血液内科

《血液内科外来の週間予定表はこちらです》

概要

岐阜市民病医院血液内科は平成6年に開設されて以来、多くの患者さんの診療を担当してきました。
これまでの実績をもとに、平成22年9月の新築移転により、血液内科は、西診療棟9階に無菌個室8床を有する成人に対する血液腫瘍センターとして医療を提供しています。

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スタッフ紹介

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髙橋健
役職
血液腫瘍センター長
輸血部長
健康管理センター長
地域連携部長
医療情報部副部長
主な資格、認定
日本血液学会指導医・専門医
日本内科学会内科指導医・認定内科医
造血幹細胞移植認定医
卒業年、主な職歴
昭和57年金沢大学医学部卒
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笠原千嗣
役職
血液内科部長
研修センター長
外来化学療法部副部長
輸血部副部長
主な資格、認定
日本血液学会指導医・専門医
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法指導医・専門医
日本内科学会内科指導医・認定内科医・総合内科専門医
日本輸血・細胞治療学会認定医
造血幹細胞移植認定医
日本がん治療認定医機構認定医・暫定教育医
日本輸血・細胞治療学会細胞治療認定管理師
卒業年、主な職歴
平成8年岐阜大学医学部卒
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後藤尚絵
役職
血液内科部副部長
感染対策部副部長
主な資格、認定
日本血液学会指導医・専門医
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法指導医・専門医
日本内科学会内科指導医・認定内科医・総合内科専門医
日本輸血・細胞治療学会認定医
日本がん治療認定医機構認定医・暫定教育医
卒業年、主な職歴
平成11年岐阜大学医学部卒
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柴田悠平
役職
血液内科部医長
第二内科部医長
主な資格、認定
日本血液学会専門医
日本内科学会認定内科医
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医
卒業年、主な職歴
平成20年岐阜大学医学部卒
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生駒良和
役職
血液内科部医員
第二内科部医員
救急診療部医員
主な資格、認定
日本内科学会認定内科医 
卒業年、主な職歴
平成25年岐阜大学医学部卒 
非常勤医師
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阪哲彰
役職
血液内科部非常勤医師
主な資格、認定
日本内科学会認定内科医 
卒業年、主な職歴
平成24年卒 

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診療内容・診療実績

血液内科の対象疾患は白血病、悪性リンパ腫など血液悪性腫瘍が中心となりますが、難治性貧血や血小板減少、凝固異常に伴う出血性疾患などの非腫瘍性疾患も含め、多岐にわたる疾患の診療を行っています。

造血器腫瘍性疾患 初診患者数

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造血器非腫瘍性疾患 初診患者数

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治療は薬剤による化学療法が中心となります。また、適応のある患者さんに対しては、放射線治療や外科的治療を、各科と協力体制のもと実施しています。個々の患者さんに適切な、科学的根拠に基づいた治療を行うよう心がけています。また、新規治療を追求すべく、積極的に臨床試験や治験に取り組んでいます。治験に関しては下記もご参照下さい。

主な臨床試験についてはこちらをご覧ください

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また外来化学療法センターの開設により、従来、入院中心で行っていた化学療法を外来でも実施できる体制を取っています。生活の質(QOL)の向上を目指し、患者さんが日常生活を送りながら、外来でも治療の継続ができる柔軟な対応が可能となっております。

外来化学療法センターについてはこちらをご覧ください。

人口構成の変化に伴い患者さんの高齢化も進んでおり、また、合併症を有する患者さんも多くなっています。高齢患者さんの状態は非常に多様であり、画一的な治療指針に従うだけでは適切な治療選択が困難です。当院では高齢者総合的機能評価 (Comprehensive Geriatric Assessment; CGA) を用いて、高齢患者さんを適切に評価する取り組みを行っています。ひとりひとりの患者さんに対して、患者さん・ご家族と相談(十分なインフォームドコンセント)のもと、適切な治療の選択と実施を心掛けています。

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造血幹細胞移植

通常の化学療法で治癒しがたい血液疾患に対しては造血幹細胞移植を実施しています。多発性骨髄腫、悪性リンパ腫に対しては自家移植を、難治性の白血病や悪性リンパ腫に対しては同種移植を行っています。当院は日本骨髄バンクの骨髄移植施設認定を受けており、さらに2014年2月には末梢血幹細胞移植・採取認定施設となりました。従来から行ってきた血縁者間移植に加え、骨髄バンクを介した非血縁者間移植や臍帯血移植、HLA半合致移植などを実施できる体制を整えています。また、かつては同種移植が困難と考えられた高齢者や合併症を有する患者さんに対する、移植前処置の強度を減弱した移植も実施しています。様々な移植の選択肢があるなかで、個々の患者さんに合わせた、最良の医療を提供できるように努めています。

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入院病棟の風景

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西診療棟9階 血液腫瘍センター
高度無菌病室(クラス100)2床において、主に移植治療を行っています。

