小児科

《小児科外来の週間予定表はこちらです》

概要

for every child's smile

これまで私たちは、小児がんなどの『血液腫瘍性疾患』と『救急医療』を二本の柱として診療を行ってきましたが、現在はこれらに加え『心身症』や『発達障害』など、現代のこどもたちが抱えている諸問題についても専門診療を行っております。小児科領域の中では比較的シビアで辛い分野を専門としていますが、私たち小児科および小児病棟スタッフは『for every child's smile』を合言葉に、日々子どもたちと関わるようにしています。病気は体だけでなく心にもダメージを与えます。辛く大変な病気のお子さんにも、少しでも子どもらしい笑顔でいてほしい、そんな思いを込めた合言葉です。もちろん子どもたちの笑顔には、保護者の方の笑顔も必要です。入院中そして地域の保護者の方が、より安心できる小児医療を目指し、引き続き努力していきたいと思います。

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こどものもり

小児科の患者さんが入院する小児病棟は中央7階にあり、通称『こどものもり』と呼ばれています。小児病棟を入院中の子どもたちが癒される空間にしたい、そんな思いから平成27年に『こどものもりプロジェクト』を立ち上げました。この思いに賛同してくださった多くの方々から寄付をいただき、病棟にあるあらゆる物を見直し、子どもたちが笑顔になるよう工夫をしています。また同時に岐阜市立女子短期大学生活デザイン科の皆さんとコラボレーションし、病棟の壁面を沢山の動物たちが生活する可愛らしい森に変えていっています。

