岐阜市民病院 Gifu Municipal Hospital

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医療クラーク室

医療クラーク室について

医療クラーク室長のご挨拶

医療クラーク室のページをご覧いただきありがとうございます。
令和3年4月より医療クラーク室長を拝命している仲田と申します。

令和7年10月現在、医療クラーク室には、医師事務作業補助者(以下「クラーク」という)及び秘書系クラークが計60名在籍しております。その他に部長(医師)1名、室長1名、室員2名で、医療クラーク室として活動しています。
増え続ける医師の事務作業を軽減するため、クラークは、医師の指示のもと、書類の下書き、診療録の代行入力等を行っております。当院がクラークを初めて採用したのは平成20年度であり、長い年月スキルアップを繰り返し、今では院内で「なくてはならない存在」と言ってもらえるまでになりました。
現時点では国家資格のないクラークですが、皆さんプロ意識をもって業務にあたっています。室としては、新人研修をはじめ、業務に必要な知識を深めるための研修に力を入れております。また、コロナ禍での経験を踏まえ、複数の診療科を担当できるクラークの育成にも力を入れております。
安心と安全が求められる医療の現場において、その一助となれるよう日々努力を重ね、より医師の負担を軽減できるよう、室一丸となって業務に邁進してまいります。
業務内容に興味を持たれた方、一緒に働きたい方がおられましたら、ぜひ採用情報をご覧いただき、ご応募ください。

室員からのご挨拶①

令和5年4月から医療クラーク室を兼務させていただいております、医事係長の篠田と申します。
当院では、15年以上前から医師事務作業補助者(医療クラーク)を配置し、医師の負担軽減、診察効率の向上に取り組んでいます。
近年、医療クラークの有用性が厚生労働省にも認められ、診療報酬改定を重ねるごとに増点されています。当院においても、医療クラークがいなければ診察がスムーズにできなくなるほど必要な存在となっています。
医療クラーク室では、医師のニーズに応えるべく組織化・育成に力を注いでいます。看護師のクリニカルラダーを参考に、実践力をステップごとに評価してレベルアップを図り、全体の質を高めています。
私も微力ながら医療クラークの質の向上に寄与し、スタッフが笑顔で働ける環境整備に尽力いたします。

室員からのご挨拶②

今年度より医療クラーク室を兼務させていただきます、医事課の山本と申します。
まだまだ医療クラークの業務の内容について把握できているわけではありませんが、私が毎年参加しているクリニカルパス学会でも、医師事務作業補助者に関するセクションが毎回設けられており、医療クラークの需要の高まりは感じていました。医療クラークが活躍する場は年々増える一方であり、それだけに、非常にやりがいを感じられる業務かと思います。私も兼務職員として、できる限りサポートしていく所存です。

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医師事務作業補助者について

当院は、岐阜医療圏の基幹病院であり、様々な病気に対し医療行為が行われております。医師の事務作業の負担軽減をし、診療にできる限り専念する目的で医師事務作業補助者を配置し、医師のサポート体制を充実させています。医師事務作業補助者は、医師の指示の下、事務作業の支援・補助を業務として行います。令和3年11月現在、『A207-2 医師事務作業補助体制加算1』の施設基準を整え、医師のサポートを行っています。

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医師事務作業補助者が求められている背景

医療現場において、医師の業務負担の大きさが長年問題視され、医療の質の担保が重要課題とされています。医師が行っている事務業務の負担を軽減し、診療業務に専念できる環境を作り、医療の質を向上させることを目的として医師事務作業補助者が誕生しました。岐阜市民病院においてもこの課題に取り組むため、積極的に医師事務作業補助者の採用をおこなっております。
また、現在、国が推進する医師の働き方改革において、医師事務作業補助者は欠かせない存在で、切り札と言われるようになってきました。

医師事務作業補助者になるためには

 医師事務作業補助者になるために必要な免許や経験などは、特にありません(複数の民間団体が行う認定試験などがありますが、必須ではありません)。
 そのため、岐阜市民病院においても様々な経験を持つ実務者が一緒に働いています。大切なのは医師や他の医療スタッフ(看護師や薬剤師など)や事務職員との連絡・調整が頻繁に発生しますので、教育背景や経験以上に、これらの職種との「コミュニケーション力」が最も求められる能力といえるでしょう。