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無菌病室(クラス1000)6床を中心に血液腫瘍に対する化学療法を行っています。

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回廊型の病棟を利用して、多くの患者さんがリハビリに励んでいます。
また、デイコーナーにはエアロバイクを設置し、化学療法に伴う免疫抑制状態の患者さんでも効率的なリハビリを実施できる体制を整えています。

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働く世代の患者さんに対する就労支援や、治療開始早期からの緩和ケアチームの介入など、患者さんやご家族が安心して治療を受けていただける体制・環境づくりにも力を入れています。
当院全体としての取り組みに関してはこちらをご覧ください。

がん相談支援センターについてはこちらをご覧ください。

緩和ケアセンターについてはこちらをご覧ください。

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診察日

初診再診とも、月~金まで一般診療(受付午前11時まで)を行っています。午後からは、特殊検査・処置・病状説明面談など予約診療を行っています。
また2013年7月より第一水曜午後に移植後フォローアップ外来を開設しました。造血幹細胞移植認定医と専門の看護師・薬剤師が、移植患者さんのGVHDや日々の暮らしでの悩みへの対処法を一緒に考え、患者さんに好評を得ています。

外来の診察予定表はこちらをご覧ください。

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診察の流れ

紹介状をお持ちの方が優先となりますことをご了承下さい。
初診の場合は、まず問診のあとに診察を行います。その後、必要に応じて血液検査、エコー検査、X線検査、CT検査などを施行してから再度診察となります。初診日に十分なご説明のもと骨髄検査などより詳細な検査を施行する場合があります。その後の対応は、患者さんの病状、検査結果などにより異なります。
初診、予約患者さんの検査結果の確認、説明などにより、どうしても一人の方の診療にかかる時間が長くなるため、待ち時間が長くなる可能性があります。また、各患者さんにより病状が異なりますので、診察の順番が入れ替わる可能性があることをご了承下さい。スタッフ一同、可能な限り迅速な対応を心がけておりますが、血液内科独自の診療内容をご理解頂き、ご協力頂きますよう願い致します。

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病診・病病連携

診療所および近隣の病院との連携のもと、血液疾患専門施設としてその役割を果たすよう努めております。病状把握や検査の省略により診療がよりスムーズになりますので、他の診療所や病院に通院中の方はぜひ紹介状を持参してください。また、病状が落ち着いている方は、お近くの診療所、もしくは病院に御紹介させて頂き、かかりつけ医の先生と連携の上、診療させて頂いております。慢性期の治療、合併症の治療、在宅治療などにおいても、かかりつけ医の先生方と協力をしながら、連携体制のもとで最適な治療の提供に努めています。

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セカンドオピニオンについて

血液内科では、他院受診中に当院でのセカンドオピニオンをご希望の患者さんの受け入れもしております。

セカンドオピニオン外来についてはこちらをご覧ください。

また、当院にて治療中の患者さんで、他病院でのセカンドオピニオンが必要であるとお考えの患者さんにはご希望の医療機関に紹介状を準備いたしますので、遠慮なくお申し出ください。

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チーム医療について

患者さん中心の医療実現のため、新病棟の稼働にあわせて院内チーム医療体制の整備を進め、平成22年から、血液内科と小児科を中心として、薬剤部、中央検査部、輸血部、リハビリテーション科、放射線科、栄養科、口腔外科、臨床工学士、緩和ケアチーム、事務部門および病棟の各スタッフなど関連各部門が参加する血液腫瘍センターを院内に組織し診療に当たっています。
造血幹細胞移植スタッフセミナーや血液腫瘍センターミーティングなど、大小さまざまなミーティング、カンファレンスを開催し、チーム内の連携を深め、知識・技術の向上に努めています。

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また、院内のみではなく、院外チーム医療体制確立の取り組みとして、岐阜地区の血液内科医が統一された方針に基づき治療することにより、患者さんへ標準化された医療、さらにより高度な医療を提供することを目的として設立されているGifu Hematology Study Group(GHSG)の基幹病院としての役割を担っており、岐阜大学医学部附属病院、岐阜赤十字病院、岐阜県総合医療センター、中濃厚生病院、松波総合病院、岐北厚生病院、高山赤十字病院、一宮市立木曽川市民病院などと密接な連携を取りつつ診療に当たっております。

GHSGホームページ

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血液内科医師、西9階病棟スタッフを中心としたチーム一丸となって、血液疾患に罹患された患者さんとそのご家族が安心して治療を受けられる体制を整えております。
病気のこと、治療のことなど、ご不明、ご不安な点などございましたら、お気軽に我々スタッフまでお問合せください。

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臨床試験・治験

当院では化学的根拠に基づいた標準治療を実施するように心がけていますが、一方で標準治療が確立していない疾患や病態に対して、標準療法を確立すべく、積極的に臨床試験に参加しています。また、国内承認前の新薬開発治験の国内担当施設として、新規薬剤開発にも携わっています。現在登録可能な臨床試験、治験に関しましては、担当医までお問い合わせください。