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スタッフ紹介

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篠田邦大 小児科一般、血液・腫瘍、救急・虐待
役職
副院長
小児科長
小児科部長
小児血液疾患センター長
Child Protection Team委員長
主な資格、認定
日本小児科学会指導医・専門医
日本血液学会指導医・専門医
日本小児血液・がん学会 指導医・専門医
日本造血細胞移植学会造血細胞移植認定医
日本小児救急医学会SIメンバー
CLIC(小児医療診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会)修了
日本小児救急医学会脳死判定セミナー修了
NCPR(新生児蘇生法専門コース)修了
卒業年、主な職歴
平成6年岐阜大学卒
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神田香織 小児科一般、血液・腫瘍
役職
小児科部長
主な資格、認定
日本小児科学会指導医・専門医
日本血液学会専門医
NCPR(新生児蘇生法専門コース)修了
CLIC(小児医療診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会)修了
小児・AYA世代のがんの長期フォローアップに関する研修会修了
卒業年、主な職歴
平成15年岐阜大学卒
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山下達也 思春期医療、心身症・トラウマ治療
役職
小児科副部長
主な資格、認定
日本小児科学会専門医
Somatic Experiencing Practitioner(SEP)
自我状態療法国際認定取得
日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士
EMDRベーシックトレーニング修了
ブレインスポッテイングフェーズⅠ、Ⅱ修了
CLIC(小児がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会)修了
PALSプロバイダーコース修了
NCPR(新生児蘇生法専門コース)修了
思春期保健相談士・性教育認定講師
日本小児科医会子どもの心相談医
TFT診断セラピスト
ホログラフィートークWS(ベーシック、心理的逆転、複雑性PTSD、喪失・悲嘆、アディクション、子どもの回復を援助する)修了
TF-CBT(トラウマ焦点化認知行動療法)イントロダクトリートレーニング修了
CPC-CBT(親子複合型認知行動療法)イントロダクトリートレーニング修了
子どものトラウマに関するアセスメント研修会(UPID)修了
PTSD対策専門研修(専門コース、犯罪、性犯罪被害者コース)修了
子どもの領域におけるトラウマインフォームド・ケアコース修了
子ども達のいじめのケアコース修了
卒業年、主な職歴
平成18年名古屋大学卒
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横山能文 小児科一般、血液・腫瘍、救急・集中治療
役職
小児科副部長
災害医療部副部長
救急診療部副部長
がんセンター副センター長
小児血液疾患センター副センター長
主な資格、認定
日本小児科学会指導医・専門医
日本血液学会指導医・専門医
日本小児血液・がん学会 専門医
日本造血細胞移植学会造血細胞移植認定医
PALSプロバイダー
日本DMAT隊員
小児・AYA世代のがんの長期フォローアップに関する研修会修了
NCPR(新生児蘇生法専門コース)修了
CLIC(小児がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会)修了
卒業年、主な職歴
平成19年岐阜大学卒
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森 真理 小児科一般、内分泌、緩和医療、発達障害
役職
小児科副部長
緩和医療センター副センター長
子ども・若者総合支援センター
主な資格、認定
日本小児科学会指導医・専門医
日本緩和医療学会 緩和医療認定医
子どもの心相談医
CLIC(小児がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会)修了
PALSプロバイダー
NCPR(新生児蘇生法専門コース)修了
卒業年、主な職歴
平成18年岐阜大学卒
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大城一航 小児科一般、小児神経、発達、血液
役職
小児科医長
主な資格、認定
日本小児科学会専門医
日本血液学会専門医
卒業年、主な職歴
平成25年卒
令和4年鳥取大学医学部附属病院脳神経小児科
令和6年岐阜市民病院小児科
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平手友章 小児科一般、血液・腫瘍、感染症
役職
小児科医長
感染対策部感染対策室医長
小児血液疾患センター医長
主な資格、認定
日本小児科学会専門医
日本血液学会専門医
日本小児感染症認定医
NCPR(新生児蘇生法専門コース)修了
PALSプロバイダー
インフェクションコントロールドクター(ICD)
CLIC(小児医療診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会)修了
卒業年、主な職歴
平成26年岐阜大学卒
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大島有美 小児科一般、血液・腫瘍
役職
小児科医員
輸血部輸血検査室医員
主な資格、認定
日本小児科学会専門医
日本血液学会専門医
CLIC(小児がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会)修了
卒業年、主な職歴
平成27年岐阜大学卒
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桑原祐也 小児科一般、新生児
役職
小児科医員
主な資格、認定
日本小児科学会専門医
NCPR(新生児蘇生法専門コース)修了
出生前コンサルト小児科医
卒業年、主な職歴
平成28年岐阜大学卒
令和元年岐阜県総合医療センター
令和5年岐阜大学医学部附属病院
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宮﨑太地
役職
小児科医員
主な資格、認定
日本小児科学会専門医
日本血液学会専門医
CLIC(小児医療診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会)修了
卒業年、主な職歴
平成28年岐阜大学卒
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藤木俊吾
役職
小児科医員
主な資格、認定
卒業年、主な職歴
令和2年岐阜大学卒
高山赤十字病院
岐阜県総合医療センター
岐阜大学医学部附属病院
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齋藤回
役職
小児科医員
主な資格、認定
NCPR(新生児蘇生法専門コース)修了
卒業年、主な職歴
令和3年卒
大垣市民病院
岐阜大学医学部附属病院
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篠田次郎
役職
小児科医員
主な資格、認定
卒業年、主な職歴
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宮部亜里紗
役職
小児科医員
主な資格、認定
卒業年、主な職歴
令和4年岐阜大学卒

公認心理師・臨床心理士

湊口碧

  • 保育士資格
  • 養護教諭資格
  • 小児・AYA世代のがんの長期フォローアップに関する研修会修了
  • CLIC-T(緩和ケアチームのための小児緩和ケア研修)修了
  • 摂食障害治療研修修了

岩田恵(非常勤)

  • 摂食障害治療研修修了

看護師 (認定看護師、学会認定、関連分野の研修や講習の修了者)

2024/4月現在

新生児蘇生法「一次」コースインストラクター(日本周産期・新生児医学会): 折戸
臨床輸血看護師(日本輸血・細胞治療学会認定): 国枝
造血細胞移植コーディネーター(日本造血・免疫療法学会認定): 小川
小児がん看護師(日本小児がん看護学会認定): 中野
摂食障害治療研修 修了 : 玉木
造血細胞移植看護研修会 基礎Ⅰ・Ⅱ 修了 : 大脇、松本、菱田、安藤
造血細胞移植看護研修会 基礎Ⅰ 修了 : 若松、和田
日本小児がん看護学会認定 小児がん看護師 基礎コース 修了 : 河村、大脇
造血細胞移植コーディネーター(HCTC)認定講習Ⅰ 修了 : 大脇
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コース 修了 : 牧戸、安江、田中、加藤
同種造血細胞移植後フォローアップのための看護師研修会 修了 : 小川、河村、大脇、中野、国枝
重症心身障がい児看護人材育成研修 修了 : 安江
小児・AYA世代のがんの長期フォローアップに関する研修会(LCAS) 修了 : 河村、国枝
日本小児看護学会小児看護スキルアップ研修 修了 : 河村
小児がん看護専門性向上研修 修了 : 国枝
摂食障害看護研修終了 : 中野 浅野
PALSプロバイダーコース(G2010) 修了 : 安江
災害時小児周産期リエゾン養成研修 修了 : 岩垣

