医療クラーク室

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医療クラーク室について

医療クラーク室長のご挨拶

医療クラーク室のページをご覧いただきありがとうございます。
令和3年4月に医療クラーク室長を拝命した仲田です。
当院医療クラーク室には、令和5年4月現在56名の医師事務作業補助者(以下「クラーク」という)及び秘書系クラークが在籍し、私を含めた3人の職員及び診療局長(医師)がクラークを支えています。
病院では患者さんのために多くの職員が働いています。医師、看護師、薬剤師、検査技師、理学療法士、社会福祉士...まだまだ書ききれないほど多くの職種の職員で患者さんを支えています。
その中でも、多忙な医師を助けるために生まれたのが「医師事務作業補助者」です。当院でも、平成20年度に最初のクラークを採用しました。クラークが行う業務は、すべて医師の指示によります。具体的な業務は、医師が記載すべき診断書や意見書の下書き、診察に同席して行う診療録の代行入力などです。これらを行うことで、医師の負担軽減をはかっています。
当院では昨年度よりAI問診を始めましたが、受付で患者さんが行った問診の内容を、診察が始まるまでにカルテに記載する業務を行う(医師の指示による)など、活躍の場も増えています。
クラークには国家資格がありませんが、現場で数多くの勉強をしていく中で知識を深め、プロ集団として活躍すべく日々業務に邁進しています。


また、子育て世代のクラークも多く、コロナ禍では多くのクラークが緊急事態宣言発令時など出勤できませんでした。しかし、その際は出勤できるクラークが助け合い、日々の業務をこなしていきました。自発的に助け合えたクラークを、私は誇りに思っています。
この経験より、一人のクラークがいくつかの診療科を担当できることは重要だと痛感しました。そのため、今後は一人のクラークが最低2つの診療科(できれば内科系と外科系)を経験し、その後スペシャリストを育成していく方向性を定め、現在取り組んでいます。


また、クラークの中には、16名のリーダークラークがいます。リーダークラークは、クラーク全員が同じスキルを持てるよう業務のチェックシートを作成したり、キャリアパスの見直しや、全体の業務改善を行っており、今後のますますの活躍に期待がかかります。
そんなクラークが働きやすい環境を作り、「ここで働いてよかった」と思いながら働き続けてもらえるよう、室長として日々職務にあたっています。


以上が当院医療クラーク室の紹介になります。まだまだ一緒に働いてくれる仲間を募集していますので、興味を持たれた方は、ぜひご応募ください。

室員からのご挨拶①

今年度4月から医療クラーク室を兼務させていただきます医事課係長の篠田と申します。
当院では、世の中が医師事務作業補助者の必要性に気が付く前からクラークを配置し、診察の効率を高めていました。しかしながら、当時は公立病院の特性により、なかなか組織化されず育成・質の向上が望めませんでした。
近年、クラークの有用性が認められ、医師の働き方改革という追い風もあり、診療報酬改定を重ねる毎に医師事務作業補助者の加算点数が高くなっています。これは、国から医師事務作業補助者の必要性を認められているということです。当院においても、クラークがいなければ診察がスムーズにできなくなるほど必要な存在となっています。
数年前から、医療クラーク室では、医療現場のニーズに応えるべく体制を組織化し、育成に力を注いでいます。私も微力ながらクラークの質の向上に寄与し、スタッフが笑顔で働ける環境の整備に尽力いたします。

室員からのご挨拶②

今年度も引き続き医事課と医療クラーク室の担当となりました石川と申します。
医療の高度化・複雑化などに伴い、現場で働く医師は、一人で全てを行うことが難しくなっています。
このため、様々なスタッフが関わってチームとして働き、患者さんの治療・ケアに携わっています。
クラークは事務的な面で医師をサポートする職種です。このことによって間接的ですが患者さんのサポートもしています。携わっている皆さんもきっとこのことが働く喜びになっていると思います。
私もクラークのサポートを担当することによって、間接的ではありますが医師や患者さんをサポートできることをとても嬉しく思っています。
医療系の資格が無くてもクラークになることができます。
もし医療現場をサポートしたいと思った方、私たちの仲間になりませんか?