造血器腫瘍全般

  • 造血器腫瘍における遺伝子異常の空間的な多様性の解析

急性骨髄性白血病

  • 初発FLT3-ITD陽性急性骨髄性白血病の18-75歳の患者を対象とした寛解導入療法・地固め療法とキザルチニブとの併用およびキザルチニブによる維持療法を検討する第III相、二重盲検、プラセボ対象試験
  • 強力な寛解導入療法の適応とならない未治療のFLT3遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病患者を対象としたASP2215(gilteritinib), ASP2215+アザシチジン及びアザシチジン単独投与による第Ⅱ/Ⅲ相多施設共同非盲検3群2ステージランダム化比較試験
  • 再発又は治療抵抗性の日本人急性骨髄性白血病患者におけるDS-3032b単剤の安全性及び薬物動態の評価

悪性リンパ腫

  • 消化管非ホジキンリンパ腫に対する、内視鏡による穿孔リスク評価および減量化学療法の有効性と安全性の検討
  • 再発または難治性のハイリスクお濾胞性リンパ腫およびマントル細胞リンパ腫を対象としたベンダムスチン、リツキシマブ、シタラビン療法の第Ⅱ相試験

多発性骨髄腫

  • 初回投与量の減量を必要とする再発または難治性多発性骨髄腫に対する段階的増量レナリドミド・デキサメタゾン療法の有効性および安全性の検討
  • 新たに診断された多発性骨髄腫に対する自家造血幹細胞移植後の地固め療法としてのレナリドミド・デキサメサゾン療法および維持療法としてのレナリドミド単剤療法の有効性および安全性の検討

造血幹細胞移植

  • 造血器腫瘍に対する、リン酸フルダラビン、シタラビンとシクロフォスファミドによる移植前処置を用いた造血幹細胞移植の安全性と有効性の検討
  • 抗ヒト胸腺細胞免疫グロブリンを用いたHLA適合ドナーからの同種末梢血幹細胞移植の多施設共同第Ⅱ相試験
  • 移植前大量抗がん剤投与による口内炎に対する新規開発ポラプレジング含有トローチ剤の予防効効果の評価に関する多施設共同研究
  • 成人骨髄性血液悪性腫瘍に対する臍帯血移植におけるG-CSF priming 骨髄破壊的前治療の有効性に関するランダム化比較試験
  • 同種造血幹細胞移植患者における、ステロイド抵抗性/依存性腸管急性移植片対宿主病に対する便微生物移植 (fecal microbiota transplantation) の有効性を検討する第II相多施設共同研究

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研修施設としての役割

当院は、日本内科学会認定医制度教育病院、日本血液学会認定血液研修施設、日本臨床腫瘍学会認定研修施設の認定を受けております。また岐阜大学医学部附属病院から医療研修として医学生の受け入れもしております。診療機関としての役割以外に、教育機関としての役割も担っておりますので、ご理解頂きますようお願い致します。

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血液内科患者会

岐阜市民病院血液内科で治療を受けたことがある、また、現在治療中の患者さんおよびそのご家族の方が中心となり、血液疾患の患者・家族の会「菜生」が、平成28年8月に発足しました。参加のご希望の方や活動に興味がある方は、病棟スタッフへ問い合わせいただくか、以下のホームページをご覧下さい。

血液疾患の患者・家族の会「菜生」 ホームページ

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主な血液内科の検査の紹介

骨髄検査

主に血液疾患の診断、病状進展程度の把握などのために行われます。検査後、スライドガラス上に標本を作製し、さまざまな染色法による診断を行います。局所麻酔で行う検査で、処置時間の目安は15~30分で、日帰りで行える検査です。

FDG-PET(Positron Emission Tomography)

血液内科領域では病状の進展程度を把握するために、PETが用いられることが多くなっております。当院でも2016年よりPET-CTが導入され、院内での検査が可能となりました。PET-CTの詳細はこちら

フローサイトメトリー

急性白血病、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫の診断には血球細胞の表面マーカーの解析が欠かせず、フローサイトメトリー検査が応用されております。患者さんの末梢血や骨髄液、リンパ節などを検体として使用し、診断時、治療効果判定時、経過観察時に測定を行います。下図は、急性リンパ性白血病の解析結果です。

FISH(Fluorescence in situ hybridization)法

近年、造血器疾患の診断や予後予測に染色体・遺伝子の異常が重要であることが分かってきました。FISH法は染色体の変化・異常を検出するのに有用な検査方法です。患者さんの末梢血や骨髄液、リンパ節などを検体として使用します。下図は、慢性骨髄性白血病の原因となる融合遺伝子BCR-ABLシグナルです。

PCR(polymerase chain reaction)法

PCR法も遺伝子の異常を検出する方法です。患者さんの末梢血や骨髄液、リンパ節などを検体として使用します。ごく少量の検体から高感度に異常を検出することが可能であるため、正確な診断のみならず、治療効果判定や治療後の再発診断に重要な検査です。

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