あなたにもできる!
病院は、医師や看護師を支援する人材を求めています

【PR動画 医師事務作業補助者編】厚生労働省 / MHLWchannel

医師事務作業補助者の現在行っている主な業務

医師が行う業務のうち、事務的な業務をサポートします。

  • 診断書などの医療文書の作成補助
  • 検査、注射指示などの電子カルテへの代行入力
  • 院内会議・学会・研究会のための資料作成等の準備作業
  • 疾患別患者数や手術件数等の集計 など

先輩職員の声

実際に当院で働いているクラークの声です。
現場の息づかい、雰囲気など、是非感じてください!

Cさん

私たち医療クラークは、医師の事務作業を補助しています。医師の業務には、病気の治療の他にも、様々な事務作業があります。例えば、診断書や同意書などの書類作成、患者さんに検査を受けていただくためのオーダー業務、カルテの記載、他の医療機関への情報提供書の作成、症例検討会の準備、学会に関する手術等のデータ入力など、多岐に渡ります。
私は内科に所属し、診療情報提供書の下書きやオーダー業務などを行っています。専門用語も多いため、難しいと感じる時もありますが、医師が丁寧に指導してくださるので、徐々に理解できるようになります。医師や他職種と相談しながら行うことも多く、コミュニケーションを取りながら行えるので、一人で悩む必要はありません。医師からも、「医療クラークのおかげで、電子カルテではなく、患者さんの顔を見て外来診察を行える」と感謝されました。医師からの「ありがとう」が私たちのモチベーションであり、やりがいを感じられる瞬間です。医師を補助することで、結果的に医療に携わることとなり、患者さんやそのご家族の役に立っていると感じることもまた、この仕事の喜びの一つです。
医師の長時間労働が社会問題となっており、「医師の働き方改革」に向け様々な取組みが開始されていますが、まだまだ進んでいないのが現状です。そんな多忙な医師の仕事を整理し、更に診療に専念していただくためにも、私たち医療クラークは病院に欠かせない存在だと自負しています。

Dさん

前職は生命・損害保険代理店で約8年間、営業事務として勤務しておりました。2013年7月から当院のクラークとして勤務しております。医療関係の仕事は初めてでしたが、優しい先輩や先生方に支えられ、今までやってくることが出来ました。医療知識が乏しく、先生や看護師さんたちの言っていることがわからない?からもっと知りたい!をモットーに自己研鑽を重ねてチーム医療の一員として欠かせない存在になることが目標です。当院の理念である「心にひびく医療の実践」を実行するため、常に患者さん目線で業務を遂行するよう心掛けています。

Eさん

  • こころがけていること
     笑顔・誠意・知性 それと母性(笑)
  • まねしたいこと
     落ち込んでると「大丈夫よ」って助けてくれる先輩の前向きな姿勢
     看護師さんの患者さんへの優しい声かけと、テキパキとしたフットワーク
  • うれしいこと
     やっぱり医師からの「ありがとう」
     この言葉を聞くために日々勉強中!!

Fさん

医療機関での仕事経験はなくクラークという職種について何も知らなかったわたしが入職したのは子どもが幼稚園に入園するときでした。配属先の診療科スタッフのみなさんに助けてもらいながらクラークのプロフェッショナルになるため日々勉強中です。参観日など学校行事のときにお休みをいただける環境であることにも感謝しています。

Gさん

2013年7月より従事しています。前職は医療とは程遠い仕事をしており、最初は何の知識もない状態でしたが、周りの方々に助けていただき、いつの間にか診療科内で一番の古株となっていました。事務スタッフでありながら、直接医師の診療のサポートができることがこの仕事の魅力だと感じています。これからも頑張っていきたいと思っています。

Hさん

入職して3年目です。周りの方々に助けて頂きながら、ここまで頑張ってこれました。
円滑に診察が行われるよう、医師、看護師、他のスタッフ、患者さんとのコミュニケーションを大切にし、詳細かつ正確な情報の伝達を心がけて業務を行っています。

