新生物<腫瘍> C00-D48 2326 2069 4395 31.25%
03:血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害 D50-D89 73 59 132 0.94%
04:内分泌、栄養及び代謝疾患 E00-E90 168 160 328 2.33%
05:精神及び行動の障害 F00-F99 94 210 304 2.16%
06:神経系の疾患 G00-G99 135 139 274 1.95%
07:眼及び付属器の疾患 H00-H59 53 63 116 0.82%
08:耳及び乳様突起の疾患 H60-H95 44 40 84 0.60%
09:循環器系の疾患 I00-I99 1149 602 1751 12.45%
10:呼吸器系の疾患 J00-J99 592 380 972 6.91%
11:消化器系の疾患 K00-K93 915 704 1619 11.51%
12:皮膚及び皮下組織の疾患 L00-L99 93 74 167 1.19%
13:筋骨格系及び結合組織の疾患 M00-M99 347 322 669 4.76%
14:腎尿路生殖器系の疾患 N00-N99 405 484 889 6.32%
15:妊娠、分娩及び産じょく<褥> O00-O99 0 319 319 2.27%
16:周産期に発生した病態 P00-P96 112 89 201 1.43%
17:先天奇形、変形及び染色体異常 Q00-Q99 59 24 83 0.59%
18:症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの R00-R99 41 25 66 0.47%
19:損傷、中毒及びその他の外因の影響 S00-T98 460 476 936 6.65%
21:健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用 Z00-Z99 90 16 106 0.75%
22:特殊目的用コード U 185 142 327 2.32%
合計 7,513 6,552 14,065 100%

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上位5位 疾病大分類別・退院患者数(主病名)

期間 令和3年1月~令和3年12月

大分類 ICD 総数 構成比
1 02:新生物<腫瘍> C00-D48 2326 2069 4395 31.25%
2 09:循環器系の疾患 I00-I99 1149 602 1751 12.45%
3 11:消化器系の疾患 K00-K93 915 704 1619 11.51%
4 10:呼吸器系の疾患 J00-J99 592 380 972 6.91%
5 19:損傷、中毒及びその他の外因の影響 S00-T98 460 476 936 6.65%

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疾病大分類別・性別 死亡患者数(主病名) ※救急外来での死亡は除く

期間 令和3年1月~令和3年12月

大分類 ICD 総数 構成比
01:感染症及び寄生虫症 A00-B99 2 2 4 1.86%
02:新生物<腫瘍> C00-D48 54 35 89 41.40%
03:血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害 D50-D89 2 0 2 0.93%
04:内分泌、栄養及び代謝疾患 E00-E90 0 1 1 0.47%
05:精神及び行動の障害 F00-F99 0 0 0 0.00%
06:神経系の疾患 G00-G99 2 4 6 2.79%
07:眼及び付属器の疾患 H00-H59 0 0 0 0.00%
08:耳及び乳様突起の疾患 H60-H95 0 0 0 0.00%
09:循環器系の疾患 I00-I99 19 25 44 20.47%
10:呼吸器系の疾患 J00-J99 23 15 38 17.67%
11:消化器系の疾患 K00-K93 6 4 10 4.65%
12:皮膚及び皮下組織の疾患 L00-L99 2 0 2 0.93%
13:筋骨格系及び結合組織の疾患 M00-M99 0 1 1 0.47%
14:腎尿路生殖器系の疾患 N00-N99 0 1 1 0.47%
15:妊娠、分娩及び産じょく<褥> O00-O99 0 0 0 0.00%
16:周産期に発生した病態 P00-P96 0 0 0 0.00%
17:先天奇形、変形及び染色体異常 Q00-Q99 0 0 0 0.00%
18:症状、徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの R00-R99 0 0 0 0.00%
19:損傷、中毒及びその他の外因の影響 S00-T98 5 3 8 3.72%
21:健康状態に影響を及ぼす要因及び保健サービスの利用 Z00-Z99 0 0 0 0.00%
22:特殊目的用コード U 7 2 9 4.19%
合計 122 93 215

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上位5位 疾病大分類別・死亡患者数

期間 令和3年1月~令和3年12月

大分類 ICD 総数 構成比
1 02:新生物<腫瘍> C00-D48 54 35 89 41.40%
2 09:循環器系の疾患 I00-I99 19 25 44 20.47%
3 10:呼吸器系の疾患 J00-J99 23 15 38 17.67%
4 11:消化器系の疾患 K00-K93 6 4 10 4.65%
5 22:特殊目的用コード U 7 2 9 4.19%

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