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診療内容

小児血液疾患センター

当センターは小児がん等の血液腫瘍性疾患の診療を専門に行っています。小児がんは比較的まれな疾患ですが、8割を超える長期生存率となった現在でも、残念ながら1歳未満を除く小児の死因のトップであり、小児科領域において非常に重要な分野であるといえます。その診療には、医師だけでなく看護師、薬剤師、臨床心理士、検査技師、栄養管理士、理学・作業療法士等のコメディカルも含めた専門性の高いスタッフと、適切な感染症管理が行える治療環境等のハード面の充実が不可欠で、専門の施設での診療が必要です。当科では昭和62年以来、岐阜県内の小児血液腫瘍性疾患のセンター的存在として同分野の診療を行い、平成22年度に一般病棟と分離された陽圧病棟である『小児血液疾患センター』を開設しハード面も充実しました。また平成28年には血液腫瘍の患者さん専用の『小児血液疾患センターリハビリテーション室』を小児病棟内に設備し、入院初期からのリハビリテーションに力を入れております。
治療については、日本小児がん研究グループ(JCCG)の一員として、各疾患の全国規模の共同治療研究に参加し、国内最先端の治療を提供しております。また最近では、『AYA世代』と呼ばれる若年成人まで治療対象を拡大し、血液内科と協力し治療を行っています。移植医療に関しては、骨髄移植推進事業団(いわゆる骨髄バンク)移植科認定、臍帯血移植ネットワーク移植施設認定を岐阜県(小児領域)で唯一取得しており、岐阜県の子どもたちの造血幹細胞移植医療を担っています。現在は、免疫疾患、代謝疾患などの非悪性疾患の移植も積極的に行っています。さらに緩和ケアにも力を入れており、森、野浦(緩和認定看護師)を中心とし、こども病院以外では全国でも珍しい小児専門の緩和ケアチーム『こどもと家族の笑顔サポートチームひまわり』として活動しています。
<小児血液・がん学会専門医を目指す方へ> 当院は小児血液・がん専門医研修施設であり、小児血液疾患や小児がんを専門に診療する医師の育成のための研修を行っております。
ご興味のある方は、お気軽に篠田までお問い合わせください。

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365日24時間の小児救急医療体制

平成14年に岐阜地域の小児科開業医の先生方の協力を得て、当院救急室に開業医師出務型救急『岐阜小児夜間急病センター』を全国に先駆け開設しました。また平成24年に岐阜市休日診療所が当院救急室に移転し、『岐阜市休日急病センター』としてリニューアルされました。現在では毎日全ての時間帯において当院で小児の時間外初期診療に対応させていただくことが可能です。かかりつけ医さんが診療されていない時間帯のお子さんの急病の際は、病状に応じて受診を検討いただければと思います。
また、入院や救急搬送等が必要なお子さんの診療も、これまで通り行っております。こちらも時間や曜日に関わらず対応をさせていただいておりますので、かかりつけ医の先生方からご紹介いただければと思います。一次から三次救急まで、お子さんの内科疾患を365日24時間対応できる地域のセーフティーネットとして、今後も役割を果たしていきたいと思います。