Iさん

今年の4月からクラーク室へ配属され、6ヶ月の研修期間中、各診療科で先輩クラークさんからご指導頂きました。今は配属先も決まり、日々学ぶことがたくさんあります。早く一人前になれるよう日々頑張っています。

Jさん

働き初めの頃は、専門的な知識が乏しく戸惑うことがありましたが医師や看護師さんが丁寧に教えて下さり安心して業務ができました。今後も他職種の方とのコミュニケーションを大切にし、クラークとして色々な場面においても活躍出来るように頑張りたいと思ってます。

Kさん

今年の4月からクラークとして勤務しています。これまで医療機関での勤務経験はなく不安でしたが、入職後半年間の研修期間があり先輩方にとても親切にご指導頂きながら、勉強してきました。現在は外来の診察につかせていただいており、1日でも早く医師や看護師から信頼されるクラークになれるよう、日々努力してます。

Lさん

今年度は医療クラーク室のキャリアパス完成、運用開始、スタッフ研修の見直し等医療クラーク室全体での知識・意識の向上を目指しています。
医師、看護師をはじめ病院スタッフに信頼され、安心して仕事を任せて頂けるクラークとなれるよう今後も努力していきたいと思います。

Mさん

2019年3月からクラークとして勤務しています。
午前中は診察への陪席、午後は各種書類作成、当科医師の勤務表作成、症例登録等、クラークとして業務全般を担っています。月曜から金曜まで診察に陪席し、診察のペースやカルテの記載方法等、各々の医師に寄り添うことを心がけています。診察が終了次第、検査や予定手術・緊急手術を行うため、診察をスムーズにすすめるサポートも大切にしています。努力を続けることで、信頼を得ることができると実感しています。

Nさん

多忙な医師の診療時間短縮と診療の質向上を目指して、幅広い知識をもち、対応できるよう行動目標を作成して取り組んでいます。病歴の記載や、医師の診察に同席し、その場で指示を得ながらの所見の記載、往診に同行することもあります。医療従事者の一員として、患者さんや病院のために役立ちたいと考えています。

採用後研修

採用後、32時間の新規採用者研修プログラムを実施します。
プログラムと並行して、先輩職員よりアドバイスや指導を受けながら、業務を実施します(On The Job Training:OJT)。

研修内容

総論、医療関連法規、医療保険制度、医学一般、診療録の記載事項、各種診断書の説明、
個人情報研修、電子カルテの操作研修 等

キャリアパスモデル作成にあたって

当院にて、初めてクラークが採用され12年、医療クラーク室が設置され4年が経過しました。これまで私たちは何を目標にして、何処を目指して仕事をしたら良いのか曖昧なまま、日々の業務を懸命に実施してきました。
そのような中、2024年までに段階的に施行される「医師の働き方改革」に向けて、当院でも様々なワーキンググループが立ち上がり、私たちクラークもタクスシェアに向けたワーキンググループなどに参加することとなりました。クラークは医師のタスクシェアという面で大変重要視されており、書類の下書き作成やオーダー代行入力業務などの業務にとどまらず、ICT等の技術を活用した効率化の一つである「AI問診導入に伴う初診時サマリの作成」など、働き方改革に向けた新規業務に取り組んでいます。今後も新たに取り組む業務が増えてくると予想される中、私たちクラークも業務内容の変化に柔軟に対応していかなければ、当院の医師の働き方改革の成功はなし得ないと思います。
そこで、業務内容の変化に柔軟に対応していくために必要な事として、研修・教育が大切だと考えました。その1つとして今回、今まで曖昧であった「目標」を明確にするためクラークのキャリアパス作成に取り組むこととしました。
当院では、医師事務作業補助研究会のキャリアパスを参考にしながら、クラークが将来の目標に向け、意欲的に業務や学習に取り組むことができるよう経験年数に応じて3段階でレベルを定めました。
このキャリアパスの取り組みが、クラーク一人ひとりの成長につながり、業務へのやりがいを高めつつ、医師の働き方改革の成功に繋がるようにしたいと思います。そして持続可能な医療提供体制の維持・発展の一助となるように、今後とも医療クラーク室職員が一丸となって日々の業務に努めていきたいと思います。

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雇用形態

パートタイム会計年度任用企業職員(月給制 または 時給制)

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