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医師事務作業補助者について

当院は、岐阜医療圏の基幹病院であり、様々な病気に対し医療行為が行われております。医師の事務作業の負担軽減をし、診療にできる限り専念する目的で医師事務作業補助者を配置し、医師のサポート体制を充実させています。医師事務作業補助者は、医師の指示の下、事務作業の支援・補助を業務として行います。令和3年11月現在、『A207-2 医師事務作業補助体制加算1』の施設基準を整え、医師のサポートを行っています。

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医師事務作業補助者が求められている背景

医療現場において、医師の業務負担の大きさが長年問題視され、医療の質の担保が重要課題とされています。医師が行っている事務業務の負担を軽減し、診療業務に専念できる環境を作り、医療の質を向上させることを目的として医師事務作業補助者が誕生しました。岐阜市民病院においてもこの課題に取り組むため、積極的に医師事務作業補助者の採用をおこなっております。
また、現在、国が推進する医師の働き方改革において、医師事務作業補助者は欠かせない存在で、切り札と言われるようになってきました。

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医師事務作業補助者になるためには

 医師事務作業補助者になるために必要な免許や経験などは、特にありません(複数の民間団体が行う認定試験などがありますが、必須ではありません)。
 そのため、岐阜市民病院においても様々な経験を持つ実務者が一緒に働いています。大切なのは医師や他の医療スタッフ(看護師や薬剤師など)や事務職員との連絡・調整が頻繁に発生しますので、教育背景や経験以上に、これらの職種との「コミュニケーション力」が最も求められる能力といえるでしょう。

あなたにもできる!
病院は、医師や看護師を支援する人材を求めています

【PR動画 医師事務作業補助者編】厚生労働省 / MHLWchannel

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医師事務作業補助者の現在行っている主な業務

医師が行う業務のうち、事務的な業務をサポートします。

  • 診断書などの医療文書の作成補助
  • 検査、注射指示などの電子カルテへの代行入力
  • 院内会議・学会・研究会のための資料作成等の準備作業
  • 疾患別患者数や手術件数等の集計 など

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先輩職員の声

実際に当院で働いているクラークの声です。
現場の息づかい、雰囲気など、是非感じてください!

【Cさん】
私たち医療クラークは、医師の事務作業を補助しています。医師の業務には、病気の治療の他にも、様々な事務作業があります。例えば、診断書や同意書などの書類作成、患者さんに検査を受けていただくためのオーダー業務、カルテの記載、他の医療機関への情報提供書の作成、症例検討会の準備、学会に関する手術等のデータ入力など、多岐に渡ります。
私は内科に所属し、診療情報提供書の下書きやオーダー業務などを行っています。専門用語も多いため、難しいと感じる時もありますが、医師が丁寧に指導してくださるので、徐々に理解できるようになります。医師や他職種と相談しながら行うことも多く、コミュニケーションを取りながら行えるので、一人で悩む必要はありません。医師からも、「医療クラークのおかげで、電子カルテではなく、患者さんの顔を見て外来診察を行える」と感謝されました。医師からの「ありがとう」が私たちのモチベーションであり、やりがいを感じられる瞬間です。医師を補助することで、結果的に医療に携わることとなり、患者さんやそのご家族の役に立っていると感じることもまた、この仕事の喜びの一つです。
医師の長時間労働が社会問題となっており、「医師の働き方改革」に向け様々な取組みが開始されていますが、まだまだ進んでいないのが現状です。そんな多忙な医師の仕事を整理し、更に診療に専念していただくためにも、私たち医療クラークは病院に欠かせない存在だと自負しています。

【Dさん】
前職は生命・損害保険代理店で約8年間、営業事務として勤務しておりました。2013年7月から当院のクラークとして勤務しております。医療関係の仕事は初めてでしたが、優しい先輩や先生方に支えられ、今までやってくることが出来ました。医療知識が乏しく、先生や看護師さんたちの言っていることがわからない?からもっと知りたい!をモットーに自己研鑽を重ねてチーム医療の一員として欠かせない存在になることが目標です。当院の理念である「心にひびく医療の実践」を実行するため、常に患者さん目線で業務を遂行するよう心掛けています。

【Eさん】
◆こころがけていること
  笑顔・誠意・知性 それと母性(笑)
◆まねしたいこと
  落ち込んでると「大丈夫よ」って助けてくれる先輩の前向きな姿勢
  看護師さんの患者さんへの優しい声かけと、テキパキとしたフットワーク
◆うれしいこと
  やっぱり医師からの「ありがとう」
  この言葉を聞くために日々勉強中!!