今もっとも必要な医療

小児科領域で今もっとも必要な医療は何だろうか、そう考えた時に浮かんだのが『心身症』と『発達障害』でした。現在、不登校のお子さんが各クラスに一人はいるほど多くなってきています。子どもたちが置かれた環境は複雑化し、心のトラブルを抱えるお子さんが数多くいます。その一方で子どもの心のトラブルを専門にしている医師は非常に少なく、多くの患者さんや小児科医が困っている現状があります。そのため当科では、平成30年より山下(思春期保健相談士・性教育認定講師、日本小児科医会子どもの心相談医)が心身症診療に専念できるよう体制を変更し、専門外来の充実、拒食症や睡眠障害の入院治療等を行っております。
また『発達障害』に関しては、患者さんの増加に専門の医師の育成が追い付いておらず、初診が数か月待ちとなってしまう場合も少なからずあるようです。そのため当科では平成28年に発達外来を立ち上げ、現在は森(岐阜市子ども・若者総合支援センター兼務、岐阜市教育支援委員)が発達外来を行い、地域のお子さんの診断、支援を行っております。
両分野の診療に臨床心理士の存在は欠かせません。小児科専任の心理士である湊口、岩田が両分野の診療だけでなく小児がん等の長期入院を余儀なくされる患者さんの心のケアも行っております。

明るく、時に厳しく

血液腫瘍性疾患の治療は時に辛く、また子どもたちは半年以上という長期の入院生活を余儀なくされます。当科では自称『日本一明るく楽しい血液腫瘍病棟』として、入院生活を少しでも楽しく過ごせるよう色々な工夫をしています。スタッフによる七夕会やクリスマス会、夏祭り等のイベント企画、さらにはSwitchの設置、DVD/BDライブラリー、漫画や絵本などの図書の充実(これらは全て色々な方々からの寄付で購入させていただいております)、患者会『まるっけ会』主催のクリスマス会、作品展等々、この子たちは本当に大変な病気なのかと思いたくなるほどの笑顔を見せてくれます。さらに患者さんのみならず家族の方々の笑顔のためにも、以前は禁止していた祖父母やきょうだいの面会を解禁し、面会室はいつも暖かな家族団欒の場になっています。
一方、長期入院した子どもたちが退院後に不登校がちになってしまう原因の一つとして勉強の遅れがあります。当院では本荘小学校と本荘中学校の分校として『ひばり学級』という院内学級を併設し、しっかりと勉強をするよう、時には厳しく指導をしています。もちろん、院内学級は血液腫瘍性疾患のお子さんだけではなく、他の疾患で長期入院になるお子さんも通学しています。その中には体だけでなく、心に何らかのトラブルを抱えたお子さんもいらっしゃいます。そのようなお子さんが在籍校へ戻っていくお手伝いもしたいと思っております。在籍校への復学がスムーズにいくよう、在籍校の先生方にも参加をお願いし、入院時退院前の復学支援も行っています。

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幅広く奥深い診療

<小児科医を志す方へ> 私たちは、『小児科医はspecialistである前に、まずはgeneralistであるべき』と考えています。そのため当科では専門分野のみでなく、先天性心疾患や超低出生体重児など限られた疾患を除き、幅広く小児疾患全般の診療を行っています。また分野の広さだけでなく、救急外来における一次診療からICUでの集中治療を必要とする重症例の受け入れまで、奥深い診療を心がけています。初期研修から後期研修まで、小児科医を志す方は、お気軽に篠田までお問い合わせください。

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診療実績

2014年~2023年 小児血液疾患センター診療実績

  • 悪性腫瘍(初発):122例
    • 急性リンパ性白血病:68例
    • 急性骨髄性白血病:16例
    • その他の白血病:6例
    • 悪性リンパ腫:11例
    • 固形腫瘍:21例
  • 非腫瘍性血液疾患(初発):122例
    • 再生不良性貧血:7例
    • 血球貪食症候群:18例
    • 溶血性貧血:6例
    • 免疫性血小板減少症:49例
    • 遺伝性球状赤血球症:8例
    • 特発性赤芽球ろう:5例
    • 血友病:7例
    • その他:22例
  • 造血幹細胞移植:47例
    • 骨髄移植:15例
    • 末梢血幹細胞移植:16例
    • 臍帯血移植:16例

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トピックス

9月1日~30日は「世界小児がん啓発キャンペーン月間」です

9月1日~30日は「世界小児がん啓発キャンペーン月間」です。
期間中、小児がんへの理解支援を呼びかけるテーマカラーの「ゴールド」で全国の名所やシンボルがライトアップされます。
ゴールドに込められた思いは、子どもたちは「金」のように貴重な宝物。そして小児がんと向き合っている子どもたちと、彼らに必要な医療・ケアと研究に「輝かしい光を」との意味合いも込められています。
この取り組みに岐阜市民病院も賛同し、9月9日(月)18時~20時に岐阜市役所本庁舎をライトアップします。

