概要
平成4年に、消化器病センターを設立、消化器系に関する診断・治療を集中的に行っています。肝炎から肝がんまでの系統的な治療、大腸がんの早期診断・治療、胆石の非侵襲的治療が可能、一方、最新医療機器も装備しながら先端医療を目指しています。
スタッフ紹介
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診療内容
消化器内科では、消化管(食道・胃・小腸・大腸)、肝臓、膵臓、胆道などの疾患を対象に診療を行っています。
内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ等)や超音波(エコー)での診断はもちろん、最先端の治療が提供できるよう、本ページ下記のような診療を行っております。また、消化器の病気以外にも、内視鏡を使用した針生検(悪性リンパ腫や肺がんの一部など)にて、血液疾患や呼吸器疾患などの診断も可能な場合があります。
当科では、専門性の高い診療・治療が行えるよう、消化管・肝臓・胆膵の3グループにて診療を行っておりますが、常に連携をとり、確実な診療を行える体制をとっています。
当科での研修をご検討されている先生へ
当科での研修は、各グループでの研修を中心に、消化器病全領域の研修を受けて頂くことが可能です。見学・ご質問など随時受け付けております。
本ページ最後の「当科で研修を希望される専修医の先生へ」もご確認ください。
診療実績(内視鏡・超音波診断、治療)
消化管
※表は横スクロールできます
| 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 上部消化管内視鏡検査 | 5,675 | 4,860 | 5,335 | 5,219 | 5,018 |
| 上部・下部消化管ESD | 100 | 70 | 89 | 103 | 100 |
| 食道・胃静脈瘤治療(硬化療法・結紮術) | 63 | 39 | 33 | 53 | 55 |
| 胃ろう造設術および胃ろう交換 | 87 | 75 | 74 | 43 | 54 |
| 消化管超音波内視鏡 | 60 | 49 | 67 | 55 | 70 |
| 小腸カプセル内視鏡 | 27 | 34 | 37 | 16 | 23 |
| 小腸バルーン内視鏡 | 18 | 16 | 17 | 12 | 18 |
| 下部消化管内視鏡検査 | 2,750 | 2,462 | 2,690 | 2,659 | 2,612 |
肝臓
※表は横スクロールできます
| 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 肝動脈化学塞栓術(TACE) | 33 | 32 | 27 | 28 | 35 |
| バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術(B-RTO) | 1 | 9 | 6 | 8 | 11 |
| 経皮経肝門脈塞栓術(PTPE) | 3 | 1 | 2 | 2 | 2 |
| デンバー・シャント | 9 | 4 | 3 | 4 | 6 |
| 経皮的ラジオ波焼灼術(RFA) | 106 | 101 | 73 | 76 | 83 |
| 造影超音波検査 | 428 | 463 | 425 | 456 | 431 |
| 肝生検・肝腫瘍生検 | 98 | 82 | 102 | 77 | 81 |
胆道・膵臓
※表は横スクロールできます
| 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | |
|---|---|---|---|---|---|
| ERCP | 548 | 422 | 521 | 563 | 518 |
| 超音波内視鏡検査(EUS下処置を含む) | 461 | 475 | 617 | 734 | 904 |
| 超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA) | 67 | 106 | 105 | 119 | 147 |
| 超音波内視鏡下治療(EUS-BD・EUS-PD・ネクロセクトミー) | 11 | 12 | 24 | 48 | 54 |
| 小腸内視鏡下ERCP | 36 | 43 | 36 | 64 | 39 |
| 経皮経肝胆管ドレナージ(PTBD) | 201 | 156 | 131 | 170 | 179 |
内視鏡・超音波治療
内視鏡・超音波での診断をもとに、同日もしくは予約にて治療を行います。
多種の治療・処置を行っており、その一部を示します。
ESD


ERCP 透視室および検査時

肝臓と十二指腸をつなぐ消化管(胆管)に見つかった結石を除去しています。通常治療が難しいとされる巨大結石などでも、胆道用の内視鏡や破砕処置具を使用し、治療を行えます。
膵臓の結石(膵石)も同様に治療を行っています。

悪性腫瘍による胆管閉塞に対しても、ドレナージ(通過障害の解除)を得意としており、安全に処置を受けていただけます。

胃の手術後など、ERCP用の内視鏡で処置ができない方でも、小腸内視鏡を使用しERCPを受けていただけます。
EUS-FNA

膵がんや悪性リンパ腫の診断のため、超音波内視鏡を使用し針生検を行っています。


また、十二指腸に内視鏡が挿入できないなどERCPが困難な場合でも、超音波内視鏡で胆管・胆嚢・膵管のドレナージを行うことができます。(EUS-BD、EUS-PD)

重症膵炎後の膵壊死に対しても、内視鏡的壊死物質除去術(ネクロセクトミ-)が可能です。
RFA

RFA:肝細胞癌に対する治療法のひとつです。超音波検査にて腫瘤を同定したあとにエコーガイド下で腫瘤を穿刺、ラジオ波を放出することにより凝固壊死させます。

Angio

TACE:肝細胞癌に対する治療法のひとつです。血管造影検査を行い、肝細胞癌の最終診断を行ったあとに、Angio-CTを行い、腫瘍の責任血管を同定します。選択的にカテーテルを挿入し、塞栓術を行います。
BRTO

BRTO:胃静脈瘤に対するカテーテルを用いた治療法です。胃静脈瘤の責任血管までバルーン付きのカテーテルを挿入し、塞栓術を行うことにより静脈瘤を消失させます。


抗がん剤について
がん等の悪性疾患と診断された場合、抗がん剤治療が必要となる場合があります。
近年、がん遺伝子パネル検査、および多くの新しい抗がん剤(免疫チェックポイント阻害剤、分子標的薬等)が使用可能となりました。当院でもこれらの検査、治療が可能です。
当科で研修を希望される専修医の先生へ
本ページでは、診療の一部を案内しています。上記、診療実績の通り、多くの経験を積んでいただくことが可能で、特に内視鏡治療・肝疾患治療においては、専門性の高い診療を行っています。内視鏡などの手技のみならず、肝炎治療薬・化学療法の使用・有害事象発生時の対応、癌性疼痛への対応などに対し、常にバックアップを行い、また毎週のカンファレンスでもサポートしています。
臨床研究・学会活動にも力を入れており、内視鏡・化学療法などの検討・解析、および症例報告にて経験を積んでいただき、対外的に発信していただけるよう支援します。
見学希望・ご質問などありましたら、下記までいつでもご連絡ください。
岐阜市民病院 消化器内科
E-mail : gastro●gmhosp.gifu.gifu.jp(メールを送信する際は●を@に変更してください)