【Fさん】
医療機関での仕事経験はなくクラークという職種について何も知らなかったわたしが入職したのは子どもが幼稚園に入園するときでした。配属先の診療科スタッフのみなさんに助けてもらいながらクラークのプロフェッショナルになるため日々勉強中です。参観日など学校行事のときにお休みをいただける環境であることにも感謝しています。

【Gさん】
2013年7月より従事しています。前職は医療とは程遠い仕事をしており、最初は何の知識もない状態でしたが、周りの方々に助けていただき、いつの間にか診療科内で一番の古株となっていました。事務スタッフでありながら、直接医師の診療のサポートができることがこの仕事の魅力だと感じています。これからも頑張っていきたいと思っています。

【Hさん】
入職して3年目です。周りの方々に助けて頂きながら、ここまで頑張ってこれました。
円滑に診察が行われるよう、医師、看護師、他のスタッフ、患者さんとのコミュニケーションを大切にし、詳細かつ正確な情報の伝達を心がけて業務を行っています。

【Iさん】
今年の4月からクラーク室へ配属され、6ヶ月の研修期間中、各診療科で先輩クラークさんからご指導頂きました。今は配属先も決まり、日々学ぶことがたくさんあります。早く一人前になれるよう日々頑張っています。

【Jさん】
働き初めの頃は、専門的な知識が乏しく戸惑うことがありましたが医師や看護師さんが丁寧に教えて下さり安心して業務ができました。今後も他職種の方とのコミュニケーションを大切にし、クラークとして色々な場面においても活躍出来るように頑張りたいと思ってます。

【Kさん】
今年の4月からクラークとして勤務しています。これまで医療機関での勤務経験はなく不安でしたが、入職後半年間の研修期間があり先輩方にとても親切にご指導頂きながら、勉強してきました。現在は外来の診察につかせていただいており、1日でも早く医師や看護師から信頼されるクラークになれるよう、日々努力してます。

【Lさん】
今年度は医療クラーク室のキャリアパス完成、運用開始、スタッフ研修の見直し等医療クラーク室全体での知識・意識の向上を目指しています。
医師、看護師をはじめ病院スタッフに信頼され、安心して仕事を任せて頂けるクラークとなれるよう今後も努力していきたいと思います。

【Mさん】
2019年3月からクラークとして勤務しています。
午前中は診察への陪席、午後は各種書類作成、当科医師の勤務表作成、症例登録等、クラークとして業務全般を担っています。月曜から金曜まで診察に陪席し、診察のペースやカルテの記載方法等、各々の医師に寄り添うことを心がけています。診察が終了次第、検査や予定手術・緊急手術を行うため、診察をスムーズにすすめるサポートも大切にしています。努力を続けることで、信頼を得ることができると実感しています。

【Nさん】
多忙な医師の診療時間短縮と診療の質向上を目指して、幅広い知識をもち、対応できるよう行動目標を作成して取り組んでいます。病歴の記載や、医師の診察に同席し、その場で指示を得ながらの所見の記載、往診に同行することもあります。医療従事者の一員として、患者さんや病院のために役立ちたいと考えています。

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採用後研修

採用後、32時間の新規採用者研修プログラムを実施します。
プログラムと並行して、先輩職員よりアドバイスや指導を受けながら、業務を実施します(On The Job Training:OJT)。

研修内容

総論、医療関連法規、医療保険制度、医学一般、診療録の記載事項、各種診断書の説明、
個人情報研修、電子カルテの操作研修 等

キャリアパスモデル作成にあたって

当院にて、初めてクラークが採用され12年、医療クラーク室が設置され4年が経過しました。これまで私たちは何を目標にして、何処を目指して仕事をしたら良いのか曖昧なまま、日々の業務を懸命に実施してきました。
そのような中、2024年までに段階的に施行される「医師の働き方改革」に向けて、当院でも様々なワーキンググループが立ち上がり、私たちクラークもタクスシェアに向けたワーキンググループなどに参加することとなりました。クラークは医師のタスクシェアという面で大変重要視されており、書類の下書き作成やオーダー代行入力業務などの業務にとどまらず、ICT等の技術を活用した効率化の一つである「AI問診導入に伴う初診時サマリの作成」など、働き方改革に向けた新規業務に取り組んでいます。今後も新たに取り組む業務が増えてくると予想される中、私たちクラークも業務内容の変化に柔軟に対応していかなければ、当院の医師の働き方改革の成功はなし得ないと思います。
そこで、業務内容の変化に柔軟に対応していくために必要な事として、研修・教育が大切だと考えました。その1つとして今回、今まで曖昧であった「目標」を明確にするためクラークのキャリアパス作成に取り組むこととしました。
当院では、医師事務作業補助研究会のキャリアパスを参考にしながら、クラークが将来の目標に向け、意欲的に業務や学習に取り組むことができるよう経験年数に応じて3段階でレベルを定めました。
このキャリアパスの取り組みが、クラーク一人ひとりの成長につながり、業務へのやりがいを高めつつ、医師の働き方改革の成功に繋がるようにしたいと思います。そして持続可能な医療提供体制の維持・発展の一助となるように、今後とも医療クラーク室職員が一丸となって日々の業務に努めていきたいと思います。

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雇用形態

パートタイム会計年度任用企業職員(月給制 または 時給制)

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リンク

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