世界小児がん啓発キャンペーン「グローバル ゴールド セプテンバー キャンペーン」の公式サイト
https://www.g-gsc.com/

夏休みこども体験学習がありました

8月3日、夏休みこども体験学習がありました。今回、『きょうだい』支援の一環として、小児病棟に長期入院中の子の『きょうだい』にも参加してもらいました。はじめは少し緊張している様子でしたが、普段はなかなか触ることのできない機械の操作をしたり、お薬の調剤体験をしたり、すべてが初めての体験に大興奮!目を輝かせて楽しむ姿がみられました。入院している子が普段病院でどんな検査やリハビリをしているか、どんなご飯を食べているかなど、入院生活について知る機会にもなり、「〇〇ちゃんはこんなことしてるんだ」と驚いていました。普段は付き添いをしている両親ともなかなか一緒にいられないですが、この日は1日一緒に過ごせる時間にもなりました。子どもたちが入院生活の中で治療をがんばっている陰には、同じ時間だけ家で頑張ってくれている『きょうだい』の存在があります。入院している子どもたちだけでなく、『きょうだい』の子にとっても病院が身近な存在となったり、寂しい気持ちを抱え込まずに"ひとりじゃない"と感じてもらえるように、来年以降もこの取り組みを続けていきたいと思います。

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病院にプラネタリウムが来ました!

7月29日、『星つむぎの村』の皆さんが移動式プラネタリウムで入院中の子どもたちに星空を届けに来てくれました。当院では2017年より開始し、今年で8回目となるイベント。コロナ禍はオンラインにするなど、さまざまな工夫をしながら続けてきました。今回は一番大きな7mドームで、感染面を考慮して少人数ごとに観られるように全7回の投映をお願いしました。村人の方がお話ししてくださる内容も毎回少しずつ違い、子どもたちの目線に合わせた解説に、心温まるひとときでした。また、事前にお伝えした子どもたちの誕生日から、一人ひとりの子が生まれた日の星空を映し出してくれる演出には、涙を流される親御さんもいました。誰にとっても特別な星空があること、もう前には進めないと思う日でも地球は動いていて、たくさんの星たちがいつも見守ってくれていること。星空を見上げることで、日々を生きる私たちに大きな視点を与えてくれたように思います。『星つむぎの村』の皆さん、今年もありがとうございました。

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七夕会を開催しました!

7月5日、七夕会を開催しました。トップバッターの学生さんからの出し物では、輪投げや魚釣りなど縁日のようにいろいろなコーナーが用意され、会場は一気に元気な声で賑わいました。先生たちからは、三線やカホンを使った歌と演奏。七夕にちなんだメドレーや沖縄民謡、けん玉とのコラボが披露されました。残念ながらけん玉は成功ならずでしたが、みんな一緒に歌ったり手拍子をしたりしながら大盛り上がりでした。日清医療食品と栄養管理室の方からは、クレープづくり体験と、すしレーンに乗せていろんなおやつのプレゼントがありました。「七夕会では何食べれるかなあ」とおやつを楽しみにしていた子がとても多かったので、この日一番の笑顔が見られました。また、フルーツの飾り切りの実演もあり、プロの華麗な手さばきに子どもたちだけでなく保護者の方からも「うわあ」「すごい」と驚きの声が上がっていました。ご協力いただいた岐阜市立看護専門学校の学生さん、日清医療食品と栄養管理室の皆さん、本当にありがとうございました。

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【スマイルマグネットプロジェクト】スイカゲーム大会をしました!

スマイルマグネットプロジェクト第5弾となる今回の企画は、スイカゲーム大会をしました。治療の関係でお部屋から出られない子も、訪室したスタッフとスイカゲームをするのが毎日の楽しみになっています。今回は「みんなでスイカゲーム大会したい」というある患者さんの言葉から開催が決まり、5月27日~31日までの5日間、それぞれがいつでも好きな時にスイカゲームをプレイし、ハイスコアが出た時やスイカができた時は写真を撮ってスタッフに報告してもらうという方式にしました。期間内はそれぞれが奮闘し、本気を出した先生たちも敵わず、上位は子どもたちが独占する結果となりました。なかなか作るのが難しいスイカを作れた子もたくさんいて、みんなよくがんばりました。

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入学&進級お祝いパーティーをしました!

それぞれに新しい生活が始まる4月、入院中の子どもたちも同じように小学校に入学したり、学年があがったりします。そこで、小児病棟では入学と進級をお祝いするパーティーを開催しました。小児科副部長のこまり先生、副院長の篠田先生からの祝辞の後、のり先生からは入学・進級試験として、みんなが大好きなスマブラのキャラクターシルエットクイズ。「はい!」「はい!」と競い合うように手を挙げて、みんなで全問正解できました。安田先生からは、ギターの弾き語りで『虹』。子どもたちもスタッフもみんな一緒に歌って、病棟内に明るい歌声が響き渡りました。本来であれば大切な節目を病院では迎えたくなかったという気持ちもきっとあると思いますが、ここにいるからこそできることもあると思います。入学・進級のみなさん、本当におめでとうございます。

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令和6年2月28日 ひなまつり音楽会をしました!

2月28日、一足早いひなまつりのお祝いに、ひなまつり音楽会を開催しました。三線、リコーダー、キーボード、ギター、マラカスを携えた小児科スタッフ扮する五人囃子が、『うれしいひなまつり』『うさぎとかめ』『ピタゴラスイッチ』『目指せ!ポケモンマスター』の計4曲を演奏。どれもみんなよく知っている曲なので、身体を揺らしてリズムに乗りながら聴いている子もいました。『うさぎとかめ』では、のり先生が曲に合わせてけん玉に挑戦。練習ではうまくいったはずが本番では調子が出ず、「あれ?もう一回!」と何度もやり直す姿に子どもたちからは笑いが起きていました。そして最後は退職される先生へ向けて、安田先生ソロの『島んちゅぬ宝』。気持ちのこもった歌と演奏にあたたかい拍手が送られました。

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令和6年2月2日 節分の豆まきをしました!

2月2日、節分の豆まきをしました。ゆか先生による絵本の読み聞かせの後、みんなで「鬼はそとー!福はうちー!」と豆まきのかけ声を練習したところで、赤鬼、青鬼が登場。うなり声をあげながら襲いかかってくる鬼たちに、びっくりして泣きだしてしまう子もいましたが、みんな一生懸命豆を投げて、鬼たちに立ち向かっていました。勇気ある子どもたちのおかげで悪さをする鬼たちもすっかり反省して、最後は仲直りの記念撮影をしました。

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令和5年12月15日 クリスマス会をしました!

12月15日、小児病棟のクリスマス会を開催しました。 岐阜市立看護専門学校の学生さんからはハンドベルの演奏とリース作りのワークショップ、朝日大学保健医療学部看護学科の学生さんからはマジックの披露、と今年も盛りだくさんの内容で、みんな興味津々な様子で目をキラキラさせていました。 小児科の先生たちの出し物は、『おおきなかぶ』の劇。当科ではもう定番となっているこの演目ですが、キャストをガラッと替えて臨んだ今回、ワイルドなお母さんが登場した際に会場のあちこちで笑いが起きていました。子どもたちはツッコミを入れたりかけ声をかけたりしながら一緒に劇を盛り上げてくれました。 そして、一番のお楽しみのピザ作り。子どもたちが自分でトッピングをして、会が終わる頃には焼きたてのピザが到着。初めて自分で作ったピザを手にして、みんなとても嬉しそうでした。楽しい思い出もプレゼントもいっぱいのクリスマスになりました。

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令和5年10月24日 ハロウィーンパーティを開催しました!

パーティーのはじまりは、小児科の男性医師・薬剤師によるダンス『可愛くてごめん』です。アイドルに扮して登場した先生たちの姿に、「かわいい~!」と言う声や「ええ~」と苦笑する声が上がっていましたが、サビの部分で先生たちが太い声で歌い始めると、みんなたまらずお腹を抱えて笑っていました。続いて、入院中のHくんと保育士のゆか先生によるマジックショー。ゆか先生との掛け合いの後に、Hくんが特技のルービックキューブを披露してくれました。みんなで順番にぐちゃぐちゃにしたルービックキューブを、目にも止まらぬ速さであっという間に全面そろえてしまうHくんの神業に、大歓声が沸きました。そして最後は、毎年恒例のチーム対抗・ミイラぐるぐる巻きゲームです。小さい子から大きい子、ママたちまでみんなで協力し合って二人の先生にトイレットペーパーを巻き巻き。判定員の篠田部長も判定に迷うほど、どちらもちゃんとミイラっぽい仕上がりになっていました。そしてお部屋に帰る前には、れいこ先生から一人ひとりにプレゼント。みんなとっても嬉しそうでした。皆さまのご協力のおかげで、今年も大盛り上がりのハロウィーンでした。

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令和5年8月24日更新 病院がプラネタリウム

8月22日、星つむぎの村さんによるプラネタリウムのイベントを実施しました。当院では2017年より毎年行っているこのイベントですが、コロナの影響でここ3年は機材のみ送っていただいての天井投影でした。今年は4年ぶりに村人の方に来ていただいて、専用のドームでの投影をお願いしました。また今回は新たな試みとして、事前に希望があった患者さんにはきょうだいや祖父母にも声をかけていただき、家族そろってイベントに参加していただきました。参加する子どもたちは何日も前からとても楽しみにしていて、「体調が悪くて行けなかったらどうしよう」と心配していた子もいましたが、無事に全員観ることができました。「プラネタリウム自体が初めて」という子も何人かいたので、ドームに入る前は少し不安そうな様子でしたが、いざ始まるとノリノリで飛び跳ねたり、綺麗な星空に見入ったりして、出てきたときにはみんなとても晴れやかな笑顔をしていました。 "普段は見ることができないけど、天井の向こうにはたくさんの星たちがいて、いつもみんなを見守ってくれているんだよ"という高橋真理子さんのメッセージ、きっと子どもたちに伝わったと思います。星つむぎの村の皆様、本当にありがとうございました。

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令和5年7月11日更新 七夕会を開催しました!

7月7日、七夕会を開催しました。まずは看護学校の学生さんによるマジックに始まり、先生たちによるジャンボリミッキー、ゆか先生による絵本の読み聞かせと盛りだくさんの内容でした。今回はジャンボリミッキーに合わせてディズニーの仮装をして参加してくれた子どもたちもいて、とっても可愛かったです。給食室からのフルーツの飾り切りの実演には、プロのテクニックに、子どもたちだけでなく大人も驚きの声を上げていました。そして、一番のお楽しみはパフェづくり。可愛い星型のチョコレートやカラフルなトッピングにみんなわくわくしながら、とってもおいしそうなパフェを作っていました。皆さんのご協力のおかげで、今年も楽しい七夕会になりました。

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令和5年5月9日更新 病棟にプレゼントをいただきました!

以前入院していた虎太郎くんより、メルちゃんのお世話入門セットとお弁当セットを寄贈していただきました。これまでもたくさんの子どもたちが遊んできたメルちゃん。ベッドが壊れてしまってからも紐や厚紙で補強しながらずっと大切に使っていたのですが、ついに新しいベッドが来て、メルちゃんも子どもたちも大喜びです。プレゼントはもちろんですが、長い入院生活を経験したからこそ何か病棟の子どもたちが喜ぶことをしたいという虎太郎くんの気持ちがとても嬉しいです。みんなで大切に使わせていただきます。本当にありがとうございました。

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令和5年4月19日更新 集合写真

2023年4月から、高橋幸利先生、林大地先生、福富惇先生、加藤駿一郎先生を新たに迎え新体制にてスタートしました。高橋先生は静岡てんかん・神経医療センター名誉院長です。てんかんセンターで20年以上学ばれた知識や経験を岐阜の皆様のお役に立てればとのことで、ご自身がお生まれになったここ岐阜市民病院で小児神経内科を開設し外来診療を行っていただくことになりました。小児神経分野も拡充し、引き続き岐阜のこどもたちの笑顔のために(心にひびく)医療を届けられるよう努めてまいります。今年度もよろしくお願いします。

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これより前は「みんなの思い出」

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